おじたん。的ぶろぐ生活。

おじたん。である。語るんである。

やられた…17。言い訳はあの世で聞く…。

2013-08-02 11:09:32 | 我思う、故に書くなりよ。
…糖尿病なので…内科に通院…。

今までは心臓って事で、循環器ってところであれこれやってましたが…糖尿に関しては内科ですんで…。

んでまぁ、今回は適度にサバ読んで出向き、内科に関しては成功を収めたわけですけれど…内科から眼科と皮膚科に回され…(聞いてねぇよ…)待たされる人の波にもまれる事に…。

内科的には概ね、大変良い数字を示す事が出来まして…数字だけ見ると…ホントに糖尿なのか? って数字なのですが…ここから進んじゃ困るんで、糖尿扱いなのです。数字が今以上に良くなれば、ほとんど健常な人と変わらない数字になるみたいですが、それでも…。

診察で、水虫が見付かったし…目玉の検査もって事で、内科だけでなくプラス2科が付加されたんで、終わったら早々に撤収しようと思っていただけに凹む…。

おまけに…「栄養相談がありますので、お待ちください…」

さんざやってるハズの「栄養相談」がまた…。一昨日も「減塩教室」出たし…。

と、思ったら、減塩教室をやってくれた栄養士さんが現れ…。

「おじたん。さんは相談する事もう、ありませんしねぇ…でもまぁ…」

まぁ、既に血液検査の結果が出ていたので、その解説をしながら、実際の食事をどうのこうの…。もう少し、あれこれ食べていいって話にはなりましたが、現状でも概ね悪い事は無いって。ここで、うれしいお知らせが…。

「あ。次回の教室決まりましたよ。今度は脂質教室です…」
「おう。そりゃすげぇ! ぜひ出るぜぇ…」

ついでに「糖質教室」もやってくれ…と、リクエストして来ました。塩分・脂質・糖質の3つを克服しないとダメですんで…。

次は…超音波検査。肝臓とか主としてお腹ですな…。これも循環器でやってはいますが…科が別ですので。見た限りはそれほど悪くは無さそうなのは以前と同じで…。

糖尿って事ですので、眼の方もしっかりチェックされるのは判ってましたから、それはまぁそれで致し方ないんですけれどねぇ…先生が1人しかいないもんだから、当然として待たされるワケですな。眼底写真くらいは撮るんだろうなぁ…と、おおよそ見当は付いてまして…糖尿で眼科と言えば、コレなんですね。

網膜の血管が劣化して…って事になるんで、眼底出血が大変な事になると「失明」って事になりますから…。

わたくしの場合、目玉の奥を覗かれて、必ず言われる事がありましてねぇ…「緑内障」って恐ろしい病気を必ず言われる目玉なんですが…コレ、かれこれ20数年前からの話でして、実はそうじゃない事が判ってます。そんなワケでかくかくしかじかな話をしないといけませんが…

「視神経引っ込んでるでしょ? そうした目玉でして…緑内障、MS(多発性硬化症)でもありませんし、かれこれ20数年このままなので…」
「ああ、そうですか…次回はちょっと先になりますけど、視神経の検査もしておきましょうか…」

目玉もコレ以外は全然問題なし…って事で。瞳孔をフル・オープンさせる点眼薬を入れ、眼底の検査をしますが、この最中に良く見ると自分の眼底が見られるんです。かなりまぶしいので、残像程度にしか見えませんが…キレイな血管だったので安心。血管どころか、真っ赤なのがあちこちに広がってるやん…って場合はあたふたすべき状態なんで…。ただただ、ここまで辿り着くまでが長くて…。

皮膚科へ行くと…それほど待たずに、水虫の話。

言われなくても判ってましたんで、ふむふむ…と話を大人しく聞いておりました。

これもね、糖尿の人はナメて掛かると恐ろしい事になりましてね…ヒドイ水虫からバイ菌が入っちゃって、全身症状にまで進んでしまい、命まで取られたりもするんですね。蜂窩織炎とかね。

わたくしの場合、痒くも無く、皮膚が薄く乾燥して剥がれる…って感じで、まぁ、これも先に進まないように薬をちゃんと塗らないと怒るよ…って話でおしまい…。

朝の8時半ごろから始まって、一通り終わったのが午後3時少し前…ですから…待ちくたびれ…。

用は済みましたが、入院している旧友がいますんで…リハビリ経由で見舞いを…。

前日に透析を終えたと言う事と、術後の経過も良いとの事で、顔色が至極普通。心臓は改造して良くなってはいるものの、それ以外は成人病がマキシマムにマッドマックスですからねぇ…。ひたすら歩くリハビリもそこそこ調子よく、血圧の急な変動もほとんど無くて、これはこれでなにより…。

デイルームで話をしていると…。

「Yが死んだの知ってる?」
「?!」
「あー。んじゃ、誰も知らなかったって事か…」

Yとは、同じ高校で友人だった1人で、一番の出世頭でもあり、大手機械メーカーに勤めていた人です。

「かれこれ7~8年前に亡くなっていたみたいでな。大腸ガンで余命が半年だったみたいだ…」

以前、オーディオの記事で、マランツのプリメイン・アンプを私に託した友人であります…。

大人の事情ですが…家族を裏切ってしまった末の余命半年の宣告だったみたいで、誰にも言わずに逝ってしまったみたいで…少々、信じられませんでしたけれど…いや、そうと聞いても未だに…。

「音沙汰無かったし…会社も合併で知らされていたところには無くなってたし…」
「奥さんからの喪中葉書で知ったんだが、それもタイムリーなモノでは無かったな。」
「?!」
「諸事情あったんだろう。奥さん…って事でもその時点では無かったみたいでよ…」
「?!」

…驚いたと言うよりも…全然、そんなヤツじゃ無かったハズだ…って。大手に勤めて、しっかりと、着実に家族とともに幸せにいたんだと思っていたのに…。

「幾度か顔を合わす事があって…自分より奥さんが心配だ…って話はしたけどな…」
「奥さんだった人も、子供も無事だけどな…先に逝っちゃったよ…」

確かに…事情が事情だけに、言い辛かったのかもしれないが…相談でもなんでもすりゃこっちもなぁ…。

「とっくに死んでんなら、三途の川に出てくりゃいいのによ…」
「お前じゃグーで殴りそうだから、出て来なかったんじゃないか…」
「ああ。そうしてやる…。何年先か、わからねぇけど、あの世で会ったらグーで殴ってやる。」

おれらみたいに、いい加減に生きてる連中とは違って、会社の検診だってしっかり受けさせられるワケだし、そうした中での余命半年…じゃ、絶望もしたんだろうな…。家族の信頼をも失う様な事もしていたみたいだし…気持ちを慮ると…いたたまれない。

「オレより先に、お前の方が先に逝きそうだから、ちゃんと捕まえといてくれな…」
「んまぁ、そうだけど。捕まえてどうすんだよ?」
「絶対にグーで殴る。怒ってやる。お好み社中の総裁として、友人代表として、グーで殴る」
「おいおい、あの世でケンカすんのかよ? そん時は俺たちあの世なんだぜ?」
「…地獄だろうが、天国だろうが、小1時間正座させて説教してやる。」
「足なんかねぇんだぞ…あっちじゃ…」
「んじゃ、なおさらだ。キッチリ言い訳させてやる…」

…人は見掛けによらない…って事か…。あんなに、幸せだったのにな…。でも、許さん。大人の事情など知った事か。友人にも知らせずに、ただ1人逝く事を選んだのが許せねぇ。死は避けられない事かもしれないが、それなりに、俺たちにも出来る事、やれる事、最後を思う事が出来たハズだ。

「なぁ、俺たちはアイツの友人だったのかな?」
「ああ。オレはそう思っていたし、今でも思っている。だからグーで殴る。」
「なにが…そうさせちゃったのかなぁ…アイツはそんなヤツじゃねぇハズだぞ…」
「ああ。それもキッチリと聞かせてもらおう。言い訳はあの世で聞く…」

…もう、あの世でしか会えねぇじゃねぇか…。あの世で事情を聞きたいヤツは、幾人かいたりもするが…ヤツは筆頭だ…。オレは死人にも遠慮なくムチを打つ。打って打って、打ちまくる。あんなに、一緒に楽しくも、苦しくも過ごしたハズなのによ…。

「今度オレが来る時はもう退院してるな…」
「ああ、順調ならそうだな…。」
「心臓は治してもらって改造してあるから大丈夫そうだけど、他の動脈もお前の場合ヤバイんだから…」
「…そう言うなよ…一応、身に染みてんだから。」
「いや、オレもそうだったが、イマイチ、事の次第がまだ飲み込めていない…」
「確かに…」

と、注意したところで、成人病がマキシマムにマッドマックスなワケで…大した釘を刺した事にもなってもいないだろうに思うが…不注意で逝かれても困る。

たとえ、20数年音信不通であっても、友人には変わりない。大切な時間を一緒に過ごした仲間が減るのはこれ以上は勘弁だよ…。

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