アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

切腹時代の日本人と、現代の日本人は同じ民族か?

2011年11月15日 | Weblog
 「今のイタリア人と、古代ローマ時代のイタリア人は同じ民族だろうか」という文章に笑ってしまいました。
 ローマに勤務していた経験がある方の文章で、「郵便は間違って届く、役所は非効率、鉄道はよく事故を起こす…。この人たちはあの壮大なローマ文明を築いた人々の末裔なのか?」結局、「コロッセオを4年で造った人たちと、一つの建物を建てるのに何十年もかかる人たちが同じ民族のはずがない」…!笑わせていただきました。

 この疑問は、「古代ローマ時代のイタリア人と、現代のイタリア人」に限ったものではありません。私はかねがね、「長江文明、黄河文明を築き、日本を支援してくれた中国人の末裔が現代の中国人なのだろうか?」と疑問に思っておりました。
 中国人が入れ替わった事実はないって?洞窟の中から、何億人か出てきたんじゃないの?

ペルー人も…今のペルー人に、「ナスカの地上絵を描いてみて」と頼んでも、描けないと思う。ランドサットが発見した、つまり宇宙からしかその全体を見ることが出来ない絵を、現代の普通のペルー人が描けるとは思えない。別の民族がペルーに居て、地上絵を描いて突如消えた。今のペルー人は、そのあとで入植してきた…。

インド人しかり。フマユーン廟、クトゥブ・ミナール、風の宮殿、アンベール城など数々の美しい建造物をつくったインド人と、街のそこここで平気で排便するインド人が同じ血筋とはとうてい思えない。

 日本人はどうか?切腹していた日本人と、現代の日本人が同じ民族とは思えない?
 切腹…「腹部には、人間の霊魂と愛情が宿っているという古代の解剖学的信仰から、勇壮に腹を切ることが武士道を貫く自死方法として適切とされた(新渡戸稲造の「武士道」)。
 1 主君に殉ずる…「追腹(おいばら)」
2 職務上の責任や義理を通す…「詰腹(つめばら)」
3 無念のあまり行う…「無念腹(むねんばら。そのまんま)」
4 敗軍の将が敵方の捕虜となる恥辱を避けるため…「ざまあみろ腹」
 5 籠城軍の将が城兵や家族の助命と引き換えに行う…「身代わり腹」
 6 合戦における抜駆け…「よけいなことをしやがって腹」
 ※ 徳川家康は、抜駆け行為に対し、一族郎党全員の切腹という軍律を設けていた…「連帯責任腹」。

 ま、切腹の時代の日本人と現代の日本人は、同じ民族ではありま…ありま…すぅ…。