てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

還暦の年頭所感

2008-01-02 12:17:11 | ビジネスと社会
 今年は生まれて5度目の年男、つまり還暦を迎える。本来なら今年の8月が定年退職であったところ、諸般の事情により5年前倒しでリタイアした。他人よりひと足早い卒業式を終え、果たしてこの5年間有意義な人生を送ることが出来たのか自問すると、内心忸怩たるものがある。
 なるほど寛いだ心豊かな充電の日々であったには違いないが、明日への再生産に繋がるような実り多き毎日ほどではなく、やや無為に過ごして来た嫌いはある。

 小欄「2006/6/11定年後の自由時間」で紹介したように、シニアライフアドバイザーの松本すみ子さんの試算によると『生涯労働時間は9万5,000時間、定年後(80歳まで生きたとして)の自由時間は9万8,550時間となり、これから先の自由時間は、今まで働いてきた38年間の労働時間にも匹敵する』そうだ。

 人並みの定年後の第二のスタートについた今、上記自由時間(9万8,550時間)を肝に銘じたい。地球が生まれて46億年、宇宙の営みからすれば人の一生なんて、ほんのひと瞬きに過ぎないとはいうものの、当り前のことが、自然にできることに感謝しつつ、一日一日を大切に過ごしたい。

 還暦といっても気分は若く43歳(昨年末購入した体組成計で表示された体内年齢)なもので、歳にとらわれず心ウキウキとするような、笑顔に満ち溢れた時を過ごしたい。昔から「笑う門には福来る」といい、医学的見地からも「笑い」で病気リスクも軽減されることが実証されている。

 日野原重明氏は著書『人生百年私の工夫』のなかで、“人生の午後生きるヒント”として、『そもそも人間の脳というのは、全体の4分の1しか使われていない。残りの4分の3は60歳になっても使われていないことになる。だからこそ、この部分を使って新しく学習を始めることを考えればいい』と六十の手習いを勧める。

 年明け早々の本日は、気の置けない高校の同級生が14、15人集まり、プチ同窓会をやる。お互いの還暦を確認して単に慰めあうようなことはせず、ここから先は1年毎に歳をと(りさ)る話で大いに盛り上がりたいと思っている。
 では行って参りま~す。
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (エンピロ)
2008-01-03 18:04:58
退職後の自由時間が、ほぼ勤めてきた時間に匹敵することを拝見させていただいた記憶がありますね。そうなれば、なおさら、第二の人生は大事に、しかも有意義に送りたいものですね。

体組成計での体内年齢が43歳ですから、私の実年齢よりもだいぶ若くいらっしゃいますね(汗・笑)脳もまだまだお若く活力がありそうですよw
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Unknown (mari)
2008-01-03 18:24:01
心の持ちようもそうですが、時間の捉え方次第で、随分と人生が変わってくるように思います。
日野原重明氏は仕事も現役という驚異的な方ですが、それ以外でも充実した日々を送られているように拝見しています。
見習うべき点は多いですよね。

omotannさん、素晴らしい体内年齢ですね。
思ったときが適齢期。
これからも何でもチャレンジして楽しくお過ごしくださいませ。
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Unknown (omotann)
2008-01-03 20:10:48
エンピロさんとジュリアさんのお陰で「43歳」を悟り、大層元気がつきました。

平均年齢まで生き延びることが前提ですが、我が家系は男が短命です。そこのところをよく心して余生を大切に送りたいと思います。
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Unknown (omotann)
2008-01-03 20:15:31
mariさん
仰るように時間の捉え方がポイントですね。サミエル・ウルマンの「青春の詩」を一番に思い浮かべます。

3日付の山陽新聞に日野原氏が「元気の秘訣食にあり」と寄稿しておられ大変参考になりました。また「仕事が健康法」だとも述べておられます。96歳にして現役の内科医として勤務する一方、講演で全国や世界各地を駆け回って活躍されている人のパワーの源を知りました。

「思ったときが適齢期」とは嬉しいお言葉です。ありがとうございます。
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