アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

子どもは、空から親を見て生まれてくる!

2011年11月10日 | Weblog
 小学6年生のシンガー・ソングライター、「水谷ゆう」ちゃん。デビュー曲は「いっぱい大好き」。歌詞の冒頭から、ひきこまれました。

 「生まれる前 ママを空からずっと見てたよ 優しそうだなって ずっと見てたよ だから私は ママをえらんだよ…」

 子どもが親へ向かって、「誰が産んでくれって頼んだ!」と迫る・・・。この歌は、その全く逆の歌。水谷ゆうちゃんが、母親への誕生日ブレゼントとしてこの歌を贈ったという。

 「どこからあたしは来たの?」と母親にしか分からない言葉でたずねる赤ちゃんに母は答える。「お前はわたしの胸のひそかな願いとしてそこに隠れていたの、いとし子よ。お前はわたしの幼い日の遊びのお人形の中にいたの…お前は世界のいのちの河に浮かんでおりて来て、最後にわたしの胸におり立ったのですよ…」 これは、タゴールの詩の一節です。さすがのタゴールも、水谷ゆうちゃんに負けましたね。発想は似ていなくもないが、タゴールは「赤ちゃんの意思」が強調されていない。

 「子どもが、空から親を物色して、親を選んで生まれてくる」
 70億人目の赤ちゃんが誕生したわけですが、空も大混雑していることでしょう。

 水谷ゆうちゃんの好きな男性は、「お金持ち」。うーん…やっぱりそうか!
 タゴールは、インドの名門の生まれ。お金持ちなってもんじゃない。
 インドは、2026年には、中国を抜いて世界一人口が多い国となる。タゴールが、水谷ゆうちゃんに負けまいとして残した言葉(そんなわけないか)は、「すべての赤ちゃんは、神が人間に絶望していないというメッセージを携えて生まれてくる」。
 赤ちゃんは、希望です。私どもの2人目の孫が今月末に生まれます。空を見上げたら、目が合った赤ちゃんがいたけど、きっと彼が私どもの孫でしょう。