アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

昆虫は、幸不幸に関係なくアルコールを好む…

2012年03月27日 | Weblog
 米科学誌サイエンスに掲載された記事…
 ショウジョウバエの実験…メスに振られたオスは、「満足感が高いときに脳内で増える神経伝達物質」の量が少なく、アルコールの摂取量が多かった。交尾できるオスは、神経伝達物質が多く、アルコール摂取は少なかった。交尾ができず、この物質が不足した状態がつづくと、脳に満足感を与えるアルコールに依存するようになるらしい。

 つまり、ハエであっても、振られるとアルコールを飲んで憂さ晴らしをする…

 サイエンスに掲載されるぐらいだから、信頼できるチーム(カルフォルニア大学の研究チームということですが…)による研究の結果なのでしょう。ただ…この結果に異議を唱えるつもりは全くないのですが…
 ショウジョウバエに限らず、昆虫って、アルコールが大好きなんじゃないのか? 振られたショウジョウバエのオスは、(もちろん十分なサンプルから神経伝達物質量を調べたとは思いますが)たまたま、アルコール含有量が多いエサにありつく回数が多かっただけじゃないのかぁ?!
 
 そんな大胆な推測をするなって?推測ですから大胆でも問題ないかと…。
 どうして、昆虫はアルコール好きと言えるのかですが…

 クワガタやカブトムシの場合・・・(おびき寄せる)蜂蜜に酒を混ぜて木に塗っておくとるとたくさん寄ってきます。(実験済み)
 スズメバチ・・・捕獲装置(ペットボトルに穴を開けたものなのですけどね…)の中に、「酒、酢、砂糖」を入れておきます。一つの巣のスズメバチをほぼ全て捕まえることが出来ます。(実験済み…皆さんに喜ばれております!)
 ホタル・・・「♪ホッ、ホッ、ホタル来い…こっちの水は甘いぞ…」甘い水に酒を入れておくと、ホタルの集まり方が良くなります。(これについては、実験しておりませんが、自信があります)
 トンボも、セミも、チョウも、砂糖水に酒を入れると喜びますよーっ!発酵臭が昆虫の皆さんにアピールすると考えられます。(これ、推測…。実験したことがありますが、ハチとハエしか来なくて…)

 昆虫は、酔わないのかって?鳥類ではないので、酔わないです(鳥類は瞬時に酔います。これも実験済み)。チョウがフラフラ飛んでいるのは、酔っているわけではなくぅ…アレが普通の姿です。

 まだ、サイエンス誌を信じ、「交尾ができない状況に置かれたショウジョウバエのオスは、そうでないオスに比べて、アルコール入りの食物を多く取る。欲求不満によるストレスが飲酒行動に関係している」と思っておられる方…次の実験をしてみてください。
 2枚の小皿(ジャムの空き瓶の蓋でもよい)を用意し、一方へは水、もう一方へは酒を入れて、イエバエがどちらの小皿の液体を飲むか実験してみてください。イエバエは、ほぼ100%酒を飲みます。えっ?イエバエなど飼ってないから、実験できない?そういうお宅もあるんですねえ!我が家など、つけた名前を忘れてしまうほど多くのハエたちがおりますよ。

 米国の研究チーム、我が家のハエをサンプルにすると、失恋には何の関係もなく酒を飲みますから、「満足感が高いときに脳内で増える神経伝達物質」の量については、どののハエもゼロに近い!
 一番の酒のみのハエの名前は、なんというんだって?一番は…「ヤス」ですね。「飲んべえヤス」…ヤスは、すでにアルコール依存症になっています。