アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

ランボーも出席 洞爺湖サミット 国際会議とどこが違う? 

2008年07月08日 | Weblog
洞爺湖サミット 国際会議とどこが違う
  ~サルコジさん、ブラウンさんがおもしろい~

 第34回主要国(G8)首脳会議が、今まさに行われています。
 白と言えば黒と言う人が必ずいるもので、7月5日には、サミットに批判的な国内外の非政府組織(NGO)等の約五千人(主催者発表・・・これが怪しい!メタミドホス餃子の袋くらい怪しい)が、集会を開き、札幌市中心部をデモ行進しました。初日の7日にも抗議行動が。何を訴えたくてのデモやら抗議やら?
1 貧困問題の解決
2 戦争、食糧、環境など地球規模の課題の解決
う~ん。どれもこれも今回のサミットで触れられると思いますがねえ。
「サミット参加国が責任を果たさないため、世界では不公正や差別、戦争が止まらない。主要国(G8)に反省を迫り、新しい施策を要求していこう」それなら、サミットに期待しているんじゃないの?集会の人々が、「サミット反対」と染め抜かれた派手なチョッキ(ビブス)を着用していたんだけど・・・早い話が、「行動を起こしたという事実作り」なのかなあ。内容なんて、真剣に考えていない。

 「言いたいことを言える場」だから家族同伴

 何のためにサミットをするのか?国際会議とどこか違うのか?
 サミットの起こりについては、還暦パパが知ったかぶりする必要がないのでカット。
 一般的な国際会議との決定的な違い・・・サミットは、首脳が一個人としてモノを言う場ということです。経済・社会問題を中心に国際社会が直面する様々な課題について、(首脳は一つのテーブルを囲み)、本音の意見交換でコンセンサスを形成し、トップダウンで物事を決定する。この、「本音(建前ではない、つまり、公式ではない)」がポイント。(いつも通り、あくまでも還暦パパのオリジナルシンキングですから。)
 グローバル化の急速な進展で、世界各国の相互依存関係がますます高まっています。一国の問題は、当該一国だけの問題では済まなくなっています(日本は、もともとそうだったけど)。
 <この情勢下で求められるものは・・・>
1 「総合的・横断的に全てが見えての、柔軟な思考」
2 「幾重にも重なるバックアップ体制の構築」
3 「迅速な実行」
4 「勇気ある撤退および方向変更」です。
 これが出来るのが、首脳というものです。
 サミットでは、それぞれの国の首脳が、示されている課題について、「自分で考え、自分たちで決定」します。「トップダウンの典型」文字通りサミット(頂上)から裾野へのトップダウン。その成果が、宣言としてまとめられるわけで、これは速いですよ。会期が3日というのもうなずけますよ。
「ボトムアップが民主的・・・」みたいな考えもあります。しかし、それぞれの国民の支持を得て、トップになった人たちです。非常事態では、「トップダウンに服従」が出来なければ、破滅への道となります。
 本音を語る!何語で話すか?各国首脳がそれぞれの母国語で発言した内容を参加各国の母国語へ同時通訳。まあこれはどこの国際会議でも同じですね。

 ところでG8…8か国言えましたか?

 恥ずかしながら、私はあやふやでした。どのあたりかというと、胡錦涛さんが来るはずだから、中国もG8に入っているのではないか?オーストラリって入っていたことなかったけ?「エジプトが不参加」と聞いたけど、エジプトがG8なわけない?ロシアは鳴り物入りで入ったはずだし・・・。

<G8 8つの国と9人の出席者 ランボーも>
1 日本:福田康夫議長。日本国内閣総理大臣。御存知、親子二代でサミット出席です。
2 アメリカ:ジョージ・W・ブッシュ第43代大統領。やはり親子二代。
3 イギリス:ゴードン・ブラウン首相。漫画の主人公としては、エイリアンの侵略から地球を守るヒーローなのですが、支持率は下がる一方・・・。G8に出てる場合じゃないですが…。エイリアンたちがG8参加の首脳になりすましていることに気づいたブラウン首相が、諜報機関(MI13)の助けを借りて、エイリアン退治を行うのかぁ!
4 フランス:ニコラ・サルコジ大統領。このメンバーでは一番濃いでしょう。婦人同伴じゃなかったんですねえ。サルコジさんなら一人で、北朝鮮を何とかしてくれるんじゃないかと・・・あ!ランボーじゃなかった!失礼。ランボーだとばかり…。発言は、乱暴。顔はランボー。
5 ドイツ:アンゲラ・メルケル首相。環境相の時代に、京都へ来てくれましたね。気の良いおばさんって感じで…さすが元同盟国の元首。ドコガ?
6 イタリア:シルヴィオ・ベルルスコーニ首相。71歳。福田首相と同い年。私より、11歳年長。たいしたものです・・・。
7 カナダ:スティーヴン・ハーパー首相。息子も連れてきた!
8 ロシア:ドミトリー・メドヴェージェフ大統領。最年少の43歳。プーチンさんの傀儡?当然ですね。でも、奥様が日本を楽しんでいる御様子。
9 ジョゼ・マヌエル・ドゥラン・バローゾ欧州委員会委員長。ドーランなら白塗り。バローズなら、プリズン・ブレイクの兄なんだけど…。

 主会合は、上記9人です。議長国判断で、G8メンバー以外も招待しています。議長国の順番はローティーションで、「→フランス→米国→英国→ロシア→ドイツ→日本→イタリア→カナダ」ということは、来年の日本の首相は、イタリア旅行が出来るのですねえ~。落書きしなければ良いですが…。

 <主要経済国会合 G8のほかの招待国>
 ブラジル、インド、中華人民共和国(出ました!胡錦涛さん!招待国だったんですね)、南アフリカ、メキシコ 、インドネシア、オーストラリア、韓国そしてEUから(議長国スロベニア及びEC)
 <招待した国際機関>
国連:潘基文事務総長 集合写真の時一番左端に元気なくおられました。
世界銀行:ゼーリック総裁
<経済分野からは>
 国際通貨基金専務理事
<アフリカ7か国とAU>
アルジェリア:ブーテフリカ大統領
エチオピア:メレス首相
ガーナ:クフォー大統領
ナイジェリア:ヤラドゥア大統領
セネガル:ワッド大統領
南アフリカ:ムベキ大統領
タンザニア:キクウェテ大統領
アフリカ連合(AU)ジャン・ピン委員長…7日午後腹痛を起こし、ヘリコプターで札幌の病院へ。慣れない食事が原因かなあ?このことで、日本を嫌いにならなければいいけど。

 <今回のサミット 還暦パパのチェック事項>
1 舞台の北海道洞爺湖町、ザ・ウインザーホテル洞爺へ行く道に、30年前に廃業して、撤去されず廃虚と化したホテルがあった。それが、この度撤去され、跡地は日本庭園風に整備されました。良かったです。各国首脳や報道陣に、アレを見られたら日本の恥ですから。でも、こういう機会がなければ、廃虚ホテルが撤去されない日本って・・・何?
2 カナダのハーパー首相が、奥さんと息子さんを同伴して洞爺湖へ来てくれた。福田さんに成り代わりお礼を言いたい(勝手に成り代わるなって!)
 「休みに入ったので、お父さんとへ日本へ行くか?」
 「うん、行く。忍者に会えるかなあ!」
 ハーパージュニアが日本を好きになってくれて、将来の日本とカナダの関係に力を尽くしてくれると心強いなあ!
3 各国首脳や同伴家族、随行員においしいものを食していただこうと、料理関係者はたいへんな努力をしてくださったようです。
 7日の晩餐会のメインデッシュは、宗教の如何にかかわらず食べて良い肉である、「羊」。シェフが、北海道中の牧場を回り、おいしい羊を探して歩きました。「こ、この羊だ!」と、釧路管内白糠町の小羊に決めました。決め手は、放牧で育てている点でした。「羊にストレスを与えないように飼育されています。そのため肉質も・・・」とのことです。 
 ツッコミを入れさせてください。
「ストレスを与えないように飼育して、最後に、『肉にする』という最大のストレスを与えるんだなコラ!」

 で・・・7日夕刻、福田首相が、「アフリカへの食糧支援が緊急な課題だ」と言っていました。それは確かにそうですが、「原油高」をなんとかしなければ、食料支援を満足に出来ないでしょ!G8首脳なら、原油高を何とか出来ると思います。地球上最高地位の人たちですよ。「原油がほしい」のではなく、「原油価格をつり上げること」で儲かっているファンドをやっつけられると思うのですが。福田さん、「原油、高いですよねー」ともおっしゃられましたが・・・他人事かぁあ!


1 コメント

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福田首相 (鳥Skin)
2008-07-08 09:15:38
私が洞爺湖サミットを見て感じたのは、
福田首相のビジュアル面での滑稽さです。

アメリカ人が日本人を馬鹿にして描いたイラスト(メガネに七三分けで小柄)を具現化したような容貌の福田首相を見て、きっと世界は“あのイラストはステレオタイプではなかったんだ、ぷぷっ”と思ったことでしょう。

もちろん首脳たちの容貌ではなく、、本来であればサミットで話し合われる内容が大事なのですが・・・、
各国首脳が並ぶ映像は世界中に配信されている中で、どうしても見劣りしてしまう福田首相。
洞爺湖サミットで日本がリーダーシップを発揮するには、もう少し福田首相にはシャキッとしてもらわないとダメだなと感じました。

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