鈴木章北大名誉教授と根岸米大教授がノーベル化学賞を受賞した。「おめでとうございます!」北海道大学では初のノーブル賞の受賞である。北海道中が喜びに沸いた。当校だけでの研究に打ち込み快挙を成し遂げたのである。天晴れ!とは、こういう事を形容するのであろう。 一方、根岸教授は東京大学を卒業して米国に渡り40年を当地で過ごしている。スウェーデン王立科学アカデミーは、2010年のノーベル化学賞を、米デラウェア大のリチャード・ヘック名誉教授(79)と、米パデュー大の根岸英一・特別教授(75)、北海道大の鈴木章・名誉教授(80)の3人に贈る事を発表した。授賞対象となった業績は「有機合成におけるパラジウム触媒を用いた<クロスカップリング>」という素人には分かりにくい分野の功績に対する授与であるという。テレビ等の液晶に応用されているし、医薬品にも応用されている身近なものであるらしい。 閉塞感漂う日本の現状に久々の朗報である。生活苦を暫し忘れ、歓喜の美酒に酔った。日本人の化学賞は08年、米ボストン大の下村脩・名誉教授以来2年ぶりで計7人となった。日本の化学研究の水準が世界に通用する事を証明した。賞金は日本円で約1億2300万円。3人で等分することになる。―― 授賞式は12月10日、ストックホルムで ―― 今回の受賞で日本人のノーベル賞受賞者は<18人>となった。業績の詳細は分からなくてもいい。でも「クロスカップリング」という言葉だけは覚えておこう。何れの日にか、分かる時も来るであろうから・・・。兎に角、心から再度「おめでとうございます」の賛辞を送り両氏の今後の更なるご活躍を期待します。
社会主義の暗い菅・仙谷政権下で、唯一の明るいニュースである。しかし、
科学技術の予算を大幅に削った腐敗・民主党には、夢も希望も持てない。
子ども手当などの税金のバラマキの10%でも充てれば十分の科学技術予算が得られる。
それはバラマキではなく、日本の将来に対する良き投資となる。
科学技術などに無知な蓮舫らを落選させなければ、日本が衰退することを憂える。