アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

タイガーマスクも散歩・・・!

2010年07月23日 | Weblog
 ペットの散歩事情…我が家の前は散歩コース。一日中張り付いてカウントしたことはないが、レギュラーは、犬15~20頭とほかの動物が1頭。
 
 犬3頭を散歩させる女性。糞をさせると、とっとと帰る…。エチケットバッグ?持ち歩いていません。糞の始末は私の日課…いいのかなあこれで…

 ヨボヨボの日本犬を散歩させるおじいさん。犬も人も下を向いて歩く、暗い散歩。おじいさんの身なりから、奥さんに先立たれ、犬との暮らし。唯一の楽しみが愛犬との散歩。その楽しみも、苦しみに変わりつつある。犬が先か自分が先か…。自分が先の場合、この犬はどうなるんだろう…。

 自分は自転車に乗り、犬を走らせるオヤジサン。自転車が転倒しそうになると、オヤジサンは、「おう、おう、おう…」と、言います。

 自転車のオヤジサンはまだ良いほうで、自分はオートバイ(50CC)に乗って、犬を引きずるように散歩(?)させているオヤジもいます。これって、散歩じゃなくて虐待だと思うが…。犬は、当然苦しそうです。走らなければ絞首刑になるわけで…命がけです。

次々と現れる犬の散歩チーム。そんな中で私が楽しみにしているのは、自転車のカゴに犬を載せて散歩(?)させるジイサマ。見かける度、「それじゃあ散歩にならないだろう!」と、密かにツッコミを入れている。ジイサマは、大まじめで自転車をこいでいる。お犬様は、気持ちよさそうに毛をたなびかせている。どういうつもりなのかインタビューしたいが、なにしろ、自転車の速度で通り過ぎるのでその機会に恵まれないままです。

 毎日の風景に、ニューフェイスが現れた!一寸変わった犬?と思ったら、グレーっといモノトーンのタイガーマスクだった。早い話が、「猫」。リードだかハーネスだか知らんが、武蔵のタスキのようなものを付けてヒモでつながれ、堂々の散歩。犬と違うところは、時折高く飛び上がり、真上から獲物を捕まえる動作をすること。飼い主のやたら長身の女性は、「ドヤッ!」という表情。犬並みに散歩をする猫が自慢の様子。その猫を興味深げに見る私の姿に、「よしよし、平民よ、よく見ておけ。タダで見させてやるぞ。そのかわり、触るなよ。薄毛が移ったら大変だからな」…。
 「ジャムですか?」と声をかけたら、女性が喜びましたねえ!オマエわかってるじゃないの!という表情で…
 「ジャムじゃなくてシャムなんですけどね。この子オスで、まだ7か月なんです。大きいでしょう…主人の知り合いの…血統は…お外が大好き…」
 説明して、自慢したくてしょうがないところへカモ(私)が出現したものだから、ダムが決壊するごとくまくし立ててきた。やぶ蛇でした。
 この猫、アウトドア派らしく、散歩が終わっても玄関先で、番犬ならぬ番猫を担っている。

 そして夕刻、糞専用のチリトリと火バサミを持った私が道路に立ちます。私の社会貢献、糞処理作業が始まるのです。シャムの飼い主は…もちろんエチケット袋は不携帯です…。