食卓大戦争 ～本章～

本日、義母より援軍、せこガニ到着。

我が軍は、タラ鍋を装備。
脇を固めるのは、新鮮なお野菜と、男前豆腐の「風に吹かれて豆腐屋ジョニー」

万全の布陣で、殿 敵 が着席する時を待つ。

戦闘開始。

焼酎を装備した殿と、食卓に並んだ我が軍との勝負が始まる。
カニを裁き、ほぐした内子をポン酢で食しと、丁々発止の打ち合いが続く。

次なる戦いは、炊き上がった鍋。
蓋を取り、立ち上る湯気の向こうに目を凝らす。






あああああああ






突如、戦場に響く、私 の叫び声。
鍋の中には、風に吹かれて姿を消した 「豆腐屋ジョニー」の残骸






ジョォオオオニィイイーーーー！！！！






帰らぬ人の名を叫びつつ、台所へ走る 私。

ザルを手に、変わり果てた姿のジョニーの救出を試みる。

鍋の中、ゆらゆらと漂うのは、ザルでも救えぬ、大量の白い亡骸・・・

いくら戦場とはいえ、あまりに無残な光景に、憮然としつつも 苦笑いの殿。




本日の勝負、突発的事故により、順延。




おくそぅっ！
ジョニーの根性なし・・・ （Ｔ＾Ｔ

食卓大戦争 ～序章～

はじめまして、大葉加奈子と申します。
私のブログにお運びくださって、ありがとうございます。
私は、悪気はないのですが、何でもかんでも忘れてしまう、うっかり者です。

我が家の殿（momijiという名の私の夫）を筆頭として、身近な方々には、何かとご迷惑をおかけしています。
うっかり者で、ごめんなさい。 m(_ _)m

そこで、忘れたくないことを、ここに記して行こうと思います。
まずは挨拶代わりの「思い出話」にお付き合い下さい。
ふざけた文章で、お目汚し失礼致します。
m(_ _)m

---

その昔、嫁ぐことが決まり、各方面に殿(momiji)と二人でご挨拶。
そのとき、ある方より、お言葉を賜る。


男は、美味しいご飯を、楽しく食べられる場所に一目散に帰る生き物だ。
だから、食卓には心を配り、不快なる話題を提供してはならない。

あら、大変！

飲み歩かれたら、家計が大変！！

頑張って、楽しい食卓を用意しなくてはなりませぬ！！！

しかし、美味しいご飯を楽しく食べられる場所とは、いかがなものか？

むむむ・・・我が家のお殿様は、大のゲーム好き。

何事も、勝った負けたで大喜び。

彼が喜ぶ食卓とは、きっと戦いの場に違いない。

殿 敵 がそう来るなら、こう受けて立つ！

我が家の戦場は、いかがなものかとご披露すれば・・・・



カフェイン！、ニコチン！！、アルコール！！！

「男の三大栄養素は摂取せねばならぬ！」　と殿は仰る。



かくして彼は、アルコールを手に帰宅し、晩酌なさる。
我が夫である殿は、自他共に認める「俺様、お子様、お殿様」
しらふで相手にすれば、敬愛する殿といえども、ただの酔っ払い。

向ける視線は冷たく、かける言葉には棘もでる。
と言うわけで、半強制的に私もご相伴。


ほろ酔い二人が繰り広げる、食卓大戦争。
本日の、戦況報告と参ります。

---

【追記】
面白おかしく皆様に披露しようと意気込みましたが、長く続けていると、ごく普通の食卓記になってしまい反省しきりです。
が、「継続は力也」とも申します。
お役に立つような内容では在りませんが、お暇な方はご笑覧下さい。
お粗末様です。　m(_ _)m