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「小さな恋のメロディ」 ロケ地 @ブロンプトン墓地

2012-05-24 | 海外旅行


「小さな恋のメロディ」

おそらく、同世代の方はご存じない方が多いやもしれません。
多くが、わたしの両親世代か、イギリス好きの方か、映画好きの方のみ知っている作品

「小さな恋のメロディ」は
クラシカルミュージカル「オリバー!」主演のマーク・レスターとジャック・ワイルドを再度起用し
1971年に公開されたイギリス映画です。
オリバー!のヒットに便乗して(?)製作されたものの
本国イギリスやアメリカでは不発に終わったそうです。
しかし、なぜか日本で爆発的な人気を博した作品。

                   

本当に、ある一定の年代の人になると「大好きだった!懐かしい!」と口をそろえて言うほど
日本では一大ムーブメントだったようですね

わたしは、もちろん20代なので当時のことなど知りません
ただ、子供のときから繰り返し、繰り返しされる再放送で観て大好きになった作品なのです。
DVD化したときは、本当にうれしかったなぁ

今回は、その映画の中で主人公ダニエルとメロディが可愛らしいデートをしたシーンの
一部のロケ地へ行きました
なぜか、こちらの墓地へ行くときはいつもお天気が悪いのですぅ…

「小さな恋のメロディ(S.W.A.L.K)」 撮影地 part1

・ Brompton Cemetery(ブロンプトン墓地)



アクセス方法はとても簡単です。
ウエスト・ブロンプトン(West Brompton)駅すぐ横!
駅を出て、右側に墓地があります。



オールド・ブロンプトン・ロードにあります。
バスストップも墓地前にあるので、バスでのアクセスもしやすいデス。



こちらの墓地では、外観の撮影のみだそうなので
時間のない方は、外観だけ楽しんで行かれてもよろしいかと思います。
もはや、どの角度から撮影したかなんか分かりませんので(分かる方はすごい!)
雰囲気で楽しむしかありません



小さな恋のメロディ First Of May(若葉のころ)ビデオ()



このへんは、子供たちがわぁーと言いながら通学している角度に似ています。
貼り付けたリンク先のビデオにも一瞬映りますね(53秒あたり)



おそらく、このアーチ型の柵は映画と中と一緒だと思うので
墓地の中から映しているのは、すべてここブロンプトン墓地のはず。



ダニエルとメロディはこの辺を歩いたのかなぁ?



ちなみに、ここBrompton Cemeteryはロンドンにある9つのRoyal Park(王立公園)のひとつ。
とても綺麗に管理されていて、近所の人々の憩いの場所として
大切に管理されております。
お墓、といってもおどろおどろしい雰囲気ではなく、マイナスイオンたっぷりの美しい公園なのです。



サイクリング&わんこのお散歩コースの案内看板。
こんな素敵な公園でお散歩できるわんこはなんてポッシュ!

                   

韓国で暮らしていると、アチコチに散乱するゴミが汚らしく見えます。
もっと、もっとゴミ箱を設置すればいいのに…と思います。
イギリスは、ゴミ箱が多いからいいですね。

                   

リンク先のビデオに流れるビージーズの「First Of May」
邦題は「若葉のころ」です。
とても綺麗なメロディが、5月のロンドンの景色に合っていて、特に好きな曲です。



どこの国でも春先の緑はやわらかい色をしていて、瑞々しく、美しいですが
ロンドンの緑は、格別美しいと私は思います。
特に5月のロンドンは、涙が出そうなほどに美しい。



全体的に「どんより」の表現がピッタリのロンドンの冬とは正反対の
彩り豊かで輝く季節です。

                  




ダニエルとメロディが実際に座り込んでおしゃべりをしたシーンは
Nunhead Cemeteryというサザーク地区にあるお墓だそうです。
こちらは、結局いけずじまいとなりました



でも、雰囲気は似てます

オーンショー(ジャック・ワイルド)の男子らしい猛アプローチを振り切り
お墓でデートするダニエルとメロディの会話がとっても可愛いです。

「Fifty years happiness. How long is fifty years?」
 (50年の幸福。50年ってどれくらい?)

「Er, a hundred and fifty school terms, not including holidays」
 (うーん、休みを除いて150学期だよ)

「Will you love me that long?」
 (そんなに私のこと愛せる?)

頷くダニエル、

「I don't think you will」
 (出来っこないよ)

「Of course. I've loved you a whole week already, haven't I?」
 (出来るよ。もう1週間も愛してるんだよ)

1週間でこの自信って…
根拠がないようで、ダニエルにとっては立派な根拠
演技はどこまでもへたくそなマーク・レスターですが(失敬!)、この愛らしさは唯一無二です。
トレイシー・ハイドのランドセルとギンガムチェックの制服が
とーっても可愛くて、イギリスの制服に憧れたものです。



わたしはこういう場所は敏感な体質なので、極力避けたいところ
余計なものがうつっていないといいのですが…



さて、メロディのロケ地は入り口付近でも十分ですが
せっかくなので、もう少し散歩しましょう。



雲の流れが早いので、太陽が出ると
一気にキラキラと光り輝くロンドン。
こういう景色が好きでした。



ちなみに、「ピーター・ラビットのおはなし」で有名な作者ビアトリクス・ポターは
このあたりに暮らしていたそうで、この絵本に登場するキャラクター名は
この墓地にある墓標の名前からつけられたものだってご存知でしたか?



どこかに、馴染みある名前があるのかも知れませんね。



ビアトリクス・ポターの様に、この墓地の風景を愛した人も
多かったようです。



このように、公園のあちらこちらに、この公園を愛した亡き人を偲ぶベンチが置かれ
私たちのように、公園で散歩をしている人の足を休ませてくれます。
イギリスは、故人が好きだった場所にベンチを置く習慣があるのかな?
映画「カレンダーガールズ」でも、劇中にそんなセリフがありましたものね。



緑と墓石のなかのベンチに座り読書をしているおじ様。
優雅だなぁー。



このブロンプトン墓地は、「小さな恋のメロディ」だけではなく
様々な映画・ドラマでも撮影されているので
見たことがある人も多いはず。

特に、このあたりの景色なんてイギリス映画ではおなじみかも



すごーく綺麗で、気持ちのよい場所なのですが
夜になるとマイケル・ジャクソンのスリラーみたいなんですよね…。
どうしても、阿波踊りみたいなあの踊りが踊りたくなる…(踊れないけれど)

                   

ちょっと話はそれますが、マイケル・ジャクソンとマーク・レスターは
同世代の子供時代からの友人だそうで
マークが暮らすイギリスの田舎町にマイケルはちょくちょく遊びに来ていたそう。
どちらも、過激な時代に子供時代をすごしただけに共鳴するものがあったのかな。

結局は、この映画の共演者でもあるジャック・ワイルドもマイケル・ジャクソンも
名声は手にしたのに早すぎる死を迎えてしまい悲しいです。



'Cause this is thriller, thriller night~♪

いつもいつも頭の中にスリラーがめぐってしまうのですが
どうしたら、ビージーズに切り替わるか教えてください…。

こんな爽やかな墓地なのに、いつもマイケルが頭の中で舞うんです…




いかがでしたか?(マイケルじゃないよ)
40年前のイギリス映画「小さな恋のメロディ」の雰囲気は伝わりましたでしょうか?

この映画は、自信を持ってオススメするイギリス映画です。
古きよきイギリスの姿に、うっとりしますよ

【Brompton Cemetery】(ブロンプトン墓地)

住所 :294 Old Brompton Road, London
地図 :こちら()
交通 :地下鉄ウエスト・ブロンプトン(West Brompton)駅より徒歩1分



*いつも遊びに来てくれてありがとうございます*
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6 Comments

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はじめまして (ますらお21号)
2015-04-14 01:48:17
はじめまして ブログ楽しく拝見しました。私がロケ地巡りをしたのは、2007年の事です。当時、ポータブルDVDプレイヤーを片手に四苦八苦してロンドンをまわりました。いつになるかわかりませんが、次回の旅の参考にさせていただきます。m(._.)m
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Re:はじめまして (まみを)
2015-04-19 16:24:21
ますらお21号さん

はじめまして、コメントのお返し遅れまして失礼しました!
改めて、コメントありがとうございます。
私も2007年頃に最初にロケ地巡りをスタートしました^^*
当時はスマホもないし、地図をプリントアウトしてロケ地を探したおぼえがあります。
いまは、便利ですよね。
またいつかロケ地へ行かれる際は、参考にしていただけたら嬉しいです。
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感謝 (うさこ)
2016-06-08 14:54:51
はじめまして。ブログを参考に、先月末から一週間ほど、イギリスでロケ地巡りをしました。金魚を泳がせていた家畜用の水飲み場と、Ship以外は、すべて見つけることが出来ました。ウェイマスのビーチも、思い出に浸りながら、海辺のB&Bに滞在して3日間過ごしました。このブログがあったから、今回の最高の思い出を作らせていただけたと思っております。感謝の気持ちを伝えたくて、投稿させていただきました。情報と素敵な思い出をどうもありがとうございました。
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ありがとうございます^ ^ (まみを)
2016-06-09 11:34:02
うさこさん

コメントありがとうございます^ ^
ブログを参考にして頂いて素敵なご旅行をされたとのこと、とても嬉しいです。
とても良い時期にご旅行されましたね!緑キラキラでしたか?^ ^
ウェイマスでもゆっくりされたなんて羨ましいです!穏やかな街で好きでした。
私もまた行きたくなりました~!
ご丁寧にコメントを残してくださり、感謝です。
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ブロンプトン墓地 (R)
2021-02-19 10:56:47
ブロンプトン墓地の中から映しているのは、「304 Old Brompton Rd, Earl's Court, London SW5 9JF イギリス」、現在は「Natural Wood Designs」という店の目の前の柵です。
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Unknown (onceinabluemoon_2010)
2021-02-19 14:44:21
Rさん

初めまして、情報ありがとうございます^^
いつかまたイギリスへ行くことがあれば参考にさせていただきます。
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