・・・私は大阪の生まれです、したがって、表記の分け方では、大阪人だと思います。
しかし、今は、名古屋の尾張地方に長く住んでいるので、生粋の大阪人とは言えないかもしれない。
子供のころから、「京都のぶぶ漬け」とか「箒を逆さにしてホウカムリさすと帰れの印」と云う京都独特の考え方は聞いていた。
つまり、京都人は訪問者が長居していると、食事時になると、接待する気もないのに「ぶぶ漬けいかがですか」と愛想をいい、その気になると、帰った後、その人がいない所でぼろくそに、けなされる、とか、
訪問者が話し込んでいると、戸の陰に、早く帰れと云うまじないの箒を逆さにしてホウカムリさして立て掛ける、など、私たち大阪人は、何故か、子どもの頃から陰湿な京都人と云うイメージを聞かされていた。
昨日、放送されていたテレビ番組「秘密の県民ショウ」ではその、大阪人と京都人のお互いが、私が知ってたように、お互いをよく思っていない対立関係を、両都市の色々な人にインタビューして、面白おかしく放送していのを見て、私は子どものころの前記の記憶を、改めて思い出していた。
私は、大阪でも京都の少し近い場所の生まれ・育ちなので、京都人の知人もいて、日頃の付き合いはあったが、そんなところも有るかなー、と云う程度であった、
しかし、年をとって、改めて考えてみると、確かに、京都人は大事なことでも、はっきりと云わないことが多いと感じる。
日本人は「ハイ」と「イイエ」をはっきりしないと云う特徴を外国人からよく言われているようだが、まさしく京都人は日本人のはっきり言わない人達の最右翼であるような気がする。
京都に嫁入った娘に、一度、その辺の事情を、詳しく聞いてみたいものだ。