アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

聖火採火料500億ユーロでギリシャが立ち直る…かな?

2011年11月11日 | Weblog
11月も中旬に入り、ころあいよしと、インフルエンザの予防接種を電話で申し込みました。
 電話は、病院の事務から、ナースステーションへまわされ、ややしばらく経ってから…
 「(予約を)入れてもいいですよ」
 インフルの予防接種を扱う病院など、数多ある。その中から選んで、予防接種を受けてやろうといわけですから、上客中の上客でしょう!さらに、ワクチンは2人分の容器に入っているから、1人に接種した場合、残りの1人分のワクチンをどうするか問題となる。開栓後は冷暗所に保管しても保管時間に厳しい制限がある。つまり、1人分が無駄になることもある。それを考慮して、私と家人の2人分を申し込んだ。そこまで考える客は居ない。「the 上客-est」ですよ。それなのに、「入れてもいいですよ」という言い分はなんだ!本来なら…
 「毎度ごひいきにしていただきありがとうございます。インフルの予防接種お二人ですね。ありがとうございます。喜んで、接種させていただきます」…だろう!

 これって…ギリシャ方式かね?
 「支援してやるよ」
 「支援だと?ナメトンノカワレ!支援してもらうかもらわないかは、まあ、国民投票だね」
 この、盗人猛々しい言い分のインパクトの強さを、病院職員が採り入れた…。きっとそうだな。

 結局、国民投票なしで…まずは良かったです。支援は…
 1 ギリシャ国債元本の50%削減
 2 (ギリシャ国債などを保有する)銀行の資本増強
 3 欧州金融安定基金(EFSF)の拡充
 こんなもん、国民投票で是非を問うようなことかね?そうやってゴタゴタしているうちに、G20が始まってしまった。
 G20のねらいは、債務問題に取り組む欧州への支援や経済成長のための方策…早い話が、「(日米中さんよー)資金援助してくれよー!」だった。それが、ギリシャのユーロ離脱騒動でなにも進まないまま終わってしまった(日米などからの資金援助の話ができなかった)。ギリシャの人口は、1,100万人です。日本の人口の1割に満たない。小国ですよ。しかし、「獅子身中の虫」となり、世界経済の9割を占めるG20の国々の代表を黙らせた。「獅子身中の虫」という例えはおかしいんじゃないかって?大体合ってるんじゃないでしょうか?

 ギリシャが一気に復興を遂げる名案があります。またくだらない考えなんだろうだって?「また」とはなんですか!いつも、素晴らしい案を出していますよ。
 さて、その名案とは…
 「オリンピックの聖火の採火料を、500億ユーロとする」
 いかがでしょう?500億ユーロあれば、十分とまではいかなくても復興できる。聖火がなければオリンピックは開催できない。参加各国は、借金してもお金を作ります。

 採火料も国民投票で決めるのでしょうか?さすが、ギリシャ。古代ギリシアの都市国家で行われていた直接民主制を、ここへきて復活させようという作戦か。民主主義政治の原点ですから…。ギリシャの次は、ローマが続く。逆じゃないかって?世界史ではなく財政危機です。

 インフルエンザの予防接種、済ませてきました。接種後、「(皮下注射した部分を)揉むんですか?」と質問したら…
 「軽くでいいです」
 分かりにくいです。軽くって何グラムくらいの重さ?何分揉むの?無責任すぎます。ギリシャほどは無責任じゃないだろうって?まあ、全病院職員の投票なしで、「軽くでいいです」と、応えてくれましたからね。失礼ながら、ギリシャは…「アリとキリギリス」をもじって、「キリギリシャ」。