once in a blue moon

.:♪*:・'゜♭.:*韓国で子育て.:♪*:・'゜♭.:*

メイビー、ハッピーエンディング(어쩌면 해피엔딩)

2020-09-15 | ミュージカル・演劇・コンサート

怒涛の観劇ラッシュが終わりました。
6/1~9/12まで計19公演かな...?
強火の観劇ファンとはくらべものになりませんが私にしてはかなり劇場に通ったなと思います(パンデミックなのに 笑)

夏の公演予定が出た時点で悩ましいほどの良作揃い
さらに推しが出演するミュージカルもあり
どうしたもんかと悩みましたがRENTがほんっと~に好きじゃなかったので
早々に大好きなメイビー、ハッピーエンディングをたくさん観る方向に変換しました。
推しは良かったんですよ、俺様なコリンズで←正解かはもはや考えない(笑)
歌もキャストも良かったんですがストーリーが私の琴線に触れなかった、ただそれだけです。

コロナによる公演中止やら座席予約し直しなど波乱万丈でしたが
無事に어쩌면 해피엔딩2020のDVDを頂きました(感激)



ほんっと~に嬉しい!
非売品なので劇場に通うしか手に入れる方法はないのですが
チケットがまず取りにくい作品だったので6回観劇できたことも奇跡のように感じます。

さて、今シーズンMy楽のペアはこちらでした。



チョンソンウさん、オリバー
カンヘインさん、クレア
ソンジョンワンさん、ジェームズ

ソンウさん、ヘインさんは前シーズンからのペアでずっと観たいと思っていた本命ペアです。

このお二方は想像通り、少女漫画みたいな世界観でかっわいい~!
ソンウさんが思ったより大人っぽく今まで観たオリバーのなかで唯一かっこいいオリバーだったのにはびーっくり!
そして他ペアにはないアドリブが満載で観ていてスゴく心地よいテンポでした^^



だってこんな可愛い方だからかっこいい系と思わなかったんだもん!
しかし、もんのすごく丸くなってました。
ど、、どうしたんでしょ?^^;

でも声は爽やかで清潔感があり可愛かったです。

今シーズン、3者3様のオリバーをみて一番しっくりきたのはソンウさんでした。
好みはムンソンさんのオリバーですがソンウさんはバランスが良かったです^^
ヒジュンさんは若くて友達もいってましたがロボットというよりお人形さんみたいな可愛さでした
歌はダントツでヒジュンさんがうまかったです。
えぇそれは言うまでもない圧倒的な..

クレアはやっぱりヘインさんの可愛くて賢さがにじみ出たクレア像がわたし好みでした。




ジェアさんは若々しい女の子感がリアリティを感じたしミドさんのぎゅっと愛嬌を凝縮したような可愛さも魅力的でした。

同じ台詞、歌詞でも演者によって全く見え方がかわる脚本の奥深さと層の厚い韓国の役者さんの演技の底力を改めて魅せられた作品でした。

ソンウオリバーで一番気に入ったシーンはクレアに「ごめん、約束守れなかった」というとき
手をパチンとさせる動作をしたことです
ドライブシーンで「お互いに恋をしないと約束する」時にクレアがオリバーの手にパチンと手をあわせたんです

そのときソンウオリバーは楽しそうに「約束」といってもう一度ひとり手をパチンとする動作をしていたんです
ソンウオリバーにとって約束は初めてで約束は手をあわせるものとインプットされたような印象でした。

そういうシーンがあっての「約束守れなかった」は可愛くって何よりオリバーらしくて
くすりと笑ってしまうような健気さでした。

ソンウオリバーのかっこよさは後半発揮されました。
故障していくクレアを甲斐甲斐しく介抱するオリバーなんだけど
わりと他のオリバーはもの悲しさが前面にでてそんなオリバーの姿にクレアと共に胸を痛めるパターンが多いんですが
ソンウオリバーは逞しくクレアのためなら自分が先に壊れてもいいような
クレアを壊れさせないために全力で向かい合っているようなオリバーでした

繊細そうなかわいらしいイメージだったので意外でした!

誰かを愛することがこんなに悲しいとは思わなかったという二人

クレアが「だから恋をしちゃダメって言ったじゃない」というと
しょぼ~んと肩を落として「ごめん」というソンウオリバーが可愛かったです

ヘインクレアが震えながら「私のせいであなたが苦しんでいて、胸が痛い」と絶望的な目で言った瞬間
ソンウオリバーは「いや、全然苦しくないよ」と答えるんですが
ムンソンオリバーやヒジュンオリバーと真逆の言い方にショックを受けました。

ふたりは優しい声で堪えるように答えるのに対し
ソンウオリバーはちょっと怒っているみたいなクレアをたしなめるような印象でした。
こういうオリバーもあったのかと...!

すっごく、すっごく良かった...。

三人のオリバーのなかでもっとも肝がすわり一番頑固そうなオリバーでした。

だから強いヘインクレアとの相性が良い。

このふたりの描くエンディングもしっくりきました。

ヘインクレアは記憶を消していてもオリバーの部屋にきて懐かしさを感じ(オリバーの部屋がアナログな美術セットの演出意図が存分に発揮される演技)
不思議な安心感と悲しさをなぞるようにして感じている

一方、ソンウオリバーは直前で記憶を消すことができずひっそり記憶を抱え暮らしていて
きっとクレアが記憶を消したこともすでにわかっていて何度も何度もクレアをみていたと推測できる演技
ソンウオリバーは最後の瞬間まで無表情でクレアと目をあわせないし
ソンウオリバー特有の快活な声でなくまさに感情のないロボットみたいな話し方
感情を圧し殺すロボットの演技がどれだけ難しいか想像してみてください。
鳥肌がたちました。

ヘインクレアは混乱した表情で雑誌を読むオリバーの横顔をみつめまた前を見る
そのあと雑誌を読んでいたソンウオリバーはゆっくりヘインクレアの横顔を見つめ
ふっと静かに微笑み...暗転。

うぉぉ~~~~~~(号泣)

でした。
メイビー、ハッピーエンディング。
メイビーだよー!(涙)

どっちなんだーどっちにしろメイビーハッピーエンディング!っていう
このタイトルの落とし方。
過去最高でした!

本命ペア!やはり私の好みでした!

今シーズン最後の観劇。
このお二人で観られて幸せでした。

何度みても結末はちがうし、何度みても嗚咽こらえながら観る素晴らしいミュージカル。

この作品に出会えて幸せです。
同じ作品を何度も観に行く自分の心理がよく理解できます(笑)←わからない人には謎のリピーター心理

韓国創作ミュージカルは秀作揃いですが、やはりこの作品は特に素晴らしい。
韓国語がわかって良かったと韓国に住んで初めて感じた私にとって特別な作品。
韓国語のニュアンスだからこその良さがたくさんあります。

次シーズンも必ずたくさん観に行きます^^

누구보다 아름다운 두달 고맙습니다!!








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