てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

聞き間違い

2006-10-29 15:27:39 | 暮らしと生活
 童謡『どんぐりころころ』の歌詞を活字で目にして、迂闊にもこの歳になるまで間違えて覚えていたことに気が付いた。

1.どんぐりころころ どんぶりこ
 お池にはまって さあ大変♪

 と続くのだが、「どんぶりこ」のくだりを、「どんぐりこ」と思い込んでいた。ちなみにかみさんも同様だった。
 ならば我々が生み育ててきた孫子はどうかと、長男家族5人に確かめたら正解はお母さんだけ。三男家族4人はお母さんと娘が正解した。二男の処は調べてないが、どうやらわが子を経て間違ったまま伝承したようだ。

 原因は口伝えで耳から覚えたからだろう。このワンフレーズで歌詞のニュアンスが大きく違ってくる。作詞者青木存義(あおきながよし、1879-1935)氏に申し訳ない気がする。
 しかし禍を転じて福と為す、今回の間違い探しをきっかけにして、二番しかないと思っていた歌詞に、作詞者の故郷の小学校で歌い継がれている幻の三番があることを知り安心した。

2.どんぐりころころ よろこんで 
 しばらく一緒に あそんだが 
 やっぱりお山が恋しいと 
 泣いてはどじょうを 困らせた♪

 では、その後、どんぐりがどうなったか、気になるところだが、

3.どんぐりころころ 泣いてたら 
 仲良しこりすが とんできて 
 落ち葉にくるんで おんぶして 
 急いでお山に 連れてった♪

 こりすのお陰で、どんぐりは無事にお山に帰れたそうだ。めでたしめでたし。


 余談ながらこの類の聞き間違いは、子供のころ他にもあった。
 『山の音楽家』で「♪わたしゃ音楽家、山の子りす」を「♪わたしゃ音楽、かやまの子りす」、「醤油」を「ショウイ」と思っていた。

 子供ならず大人になっても「バブル(泡)」を「バルブ(弁)」と取り違えていた大先輩を思い出した。さらに「ビジョン(将来構想)」のことを「ピジョン(鳩)」といって憚らない先人もいた。
 数えあげたらきりがないが、恥の上塗りになるので、今日はこれまで。
コメント (6)
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