アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

新たな脅し文句…悪いことをしたら文集が暴かれるよ

2009年11月20日 | Weblog
 二男の学校から、「卒業アルバム個人撮影追加日程 卒業アルバム購入の御案内」が届いた。ありゃ?それってとっくに締め切られていたと思ったのに・・・。
 卒業アルバムに個人写真を載せる学生が極端に少ない。自分の写真がない卒業アルバムを買ってどうするの?と、いうことなのか購入希望者が僅少。そんなわけで、締め切りを3か月も延長して、個人写真追加撮影の案内を保護者へ送ったというわけ。二男へ連絡すると、「自分を含め、友達も卒業アルバムに興味を示していない」んだと。何故それほど不人気なのか?大枚12,000円を叩いて、卒業アルバムを買う「意義」が見つからないということなのか。それとも、アルバムに顔写真など載ってしまうと、何かの時…つまり、不利な状況をこまねいてしまったときなど、メディアにその写真を露出させられてしまうからなのか。

 私もどこかを探せば、中学校や高校の卒業アルバム、卒業文集が出てくるだろうが…卒業後一度も見ていない。探し出して懐かしむことがないままこの世を去りそう。
 卒業アルバムや卒業文集にスポットライトが浴びせられるときは、事件を起こすかその被害者になるか、はたまた有名人になるかのとき・・・。
 事件があると、「容疑者の卒業文集にはにこう書かれていた・・・」「被害者の卒業アルバムの写真・・・」「イチローは卒業文集に・・・」…どうやって入手するのか、卒業文集が探し出され、ブライバシーもヘチマも関係なく白日に晒される。

 早い話が、悪いことさえしなければいいんですね。卒業文集に書く内容に注意しようとか、卒業アルバムの顔写真は、人相を変えて…という対策の問題ではないですね。

 犯罪者になった場合、顔写真なり文集なりが暴かれ好奇心の対象にされる。どんなふうに好奇心の対象なのか…。

 結婚サギ師のバーキン女の場合、中学の卒業文集では…「特技は、ピアノ・食べること・寝ること。趣味は、読書・料理・映画鑑賞」身長150そこそこで、15号の洋服を着る肥満体になっていたことが、この中学校の卒業文集から納得できます。「食って、寝るのが特技」だもんね。
 高校の卒業文集では、「嫌いなものは、不潔、貧乏、バカ」と。貧乏で不潔な時期があったそうで…その状況からの脱出が結婚詐欺。

 今、鳩サマより有名な日本人である市橋容疑者は、小学4年生のときの将来の夢を、「総理大臣」と。理由は、「いろいろな国へ行ったりほかの国の偉い人に会ったりテレビとかに出れるからです」と、書いている。
 高校の卒業文集には、「牙がほしい。強い牙がほしい。誰にかみついても折れることのない知恵という牙が」と。しでかした犯罪に、「やはり!」と好奇の人を納得させるものがあります。

 プライバシーがどうの、人権がどうのとおっしゃる方々…卒業文集等に関わっては…動きのようなものが感じられない。一緒になっておもしろがっている?まさかね。

 話の矛先は変わりますが、多少のことに動じないはずの私がびっくりしたのは、畠山鈴香の高校卒業文集。
 本人の記述は、「すぐには仕事をやめてこないけれど、二ツ井に帰ってきた時は遊んでやってください!」と、まあごくごく普通。
 何が普通ではないかというと畠山への寄せ書き。(新聞報道された部分をさらに抜粋すると)「会ったら殺す!」「秋田の土は二度とふむんじゃねぇぞ」「戦争に早く行け」「はな声なおせよ」「いつもの声で男ひっかけんなよ」「鈴香…自殺・詐欺・強盗・全国指名手配・変人大賞・女優・殺人・野生化」…
 これって、なんなんだ?言論とか表現の自由ってことなのか?生涯残るものに、「ひどいことを書き込まれる人の気持ち」を、考えられる同級生がいない。畠山の親はどう読んだのでしょう? 高校側にも問題がある(畠山が卒業した当時の高校と、現在の高校は全く違うと思われます。念のため)。当時の高校が、「生徒の卒業文集に対し、検閲などしません」と、いうのなら…私は尋ねたかったです。貴校の学校教育目標に、「他人の気持ちを考えることができる人 」とある。高校を今卒業しようとする生徒が、「殺す」「二度と来るな」「戦争へ行け」「はな声なおせ」・・・これって、「他人の気持ちを考えることができる人」とは全く違う人だと思うのですがねと…。「力が足りませんでした」と言うのであれば、「目標通りの生徒に育てられなかったのはしょうがない。それであれば、学校が卒業文集に目を通し、不適切な表現を訂正させるべきでしょう!」

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