6月から始まった高速道路の無料化社会実験の実施区間に、岡山県内では唯一岡山自動車道(岡山JCT―北房JCT間、44キロ)が選ばれている。
同自動車道は、目下進行中の2車線化工事に先駆けての無料化実験だけに、渋
滞などの影響を懸念していたので、それを確かめるべく試走してみた。結果、上
り坂以外はさしたる渋滞もなくスムーズに走れた。
ただ理不尽なことに、起終点がインターではないため、山陽道の岡山インターから岡山道経由で中国道の北房インターまで行く場合、岡山道以外の区間を走ったということで僅か有料(200円)になった。
先ずは北房インターで下りてすぐの所にある「コスモス広場」を目指した。約1haに約150万本のコスモスが咲くコスモス広場と、備中川に沿って全長6kmに及ぶコスモス街道が北房のまちを彩り、10月17日(日)にはコスモスまつりが開かれるが、まだ見頃には少し早く観光客もちらほらだった。残念ながら、09年に訪れた武庫川河川敷にあるコスモス園や、07年にみた万博記念公園のコスモスにはるか及ばない。
口直しに南隣の高梁市有漢町にある、うかん常山公園の「石の風ぐるま」を訪ねた。岡山道、有漢ICのすぐ近くにある。そよ風でも回る7基の巨大な石の風ぐるまは、動く芸術品であり圧巻だ。
せっかくの機会なので高梁の街まで下り、備中松山城に登った。標高430mの臥牛山頂上付近に建つ天守は、国の重要文化財で、現存天守を持つ山城としては最も高い所にある。
臥牛山は、小学校の遠足で訪れて以来2度目のはずだが全く記憶に無く、全て
が初めての感覚であった。思い出されるのは仕切りのないトイレで皆と横に並ん
で小用中のこと。心ない悪友から不意に背中を押されたばかりに、途中止めになり残尿感にさいなまれた。これがトラウマとなって、半世紀経った今でも周りに人の気配がするとダメで、公衆トイレでは個室に入らねばならない。
倅家族の高梁土産は、決まって同市東町にある植田菓子店のおかき。創業50年を越える駄菓子屋で、昔ながらの木組みのケースの中に懐かしい豆菓子や飴玉、せんべいなどが100種類以上も所狭しと並ぶ。
ご主人から試食を勧められながら、色々と貴重な話を伺うことができた。かね
てから小生が追い求めていた極め付きのおかきを大阪・心斎橋の菓子店で、10数
年前に見つけたが、それと同じおかきがここにもあると話をしたところ、そちらへ先代が丁稚奉公して修業したと明かされた。
小生にとっていま一つ忘れ得ぬ高梁名物が日本酒には最高の肴「鮎のうるか」
。これも長年追い求めて先年見つけた栄町の吉田良鮮魚店を訪ねたが、残念なが
ら秋の落ち鮎から作るのでもう少し先になるとのこと。
岡山道試走の一日も、どうしても食べ物の話で総括することになった。
同自動車道は、目下進行中の2車線化工事に先駆けての無料化実験だけに、渋
滞などの影響を懸念していたので、それを確かめるべく試走してみた。結果、上
り坂以外はさしたる渋滞もなくスムーズに走れた。
ただ理不尽なことに、起終点がインターではないため、山陽道の岡山インターから岡山道経由で中国道の北房インターまで行く場合、岡山道以外の区間を走ったということで僅か有料(200円)になった。
先ずは北房インターで下りてすぐの所にある「コスモス広場」を目指した。約1haに約150万本のコスモスが咲くコスモス広場と、備中川に沿って全長6kmに及ぶコスモス街道が北房のまちを彩り、10月17日(日)にはコスモスまつりが開かれるが、まだ見頃には少し早く観光客もちらほらだった。残念ながら、09年に訪れた武庫川河川敷にあるコスモス園や、07年にみた万博記念公園のコスモスにはるか及ばない。
口直しに南隣の高梁市有漢町にある、うかん常山公園の「石の風ぐるま」を訪ねた。岡山道、有漢ICのすぐ近くにある。そよ風でも回る7基の巨大な石の風ぐるまは、動く芸術品であり圧巻だ。
せっかくの機会なので高梁の街まで下り、備中松山城に登った。標高430mの臥牛山頂上付近に建つ天守は、国の重要文化財で、現存天守を持つ山城としては最も高い所にある。
臥牛山は、小学校の遠足で訪れて以来2度目のはずだが全く記憶に無く、全て
が初めての感覚であった。思い出されるのは仕切りのないトイレで皆と横に並ん
で小用中のこと。心ない悪友から不意に背中を押されたばかりに、途中止めになり残尿感にさいなまれた。これがトラウマとなって、半世紀経った今でも周りに人の気配がするとダメで、公衆トイレでは個室に入らねばならない。
倅家族の高梁土産は、決まって同市東町にある植田菓子店のおかき。創業50年を越える駄菓子屋で、昔ながらの木組みのケースの中に懐かしい豆菓子や飴玉、せんべいなどが100種類以上も所狭しと並ぶ。
ご主人から試食を勧められながら、色々と貴重な話を伺うことができた。かね
てから小生が追い求めていた極め付きのおかきを大阪・心斎橋の菓子店で、10数
年前に見つけたが、それと同じおかきがここにもあると話をしたところ、そちらへ先代が丁稚奉公して修業したと明かされた。
小生にとっていま一つ忘れ得ぬ高梁名物が日本酒には最高の肴「鮎のうるか」
。これも長年追い求めて先年見つけた栄町の吉田良鮮魚店を訪ねたが、残念なが
ら秋の落ち鮎から作るのでもう少し先になるとのこと。
岡山道試走の一日も、どうしても食べ物の話で総括することになった。
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松山城は備中にもあったのですね。色合いといいメジャーな松山城に似ているかも。
「鮎のうるか」は初耳です。落ち鮎で作るのがミソなのですね。酒の肴には堪えられないのでしょう。
マイカー通勤などで使える人には便利でしょうが、恩恵に浴するのは一部の人だけです。三男の嫁は高梁が実家なので近くなりました。
愛媛の松山城と区別して、当地では備中松山城と呼ばれています。
鮎の内臓を使ったいわゆる塩辛に近いもので、古くからある保存食です、鮎は川にある苔しか食べないため、その体からは鮎独特の香りがします。その鮎の内臓や身、卵をを使ったうるかは絶品ではありますが、高価なのが難点です。
高梁市有漢はこちらで30年も親しくしている方の故郷ですので、今日のブログの事を近々お話しますね。
大変喜ぶと思います。
「天守が、国の重要文化財で、現存天守を持つ山城としては最も高い所にある」と言うのは、7月のNHKつながるラジオを聞いて初めて知りました。
いつの日か行ってみたいと思います。
「石の風ぐるま」は、岡山県人でも知る人ぞ知る、いわば隠れた穴場です。小生は3度目でしたが、最初大きな石の風車が軽やかに回る様をみて驚きました。
備中松山城はお勧めです。
土・日・祝祭日は混雑回避のため、城下の駐車場まで乗り入れ禁止で、もっと下の駐車場からシャトルバスが送迎してくれます。(往復料金300円)
そこから700㍍の山道を歩きますので、夏場は結構きついですね。
今日はこれから松山へ日帰り旅行(林原7時出発)です。出来れば伊予の松山城へも登って来たいと思います。
レトロな木組みのケースと100種類以上のお菓子に目を見はりますが、何より、これがずっと続いていることが素晴らしい。
何回通ったら、お菓子全種類制覇できるかしら(笑)
懐かしいお菓子の数々を目の当たりにして、どれにしようか迷いました。
今はこういった駄菓子屋さんが密かなブームを呼んでいるんですね。
かつてはこれらのお菓子を自店で手作りしていたが、今では大阪から仕入れるそうです。
たまたまこの日はご主人が店番で対応されましたが、普段は奥さんが細々と切り盛りしておられるようです。
このご時世にあって長く商売を続けていくのは大変です。