おじたん。的ぶろぐ生活。

おじたん。である。語るんである。

Zippoハンディウォーマー その18。

2005-02-23 09:19:47 | お主もハクキンよのぉ…。
んー。立ち消えが多くなってきたんだなぁ…。

Zippo版の方なんだけど、急に立ち消えが多くなって来た。燃料切れかと思って、注油すると半カップほど残っている事になってる。それでもまぁ、注油して点火し直してはいるのだが、気が付くと冷たくなっている。

うむむ…。以前は持てない程の熱さをも保っていたのだが、とてもぬるいままの状態が続いている。同じ燃料を使っているスポーツの方は無問題なんだが、以前発覚した触媒のスケスケ状態が原因なのかもしれない。

となると、換えの火口の登場となるのだが、シーズン途中だから何だか気が引ける。1シーズンは持って頂かないと困るんだが、毎日使うと3ヶ月で駄目になるのかなぁ…。

と、2日ほど我慢していたが、辛抱成らない状態になったので、交換。11月6日からほぼ毎日の使用だったので、3ヶ月とちょいの付き合いだった事になる。触媒の状態を観察してみると、真ん中あたりでは反応がされていない様で、赤い反応が無い。端の方で点状に赤く反応している部分がある。

まぁ、裏から見たらスカスカのまるで変異性クロイツフェルド・ヤコブ病にかかった脳の断面みたいだから、真ん中で反応してないのも納得出来る。指でつまんで、ごにょごにょ…ってやれば、また使えそうな感じなんだけどねぇ。これはちょっと試して見ようかと思う。

んで、真新しい火口はどーよ? ってのは点けたばかりなのでまだ、わからん。刻印の違いはあるけれど、それ以外に違いの無さそうなハクキンの火口だから問題は無いだろうと。とか、書いてたら外が騒がしい。「春一番」の暴風状態になりつつあるみたいだ。1シーズンをどう捉えるか? まだまだ寒いんだけど、どうやら春の訪れに準拠したものみたいであった、Zippo版の火口だった。

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Zippoハンディウォーマー その17。

2005-02-08 19:38:09 | お主もハクキンよのぉ…。
ふと思い付いて、やってみたらそこそこ便利だったので書いておく。

あー。ハクキンカイロ自体は快調そのもので何ら心配は無いのだけれど、毎日使っていると出先で燃料切れって事はままあるのだ。そのために、Zippoライター用のオイルタンクなんかを家の鍵と一緒に持ち歩いているのだが、これは容量的には「Zippo版カイロ」もしくは「3R」向けな容量。それでも規定には足らない。

愛用している「スポーツ」は24時間分の燃料がカップ3杯なワケで、万全を期すとオイルタンクでは足らない事になる。まぁ、当たり前なんだが。

で、あれやこれや丁度良いオイルタンクを探しているのだが、なかなか見つからない。Zippoオイル入れておけば満量じゃなくても持つからいいや…的なあきらめ感の漂う方向で日々を送っていたのだが、丁度良い物が目の前に転がっていた。

ドリンク剤の小瓶。(私の場合は「グロンサン強力内服液」)

風邪だか、インフルエンザだか、ノロウィルスだか知らないが、未だにゲホゲホ、オエオエしているワケで、薬もそうなんだが、ついでに買って飲んでいる栄養ドリンクがある。これが、容量30mlって程よい物だったのだ。ガラスの小瓶だから、あまり無茶は出来ないが、何かと一緒に持ち歩いて割れる事も無さそうな程度の頑丈さはあるみたいだし。

でも、ラベル剥がしてこれだけ持ち歩いていると、すんげぇ怪しい小瓶に間違いない。シンナーだのトルエンだの合成麻薬だのって言う世界。「はくきんかいろ用べんぢん。」と書いて貼っても、いかにも信じてはくれなさそうな風情。

それでも、きっちり蓋も出来るし、カイロに注ぐのにも苦労しないし、重宝している。1本をちびちび入れ切ってもそれが24時間分なワケなので、入れ過ぎたり、余らせる事も無い所がいい。

そんなワケで、燃料切れ問題は少し解決。でもこうして1本と見ると、結構な量なんだねぇ…。オマケが2本付いたのをまとめて買ったんだけれど、気づいた今では2本しか残ってない。まぁ、あまり大量に持ち歩く必要もないし、余計に怪しさ爆発なだけだけど。もしかしたら、こういうのをこういう形で持ち歩いちゃイケナイのかな? そんな事は無いか。まぁ、カイロとセットならいいだろう…。

来シーズンまでに、もっとスマートなオイルタンクが見つかればそれに越した事も無いのだが、当面は何かの流用って事でしのぐ他に無いなぁ。市場が安定すれば、この辺の商品も世に出るんだとは思うけれど、一度は廃れ掛けた「燃料式カイロ」だからなぁ。

以上、本日のメモおしまい。

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Zippoハンディウォーマー その16。

2005-01-29 05:11:36 | お主もハクキンよのぉ…。
ここ数日、南関東でもちょいと寒い。それでも日中は何とかなるが、日が暮れるとめっきり寒い。

家の中でそんなに寒いのか…と言う話も有るが、燃料式カイロを入手してから、極力部屋の暖房は使わない事にしている。それでも、同居しているちゅーちゃん達にゃたまったもんじゃないワケなので、石油ストーブは出しているが、それも必要な時だけ。室温が10度を切るとちゅーちゃんがヤバイので、切りそうな時に。

で、カイロだが、相変わらずいい感じで「ぬくぬく…」の源になっている。燃料的には「特製カイロ用ベンヂン」に落ち着いているし、腰巻ベルトも揃ったので膝下以外は快適に過ごせる。ひと通り、眺めるなり、いじりまくるなりしてしまうと、後は実用あるのみ。細かい事はあまり気にならなくなる。

と、言いたい所だが、何気にオイルを入れて、火をつけたら燃え上がった。規定量のオイルを入れ、ぺこぺこして余分なオイルも除き、火口を取り付けて3分ほどしてからの事だったので、ワケが判らん。慌てずに、ふーっ! っと息を強く吹きかけて消したい所だが、これやると火口の触媒がダメになると言われているので、カバーを閉めて鎮火。

鎮火後に火口を取り外して給油口から中を覗くと、ベンヂンが口まで溢れており、火口がベンヂンでぐっしょりの状態。こりゃ燃えるよな。でも、ちゃんとぺこぺこして、オイルが漏れて来ない事を確認したのになぁ。そのまま、再度ぺこぺこしたら、溢れそうだったベンヂンは中綿に「すぅ~…」っと染み込んで消えていった。念のため、何度かぺこぺこをして、漏れて来ない事を再度確認してから、点火。
今度はいつもの通りに「もわわゎ…」っとした熱気だけとなり、点火成功。無事にぬくぬくし始めた。
それやこれやの最中に、火口がダメになったのかと思い、よくよく見てみたら、触媒が透けてあちらが何となく見える。こんなもんだったかなぁ…と、思いながら交換用のストックを出して来て見ると、透けてない事も無いが、これほど酷くも無い。おお、これが劣化と言うものなのかぁ…。

写真の上の方が透けている部分が多い。これは2004年度版Zippo版カイロのもの。昨年の11月から毎日使用している。下はハクキンカイロ3R用の交換火口(新品未使用)。

これが酷くなると、交換しないといけなくなるので、消耗品なワケだが、どうやって消耗するんだか判らなかったが、今回初めて消耗の具合を見たのである。繊維化されたガラスが溶けて無くなるらしい事は知っていたが、あちらが見えちゃうんじゃなぁ。1シーズンで取り替えましょうってのは本当だと思う。その昔、知人はボーボーに燃えたのをカイロごとブン回して消火してから使っていたといい、それでも火口を交換した覚えも無く長年使っていたとの事なので、もしかしたら昔の火口の方が持ちが良かったのかもしれない。んまぁ、長い研究の末、今の火口になったワケなので、一長一短に語れないけれどね。

それでいても、熱量に衰えが見えるとか、持続時間が短くなるなんて事は今の所無い。んじゃぁ「劣化」や「消耗」じゃないんじゃないか? って気もするのだが、どうなんだか。ちなみに、熱量のもっと強いスポーツの方は新品と変わらない感じだった。購入に3週間程しか差が無いから、同じ様に毎日使っているとそろそろ似た感じになって来るのか様子を見たい所。こっちはカップ1杯分燃費が悪いが、熱いのなんのって、今では外出時のメインで使っている。

そんなわけで、やっぱり消耗品はちょっと多めに備蓄した方が良いかなぁと思い始めた。中綿はなんとかなるとしても、触媒部分は転用してくる物が無い。長く使える物だが、肝心なのはこの部分でもあるから、探しに出歩くとするかな…。

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Zippoハンディウォーマー その15。

2005-01-24 23:16:52 | お主もハクキンよのぉ…。
本家ハクキンに注文していた商品が届いた。

ハクキンベルトとフリース袋を頼んだのが昨年の12月の半ばかな? ほぼ想定どおりの到着なので、良かった。あんまり遅いと春になっちゃうしねぇ。

ハクキンベルトは少々期待外れだったなぁ。値段相応の手が掛かっていると評価は出来るが、裁断が悪い。本来ならカイロの入るポケット部分が左右共に対称なんだろうけれど、私のは見るからに非対称。これでカイロが入らないとか、入っても片側だけ…って事だったら、送り返して交換してもらう事になるが、入らないワケじゃないので、そのまま使う事にする。細かい事気にする人なら速攻で交換だと思うねぇ。縫製はかなりしっかりしているだけに残念な所だ。

フリーサイズなんだが、ベルトの長さは100cm。でぶな私にはギリギリである。前回のブログではドラッグストアで購入した「貼れない使い捨てカイロ向けベルト」を紹介したと思うが、これは余裕のサイズだった。まぁ、痩せれば済む問題ではあるが、「太め」もしくは「でぶ」な方は要注意だと思う。素材もあまり伸縮する物ではないので、サバを読んで使うのも無理。だが、止め方がしっかりとしているので外れる事はあまりない。

腰に巻く事を考えて作られているので、お腹に巻くと下腹部が暖まる感じ。他の場所への転用は難しいねぇ。パッケージの裏側の「着用している図」を見ると、服の上からの装着を想定しているらしい。使い捨てカイロ向けベルトはどちらかと言えば、服の中に装着…と言う感じだった。だとしたら、ベルトのサイズはもう少し余裕が欲しい感じだが、これはあくまでも私が「でぶ」だからね。フリーサイズでも…。

大きく違うのは素材。使い捨てカイロ向けは薄いメッシュ素材だが、ハクキンベルトは少々厚い生地で出来ていて「ぬるい…」時にはカイロを小袋から出した状態で入れても構わないとしている。実際に小一時間散歩のお供にしたが、少々ぬるい。燃料がぬるい物でもあるので、なおさらかなぁ。むしろ、小袋に入れた状態でポケットに入れるのは少々キツイ。Zippo版や3Rならそうでも無さそうだが、スポーツはパンパンとなる。

フリース袋の方は、まぁ標準添付品と言うのか、付属品と同じだろうと思う。ネットで注文した時に見た色は「濃い目のブルー」だったのだが、届いたのは「緑」。色の指定は特に無い様なので、お任せって事なんだろう。驚いたのは、袋に付いているラベル。ロゴが「HAKKIN」なのだ。

「HAKUKIN」で統一されたとか聞いていたのだが、頼んだ2ヶ共に「HAKKIN」となっている。機能的に不備が無いのでどうでも良いのだが、商標とかって案外と厳しい事もあるやに聞くので、ちょっとね。ちなみに「ハクキン」と言って通じる事よりも「ハッキン」と言って通じる事の方が、巷の薬局・薬店では多い。「ハクキンカイロありますか?」と尋ねて「あー。ハッキンね?」と返される事がほとんどなので、通例としては良いかと思う。ついでに言えば「昔はあったのにねー。お兄さんごめんねー。」って事がほとんど。

んまぁ、サイズがギリギリって点以外にベルトには不満も無いので、概ね良好って感じかな。

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Zippoハンディウォーマー その14。

2005-01-09 04:14:25 | お主もハクキンよのぉ…。
あー。気持ちいいぃぃ…。

燃料切れ…。だったので、取り敢えずZippoオイルを2缶ほど買ったのだが、本筋としてはベンヂン。

Zippoオイルばかりでは経済的に宜しくないのでベンヂンも併用しているのだが、近所のドラッグストアでは「品切れ」。うず高く積まれる使い捨てカイロには目もくれず、他のブツを物色する。

あった…。100均やドラッグストアで売っているとの情報は得ていたのだが、実物には中々お目にかかれなかった「カイロベルト」。

あまりにも見かけ無かったので、ハクキンにオーダーしてはいるのだが、今の所届いていないので、見つけたらゲットだな…と思っていたのである。¥522也。100均どころの値段では無いが、これを見送るのも気分的にイヤなワケで、余分にあって、困るものでも無いかなぁ…と。

メッシュの袋をベルトでお腹やらに巻きつけるって物で、メッシュの袋にカイロを入れる。ウェストポーチ的な構造だ。ここで言うカイロは、メーカーとしては「貼れないタイプの使い捨てカイロ」を指しており、燃料式カイロでは無いのだが、別に大きな問題は無いと思うんで、すかさず使用中なのだ。

おまけに、このベルトの片方が幅広パンツのゴムになっているので、フィット感が優れている。サイズ的にも余裕があるので、でぶやな私にもフィットし過ぎる事も無く、余裕かましている。出来れば薄手のZippo版カイロ(本家なら3R)の方がより優しいフィット感が生まれる所であろうが、私の場合はハクキンカイロスポーツを入れており、ゴツゴツ、ゴロゴロと言った、違和感の伴う場合の多々ある使用法となっている。こっちの方があっちくて心地良いのである。

実に、腰の調度良いツボがあちくてたまらんのですよ。巻き付け方次第では背中でも肩でも安定して固定出来るので、私の場合「肩こり」の解消にも「うしし…」なのですな。

付けてみて、なんだか海外旅行にオススメな「パスポート・貴重品入れ」として売ってる物と変わらない気もするのであるが、気付かなかった事にしておこう。あー。裏にそう書いてある…。

ドラッグストアを物色していて、足先っちょ用の使い捨てカイロが出ているのを初めて知った。これは使い捨てならではのツボを抑えた商品で、ハクキナーの私も唸らされた。足先っちょからの冷えがいかほどの物か、数日前にイヤと言う程に身に染みているので、これは試してみないとイケナイと思う。指先に微妙な力を入れないとイケナイ場合にどうなるのかって事が、足場の悪い所では重要だと思うからねぇ。

一番近いドラッグストアで燃料が手に入らないとなると、ちょっとガッカリだったりしたのだが、代わりになかなかのグッズが手に入ったワケなので、ヨシとしておこう。春はまだまだ先の事だし、まだまだ寒いものなぁ。

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Zippoハンディウォーマー その13。

2005-01-03 23:36:49 | お主もハクキンよのぉ…。
今年もハクキナー。ぬくぬくの伝道に勤しむ。

しっかりと雪なんか降る寒さがやって来て、その真価が問われるワケだが、実に頼もしい事になってる。

Zippo版とスポーツの併用が続いているワケであるが、主力がスポーツに移って来た。しっかりとした寒さにはしっかりと熱ちい方が抜群の効果をもたらすのは当たり前。握ってヨシ、懐でヨシの頼もしさがたまらんのです。

残念ながら、このスポーツと言うモデルは既にディスコンとなっており、限定販売が終われば購入は難しいワケで、余裕があればもう1個欲しいのだが、そうもいかない所が惜しい。

が、現行品には高温型のPEACOCK pocket warmer#Sってモデルがあるので、ゆくゆくはこちらを手に入れようかと…考え中。でもこれって、写真や諸元で見る限りZippo版の元になった3Rとサイズも火口も燃焼時間も同じ事になっている。とするとカバーに開けられた空気穴の大きさの違いなんだろうなぁ。

ともあれ、高温型のありがたさ…ってのを知ってしまうとやみつきになる私であった。

少々、難を言えば、燃費が悪い。近所で購入できる特製ベンヂンがみるみる無くなっていくのである。本音を言えば、寒さと持続時間でZippoオイルで使いたい所なんだが、価格が折り合わないでいる。ブレンドする作戦は温度的に不満の出る寒さであるがために、ベンヂンオンリーとなったワケだが、併用するZippo版でこれを使うと、ぬるぬる…と言う温度で長時間過ごさなければならない。

うむむ…。燃料すら満足に買えない身であるが故に、情け無いハクキナーである事の証。だが、ここは知恵を絞ってより一層のエコロジーで乗り切らねばならないなぁ。そろそろ本気でホワイトガソリンの導入を検討しなければいかんかも知れぬ。ぬぅ。

今までを振り返り、燃料式カイロの「ゴミを出さない度」の素晴らしさに驚いてもいる。特製ベンヂンのプラボトルが3本だけ。これが使い捨てカイロだとするとどうなるんだか。環境に優しいと言うよりゴミ捨てが面倒な身としてはこれは大変助かる。

先日、某証券会社でOLをやっている自称・帰国子女に燃料式カイロを見せてあげた。見せてあげたのは理由があって、他人が燃料式カイロから滲み出る「臭い」をどう評価するのか興味深い所があったからだ。使っている自分は全く気にならないのだが、普段からZippoライターを持ち歩いているし、嫌いな臭いでも無いため、かなり贔屓目で見ていると思う。タバコも吸わない彼女がどう臭いに反応するか実験台になってもらったワケ。

結果、臭いはあるが、気になる程の物ではない…って事だそうだ。愛用者の中にはアロマオイルを袋に染み込ませて臭いを紛らわせている人もいると聞くので、ちょっと心配だったのだが。それよりもZippo版を奪われそうになった。

カイロ自体、別に新しい物でも無い。が、知られていない事の実証みたいな物で、見た事も聞いた事も無かったそうだ。海外ではハンディウォーマーでそこそこ知られている様ではあるが、西海岸あたりの北米じゃあまり使われないのかも知れぬ。ぬぃ。日本では「おじいさんおばあさんのアイテムだった」物であると教えると、そういう感じはしないと言う。Zippoブランドで販売はされているが、日本で生まれて細々と生きて残った物だと話すと、感激していたみたいだ。あれやこれや教えている内に、すっかり欲しくなり、ちょーだい攻撃が始まったが、おいそれとくれてやるワケには行かぬ。ぬぅ。

で、マカーな彼女はiBookでサイトを探しまくり、Webで買っていた。共同購入って事で、2300円ほどだったみたい。自分が数ヶ月前に買った時は、なんだかんだで4000円近かったのになぁ。

一応、低温火傷の危険性についても話はしておいたが、焼肉とロースとビーフの焼け具合に例えた辺りから話が変な方向に進み、まぁ、ヤケドには注意しろよ…って要旨は伝わったと思う。まぁ、晴れてハクキナーの仲間入りをしたワケで、伝道師としてはうれしい。今では毎晩のメッセンジャーで「ぬくぬく」な度合いを報告して来る。付属の袋がボロけて来た話をすると「キルティングじゃダメかな?」と素材投入してくれた。確かに、あれはちょっと良いかも知れぬ。ぬぃ。ボロけたら作ってみるそうなので、私の分もお願いはしてある。あまり断熱効果や密閉効果が高いと意味無くなってしまうが、ぬる目の燗が良いって人には良いかもだな。

古き温めて、新しきを知る…。エルメスのバーキンをこよなく愛する彼女ではあるが、その使いっぷりは見事。投資の目的でもコレクションでもなく、実用に愛されたブランド品の姿に「若ぇのにわかってるじゃねぇか、コイツ…」と唸らされる。ちゃんと手入れをしてさえいれば、長く使え、味も出る事を楽しんで愛用している所が頼もしい。「だいじだいじ…」とつぶやきながら、クリーナーを塗り塗りする姿を見て、カイロもこうして物を愛用出来る人にこそ、使って欲しい物だと思った。

ハクキンカイロってブランドも、そうした使い方をユーザーに提示していると思うし、使い捨てカイロの大量消費スタンダードな時代にあっても、そのために細々と消耗品を欠かさない様に努力している姿がそこにある。

ネットでのブームに推された感じは否めないが、燃料式カイロを愛用出来る人になってみるってのも、私が好きな方向性である。

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Zippoハンディウォーマー その12。

2004-12-20 15:02:33 | お主もハクキンよのぉ…。
コンビニで面白いものを見つけたのでゲット。使い捨てパッケージのZippoオイルである。
1本で4ccなので、レギュラーサイズのライターなら2本使えって事で、2本がパックになっていて、160円もするのだが、これなら緊急用に燃料カイロにでも宜しいかと思って買ってみた。

Zippo版カイロなら1日持つかなぁ。そんな感じの量ではあるがあくまでも緊急用だからなぁ。ライター用なんだし。

あー。でもライターの適量って8ccなのかなぁ。普段はたらたらと染み込むに任せて入れているので量なんか気にした事無い。改めて考えさせられる「量」でもあるねぇ。

まぁ、こういう形で販売してくれるとZippoライターを使っている身としてもお手軽でありがたいワケだが、なんとなく「廃れそう…」な感じもしなくは無いな、これ。

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Zippoハンディウォーマー その11。

2004-12-17 12:04:07 | お主もハクキンよのぉ…。
ハクキニストがいいのか、ハクキナーがいいのかどっちかにしたまへ。

それはさて置かれ、燃料の考察もどうでも良くなった按配で、普通に愛用しているワケだが、普段はどの様に使っているかと言うと、ポケットの中にその存在を確認できるワケである。

まぁ、スポーツは「にぎにぎ…」してナンボの物なのでこれはポケットの中でも良いが、Zippo版カイロの方はポケットには向かない。どちらかと言えば、お腹のあたりに留まり、体全体にその熱を広めてくれる方が都合が良い。午前中に見た「はなまるマーケット」では首の後ろ辺りに「使い捨てカイロ」を貼ると体全体が温まると紹介していたが、貼れる使い捨てならではの使い方なので、燃料カイロだと苦しいものがある。

そんなワケで、ネックストラップにぶら下げて、お腹の辺りに安定させて使っているが、場合によっては「背中側」を攻める必要も出て来る。この場合、ネックストラップだと、なお苦しい状態が予想されるワケで、何とか考えないといけない。ズボンのベルトの腰の辺りに挟んでおくのが気持ちいいのだが、挟んでいるだけってのも不安だしねぇ。

ま、普通に考えれば「腹巻」である。バカボンのパパのマストアイテムでもあり、今は亡き寅さんも愛用してやまなかった腹巻。普通に着用しているだけで、かなり暖かいそうだが、これに燃料カイロを挟んでおけば、無敵と言えよう。

だが、私の場合、お腹のもぞもぞ感が耐えがたく、幼少の頃にお腹を壊すと強制着用させられたものだが、ついに慣れる事は無かったのだ。

ちなみに、我が父は腹巻愛好の士である。腹巻の上からジーンズを穿き、何食わぬ顔で仕事に出掛けるが、どう考えても怪しい。ワークシャツで隠れるものの、胴回りは腹巻で膨らんでおり、これをジーンズでまとめた上に、ベルトで締めるワケだから、その感触を想像するだけで私には無理だ。

実は、本家、株式会社ハクキンではカイロを身にまとうためのベルトを販売している。「ハクキンベルト」と言う物だが、カイロの入れられるポケットが付いたベルトと考えて良いと思うが、こっちの方が腹巻よりもスマートだし、大袈裟にならないで済むので、例によってWEBから注文。ついでにフリースの袋も頼んでみた。こっちは別珍の巾着の代わりにスポーツを入れたい衝動に駆られただけの話。

年末には届くとウレシイのだが、どうなる事やら。ただでさえ「ぬくぬく…」なのであるが、より効果的に「ぬくぬく…」を楽しむための努力も怠らない所がハクキニストであり、ゆくゆくはさも当たり前の様に「ぬくぬく…」している状態が望ましいワケであり、そこへ至るまでの道は険しいと勝手に考えておくのも初心者としては正しい姿勢でカイロと向き合っていると言っても過言ではない。

カイロが届いて、1ヶ月ちょい経つが、ほぼ毎日使っている。この間に出たゴミは、ベンヂンのプラボトルが2本だけ。さすがに燃料を入れるだけで再使用出来るワケだから、捨てる物が少ない。これはなかなか良いと思った。分別する以前に捨てる物が出ないって事が、実は大事な事なんだと思う。

まぁ、ビニールで包まれて売られていない商品を探す方が難しい世の中だから、そう感じるのかもしれないけれど、包んで無いのもまた変に感じたりもするが人間なので、出るゴミは少ない方が良い…って事だな。大袈裟にエコロジーを叫ぶと墓穴を掘りかねない私みたいな人間には、普通に使っているだけでゴミが出にくいって物は助かるワケです。はい。

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Zippoハンディウォーマー その10。

2004-12-06 00:23:21 | お主もハクキンよのぉ…。
ハクキナーおじたん。です。今日も触媒による発熱の夕べをお送りいたします…。

台風並みの低気圧の通過で暴風に見舞われて、近所の犬小屋の屋根が飛んで来て家の雨戸にぶつかって粉々になったり、朝方から騒々しいのはさておき、気温がぐんぐん上がり、12月だと言うのに室温が23度もある。場所によっては「夏日」を記録した所もあるようだ。

そんな中で、2個のカイロと一緒に寝ていたワケで、暑いよー! 熱いよー! ヌルイよぉ…な、夢の様な1日であったさ。さて、昨日からの実験の結果が出た。

Zippo版カイロにブレンドオイル(詳細は数日前の記事参照)を24時間分注入して…35時間。
ハクキンカイロS(スポーツ)にZippoオイルを24時間分注入して…31時間。

の持続時間を確認した。Zippo版カイロの温度はさほど熱くならずに、終始「ヌルイ…」と言った感じで、スポーツの温度はヤバイ位に「あちいっ!」状態が続いた。どちらもスウェットのポケットに入れた状態がほとんどで、確認する度に「にぎにぎ」して熱さを感じるのだが、スポーツはちょっと熱すぎると思うほどだった。

臭いはどちらも気にならず、オイルライターでタバコに火を点けるよりも匂わないと思う。別段、臭いに関しては不満は無かった。

火口はZippoオイルを使用した時のそれと変わらなかった。ベンヂンを使った時は、火口が赤々と反応しているのが明らかに判るものだったので、心配になったりしたのだが、ブレンドしても赤々する火口を見るには暗い所が必要だった。

そんなこんなで、Zippoオイルは高いだけあって温度の高さと持続時間が素晴らしい。ちょいと火付きが鈍い点がベンヂンやブレンドオイルと比べるとダサダサ的な感じがする。私が使ったベンヂンはちょいと温度に物足りなさを感じるが、ストレートで使う分には充分だと思うし、コストパフォーマンスは高い。また、Zippo版カイロのバランスも素晴らしいと思う。燃料によって温度には差が出るが、持続時間はどれも公称値をオーバーしている。やはり、ある種の「完成」をこれに見たと言っても過言では無いと思う。

ベンヂン単体で燃料として使う方がいいのか、ブレンドした方がいいのか、ちょっと悩む所もありそうだ。求めるものによって変わって来るが、カイロのモデルによっても差が出て来る。
Zippo版カイロではいかんせんブレンドは「ヌルイ」。持ちは良くなるのだが、このヌルさを改善する工夫が必要となる。やはりベンヂン単体か、Zippoオイル単体かのどちらかを使い分ける方が良いと思う。ブレンドも比率が違えば、また違った結果になるとは思うけどね。こうなると、ハクキンカイロ純正ベンジンで試したくなる。探して来なければならないなぁ…。

スポーツでは程よい熱さを保ってくれてるので、ブレンドオイルは都合が良い。(持続時間は計測中)でもこれではZippo版カイロと被ってしまうので、やはり高温の持ち味を生かした使い方が出来るZippoオイルって事だろう。耐寒スポーツ用として嘘偽りの無い「高温」を供給してくれるワケだし、持続時間も満足出来る。ただ、その熱さは正直、「あちいっ!」って感じなのだ。薄い別珍の袋だけではちょっとヤバイ熱さになったりするので、何かであつらえないといけない気もする。軍手でもバラして作ろうかな…。コーデュロイとかはどうなんだろうかねぇ。

ちょっと前にも触れたが、起毛してあり、その毛足が長い毛布にカイロを突っ込んで包んでおくと、びっくりする程の高温になっていた事があった。今回も試してみたが、ヌルイ方のZippo版カイロであっても、やはり高温になっていた。ヌルイと気を許していると、危ないかもしれない。

裏を返せば、これを利用して袋を作ったらおもしろい物が出来そうだ。似た様な生地も探さないといけないなぁ…。タオル地だとどうなんのかねぇ。今晩はタオルで試してみるか…。

ぬくぬく…なのはいいが、この冬が暖冬だったりされると、ちと困る。カイロのお世話になれない程の暖冬って事は無いだろうが、12月で夏日だからなぁ。異常気象も本格的におかしくなりやがる感じを見せて来たんじゃないかと思う。異常気象は悪い面ばかり言われているが、良い面もあったみたいで、長野県ではワインの質が良くなっていると言う。暖冬のお陰で、フランスの名産地と同じ気候になりつつあるんだそうで、葡萄の発育が良いのだそうだ。好きな人にはウレシイかもしれんが。

今宵もハクキナーの実験は続く…。

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Zippoハンディウォーマー その9。

2004-12-04 04:53:38 | お主もハクキンよのぉ…。
南関東でも夜はめっきり寒くなり、カイロの「ぬくぬく…」がたまらないシーズンとなりました。
ハクキナーのおじたん。です。今日は特製カイロ用ベンヂンの持続時間の結果報告だよ。

ハクキンカイロSに24時間分の燃料を入れて、19時間。
Zippo版カイロに  24時間分の燃料を入れて、28時間。

と言う結果であった。Zippo版カイロにZippoオイルを24時間分入れた時は、40時間ほど持続したのでそれと比べると短いと言う結果である。ハクキンカイロSにZippoオイル24時間分はまだ計測していないので比較出来ず。ただ、これは発売当初の火口ではなく、現行品で使用可能な火口が付いている物で、持続時間について公称値って物は無い。発売当初の火口ならば24時間と言う公称値である。予想だが、Zippoオイルで24時間ちょいって感じだと思う。

実際にこのベンヂンを使ってみての感触は、Zippoオイルほど高温にはならず、Zippoオイルほどの持続時間は無い…と言う事だ。使用中に不快な臭いに悩まされるとか、途中で反応が止まってしまうと言う事は無かった。やたらと火付きが良く、赤々と反応する火口にびっくりしたが、触媒部分に急激な変化の跡は見られず、傷んでいる様子は伺えない。

てなワケで、普段使う分には必要充分な発熱だし、値段もお得って事だね…。普通に寒い分には問題ないでしょう。ちと寒すぎる…とか激寒!って時はZippoオイルぶち込んで…とか、燃料補給が出来ない事が予想される場合には持続時間を優先してZippoオイルぶち込むって使い方がいい感じかな…。

…ちょっと自信無いが…。(いいのかそんな事で…)

まっ、これは私の所有しているカイロでの話だし、同一条件で複数回テストしたワケでは無いので「追風参考記録」的な物だと考えて欲しい。次回はZippoオイルとベンヂンの1:1ブレンドオイルで試してみたい。あ、スポーツのZippoオイル24時間分もやらないとだな…。一応、燃料が尽きた後に半日ほど放置してスッカラカンにしてたりするんで、時間掛かるのよ…実験は。

現在はZippo版でブレンドオイルの実験中。火付きはいいけど、3時間経っても「ヌルイ…」と言う感じの熱さ。ベンヂンの熱さよりもマイルドな感じ。火口の状態はZippoオイルと変わらない様子。臭いは感じない。熱さだけに限れば、

Zippoオイル > 特製カイロ用ベンヂン > ブレンド

と言う感じかなぁ。ベンヂンとブレンドの差はあまり大きく無い様に思えるけれど。

そんなこんなで、もう今朝だけど「ぬくぬく」に包まれて寝るといたしましょうかね…。

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Zippoハンディウォーマー その8。

2004-12-02 20:16:54 | お主もハクキンよのぉ…。
ハクキナーである所の私がカイロ用ベンジンを見つけたのでゲット!

ドラッグストアで探したら何種類かベンジンはあったのよ。その中でもカイロ向けの物は1種類しかなくて、購入したのが「特製カイロ用ベンヂン」原薬品株式会社謹製。500mlで312円也よ。

昨晩は燃料が底を尽き、寒い思いをしたのでさっそく使う事にした。今まで使っていたZippoの純正オイルとちょっと比較してみたい。

燃料を入れて、火口をセットした段階で「これは火付きがいいぞ…」と、判る位に臭気がする。Zippoオイルとは違う、ベンヂン独特の臭いがかなりする。火付きは予想以上に良く、カバーを近づけて水蒸気の付き方を見てみると、あっという間にカバーが幅広く曇る。Zippoオイルの時はかすかに曇る程度だったので、これは大きく違う。鼻先を近づけると「もわわゎゎ…」とした温もりを持った湿り気を感じる程で、あわててカバーを付けた。

その後は袋に入れて、身につけているワケだが、温度の上がり方はZippoオイルよりも遅く感じる。点火から4時間経った現在、袋の上から触ってみても、Zippoオイルの時よりもマイルドな熱さ。ハクキンカイロのスポーツでは袋の上からでも「あちい!」と言う感じだったが、それほどでは無くなっている。Zippo版カイロと比較すると熱さの違いはちゃんと判る。全体的に低い感じだ。

この状態で臭いを確認すると、スポーツの方は若干のベンヂンの臭いがする。これはZippoオイルと変わらない程度。Zippo版カイロの方はよく嗅がないと判らない程度の臭いである。この辺はカイロの個体差もあるので、私の場合は臭いはあるが、気にしない程度と言う事だ。

室温はZippoオイルの時と変わらない物の、湿度は低い。45%程度なのでその辺も影響してくると思う。ちなみに、炉心(火口ね)の状態を晒して見てみると、明らかに赤く反応が盛んに行われているのが室内灯の元で確認できる。Zippoオイルの時は室内灯を消して暗くしてなんとか赤い状態を確認出来たので、この状態がカイロに良いんだか、悪いんだか、心配な所でもある。

持続時間についてはまだまだ先の事になるので、その時に改めて結果を残そうと思う。今回は両者共に規定で言う所の「24時間」分の燃料を入れてある。今回はベンヂンと一緒にZippoオイルもゲット。両者のブレンド燃料も作ったので後々の実験が楽しみな所である。Zippoオイル(133ml)が同じ値段だったので、コスト的に見たらベンヂンの方に分がある。まぁ、これとて入手し易さってものが在るわけだし、好みもあるからね。使用済みのZippoオイル缶が貯まっていたので、再利用の陽の目が見れた。

比較的近所にダイソーの100均ショップが出来たので、ダイソー謹製ライターオイルもゲットしてある。カイロに使っている人も多いみたいだが、その臭いを嗅いで躊躇してしまった。今までこんな臭い嗅いだ事無いんだよねぇ。ちょっとカイロに使うには勇気のある臭いな気がするのでライター用に。

と、そんなこんなで「ぬくぬく」の先にはメッキに輝くハクキンカイロ。モデルにこだわり、燃料にこだわる。それがハクキナーであり、ハクキニストであり、シロガネーゼなのである。

うらやますぅぃ~♪ と思ったら、近所の薬局薬店に走れ。そして店主を問い詰めろ。

「ハクキンカイロを出してもらおーか…。あ、火口もあれば残らず出せ。純正ベンヂンも隠すな…」

そして潔く対価を支払い、その暖かさ「ぬくぬくさ」を知れ。そしてその有様を汝の隣人にも知らしめよ。そして共に古きを知り、新きをそこに学べ。そして次代に語り継ぐのじゃ。さすれば、汝の頭上にも孔雀の冠は輝く…。くれぐれも低温火傷と燃料の扱いには気を配るが良い…。うしし…。

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Zippoハンディウォーマー その7。

2004-11-29 21:30:02 | お主もハクキンよのぉ…。
半日ほどハクキンカイロSを使って見たので感想を書いておく。

高温をになる事で耐寒スポーツ用として作られた物だが、その名に恥じぬ「高温」ぶりを見せ付けて夜明けと共に冷えて行った。燃料は規定の3分の1だけ入れたので、時間的に考えると概ね規定通りの持続時間である。これがZippo版のハンディウォーマーだと平気で半日は持ってしまうワケなので、モデルの差が現れている。その暖かさはむしろ「あちい!」。Zippo版が「ぬくい…」と言う感じならば、Sは「あちい!」と表現した方が良い感じ。

同じ炉心(火口)、燃料を使っているのに、反応の持続時間の違いが出るのは、カバーに開けられた穴の大きさ、数による空気の流入の違いとされる。これにより温度も違ってくるそうだから、この辺を工夫すると使い勝手が変わって来るのもおもしろい。

この空気の流入の関係なのか、Zippo版でもしっかりとした起毛処理された毛布の中に突っ込んでおくと「あちい!」と感じる温度になる事がある。普段、首からぶら下げて使っている時は「ぬくぬく」しているが、布団の中では「あつあつ」なんて事になってたりする。

そんなこんなで低温火傷には充分気をつけないとイケナイ。同時に気になったのは「におい」である。Zippo版ではほとんど気にならなかった臭いがする。絶えずしているかと言うと、そうではなく、例えば布団の中に入れておいて、その布団をあげた時に、ライターのオイルの臭いがする。それはその時だけで消えてしまうが、Zippo版では無かった事だ。これも炉心が使い込まれて行くうちに、炉心の状態が変わってくるので今後の様子を伺う事としよう。

本体と関係ない所だが、別珍の袋。あずき色の渋いヤツなんであるが、これがあっと言う間に毛ボコリだらけでえらい事になった。ポケットに入れても布団に入れても散々な有様なので、為す術も無く、そのままにしている。実はこれが正解みたいで、そのままにするとホコリが結集して大きくなり、自然と落ちるなり、指でつままれるなりして消える。生地がこなれて来ればこれも無くなる物らしい。別珍自体の細かな起毛が取れて、炉心の付近にたまっている事もある。カバーの小さな穴から入り込んだ物だが、あまりほこりまみれでも火事がヤバイので、その都度吹き払ってはいるが。

毎度、撮影する時に困っているのが「手垢」と「指紋」。銀器の撮影と同じで、被写体はキレイに磨かねばならない。これがティッシュで簡単に落ちれば苦労は無いけれど、なかなか落ちない。カイロの本体もカバーも、きれいなメッキ処理されているので大変なのだが、バックスキンの手袋でこするとあっという間に汚れが取れる。

あー。火口を良く見ると、端の方がめくれ上がる様に浮いてるなぁ。これが臭いの原因かも知れない。左右2ヶ所の爪で、穴の開いた金属板に押さえ付けてあるんだけど、爪から離れた両端が少し上に浮いている様に見える。あまりいじりたくない部分でもあるので、分解してどうのこうのする気は無いけれど、上からつついてみようかな。

2種類のカイロを実際に使って見て、改めて出来の良さを感じるわけ。ある意味、実用から裏づけされて完成された形なんだと思う。特にZippo版(本家では3R)の大きさ、厚さ、適度な温度の持続時間を考えると、ベストな感じがしてならない。

さて、そんじゃあ「ぬくぬく」を楽しみながら、寝ちゃおうかな。

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Zippoハンディウォーマー その6。

2004-11-28 18:12:41 | お主もハクキンよのぉ…。
西方より赤い衣をまといし温もりを伝える者来たり…。

ハクキンカイロが届いた。11月8日にオンラインで頼んでから2週間と少し。丁寧に梱包された包みを解くと、普通に箱が入っていた。私が頼んだのは「ハクキンカイロS」と言うのか「ハクキンカイロスポーツ用S」どっちなんだか紛らわしいが(前者の呼び方が正しいみたい)、耐寒スポーツ用として販売されていた物である。現行のラインナップからは外れ、限定販売として発売されていたものだ。

単純なデッドストックなのか、正しくは知らないが、火口が現行の3R用の物が付属していて、元々は別のものが付属していたらしい。いつぐらいまで現行だったのか詳しく知らないが、Zippoのそれと互換があるので、それはそれでウレシイ。別に火口も頼んでおいたので、当分はこの暖かさの恩恵に預かれるワケだ。

2次元的な大きさはZippoのそれよりも一回り小型な感じ。だが3次元的に考えると厚みがあり「むんず…」と掴むと掴み応えのある厚さがある。トップとボトムはまっ平なので、立てて置いて置く事が出来る。これは燃料を入れる時とかウレシイな。絶えず手に持っていないとイケナイのは少々不便でもある。概観は他の商品と機能的に大差は無さそうだが、カバーに開けられた穴は孔雀のデザイン。本体の厚みがあるので燃料が沢山入る。説明書では3杯入れられると書いてあり、Zippoのそれより1杯分多い。それでいて持続時間は同じなので、出力が高いらしい。レギュラーモデルより高温にもなると書いてある。

で、実際に炉心に点火してみると、あちい。点火して10分程で素手では持てない熱さになってる。これを赤い別珍の袋に入れて使うのだが、この別珍が薄い。コーデュロイとどう違うのか知らないけれど、あれで袋を作っても似た様な感じで、ちょっとだけマイルドな高温で接する事になるのかな。まぁ高温になる事は嘘偽りの無いものである。

ポケットに入れて使えって書いてあるが、グリップタイプと称し、手指を温めるのが趣旨らしい。にぎにぎするのに良い形である事も相まって、寒い日にゃぁたまらない事なんだろうと思う。

と、ぬくぬくにうつつを抜かしていたら、燃料が底をついて来た。純正のベンジンでも使おうかと考えてはいるが、近所のドラッグストアや薬局ではその姿を見かけない。ライターのオイルが手に入るので困った事にはならないが、得てしてこういう物は少々オーバーなくらいの量で購入した方が安くあがるのである。キャンプで使うバーナーやランタン向けのホワイトガソリンも使えるので、これを狙った方がいいかもな。

とりあえず、ハクキニストに恥じない正規ハクキンカイロが入手出来た。現行品を購入したい気持ちも少なからずあって、悩んだ。ただ、必要以上に所持していても、ハクキンの掲げる理想と離れてしまう気持ちもある。本格的に蒐集する気は無く、実用において愛用して行くだけならば、現行品の方が都合がいいと思っていた。消耗品の都合が付かないと、将来困ると言う考えがあったから。その心配が要らないと判り、あえてディスコンとなったモデルを選んだワケで、手にしてみると正解だったかも知れない。現行品でも同じ大きさの「BM」と言うモデルがある。今回入手したモデルの後継とされるモデルらしいが、ライターと同じフリント式の着火装置が内蔵されている。これが私には不要だったワケで、大きさの選択肢から漏れたワケではない。にぎにぎした時の厚みとR。丸みのRがなんとも自然な感じで、私の手には心地よい。にぎにぎ…。

あー。しかし、なんで、どうして…もっと早く気が付かなかったのだろう。ハクキンに触れるチャンスは幾らでもあったのに、触れなかった事が悔やまれる…。

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Zippoハンディウォーマー その後の後の後の後。

2004-11-26 23:25:48 | お主もハクキンよのぉ…。
ハクキナーとも言うかどうかは別として…。

非常に快調である。夜は寒くなってきたので、手放せなくなってしまった。多少気になる部分も出て来たので、書いておく。

カイロ本体については申し分無い。6時間分の燃料を染み込ませてやれば、半日以上は温かさを約束してくれるし、燃料のにおいも気にならない。(Zippoのオイルのみ使用中)

が、オマケで付いて来たフリース袋がくたびれて来てしまい、出し入れの際に止めるベロクロテープの部分が剥がれそうになってしまった。まぁ、こんなのは補修すればいいのであって、どうって事は無いのだが、袋自体がくたびれすぎるとちょっと寂しい。味のある程度にくたびれてくれる分にはいいのだけれど、ゆくゆくは何かをあつらえてあげないといけないねぇ。

婦女子ならば、この辺の工作はお手の物なんだろうけれど、おやじにもなると難しい物があるんだよねぇ…。

で、眺めている内に、大きさが敬愛して止まないPDAのそれと似ている事に気が付いた。もしかしたら専用ケースなんかにうまく収まるとカッコイイかも! と、考えてはみたが、通気性も悪いし、高熱に耐えうる様には作られていないのだから、無理な話だ。でも、本体に耐熱を考慮した素材を巻き付けているカイロも売られているので、何かしら考えればイケそうな気がする。

友人にみせびらかしついでに外出した時に、うっかりと燃料を切らせてしまった事があった。家に帰れば燃料はあるし、コンビニでオイルを買ってもなぁ…と、冷えたカイロを懐にちょっと寒い思いをしたが、Zippoのライター用のオイル・コンテナを買って持っていた事を思い出し、引っ張り出して来た。
なんとなくだが、1日分の燃料は入りそうだし(規定の1日分はとても入らないが。)、部屋の鍵と一緒に持ち歩く事にした。

普段は屋内で炉心に火を入れ、暖まった所で外出するワケだが、屋外での着火とかもまだやってない。この辺もやっておかないといけないなぁ。着火の確認とかも屋内とは違い、少々難がありそうに思えるので、考えなければ。

とか、言いながら、実はもう1つのカイロが届くのを待っている。限定販売となってしまったモデルに、小振りで高温型のがあったので、頼んでみた。台風の影響で、被害を受けられたそうなので、発送が遅れているとWEBには告知があったので心配している。届かなくてもいいけれど、次代に残すべき名品が作られなくなる事が心配だったのだが、そこまでは心配要らないみたいで安心している。

さて、今夜もぬくぬくとさせてもらおうか…。

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Zippoハンディウォーマー その後の後の後。

2004-11-12 23:26:45 | お主もハクキンよのぉ…。
最近では「シロガネーゼ」とかも呼ばれているやに聞く。ハクキンカイロ愛好者である。

40時間の連続使用を体験の後、1日ほど放置しておいた。炉心を外して、僅かに残っているだろう燃料を気化させて消失させるため。「くんくん…」「くんかくんか…」してみても、不快な臭いはしない。
そもそも、Zippoのオイルの臭いがイヤならライターもそれに似た物も使わない。贔屓目に見ても、あの臭いに慣れ親しんでいるワケだから、全く匂わないかと言うと、嘘になるかもしれない。

でもまぁ、触媒に着火が不可能なワケだし、丸1日放置しているので「空っぽ…」と言って良いだろうと思う。この状態になった上で、6時間分の燃料を入れ、使用してみた。

長いんだろうなぁ…と思っていたが、12時間を越えた辺りまでの記憶はあるものの、寝ちゃった。

こうなると、持続時間なんかどーでも良く、無問題。わずか6mlの燃料で12時間持続するワケだし、この間に捨てたゴミは無い。指紋を気にしてそれを拭い去ったティッシュならば2枚ほどと言う事になるが。

使い捨てカイロの、役目を終えたその後については諸説あるみたいだ。燃えないゴミから取り出して、燃やしているとか、そのまま埋めるとか、地方によって処分の仕方が異なる。袋から取り出して、土に混ぜるとか言う方法もあるという。ハッキリしていないが、土に還るのかどうか、還していいものかどうかも含めて調べてみたい。

しかし、使い捨てほど、ハクキンカイロはゴミが出ない事は間違いない。使い捨て無い所が大きいワケで、燃料の再注入で繰り返し使える事の重大さが判る。所要で、比較的近所のDIYショップを見て回ったが、ハクキンは見かけなかった。こたつをはじめ、湯たんぽとかストーヴなんかは季節柄、目立つところに山積みで置いてあるが、ハクキンの姿はそこに無い。大量の使い捨てカイロの徳用巨大パックはうず高く積まれているのにだ。

これはちょっと悲しい。時代はエコロジー&リサイクルだ。リサイクル可能であっても、リサイクルする必要がそもそも無ければ良い事に変わり無い。どうしても「出ちゃった…」物がリサイクル出来る物ならば、それは致し方ないという動きである。

見直して、ブームで終わってしまうだけの商品ではない。石油燃料に頼らずに生きる事が難しい世の中にあって、その副産物を利用し、目だたるゴミも出さずに「ぬくぬく」出来る、これまでも、これからも注目されて良い商品だと思う。

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