世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

防衛省 非核三原則 専守防衛 文民統制 死守せよ!

2007年01月10日 | Weblog

昨日9日に<防衛庁>が「防衛省」に昇格した。1,954年の防衛庁設置から半世紀余の悲願?達成である。安倍首相の、自民与党の、長年の念願が叶えられた画期的出来事である(与党自民党サイドの悲願)。野党 民主党も賛同し圧倒的多数で可決成立した。防衛大臣が首相経由であった予算要求や法案提出も独自で可能になった。防衛出動も独自で要求できる。大幅な権限行使が可能になった。安倍首相も「戦後レジーム(体制)から脱却し新生日本の国づくりの基礎となり大きな第一歩となる」と自画自賛した。かかる日本の現状体制に北朝鮮の脅威が日増しに増幅する今日、懸念される事態も続出した。朝鮮半島の不穏な動きは日本の核の保有論議に拍車をかけている。そういう現状に安倍首相の 集団的自衛権の行使 が可能になる個々の事例の研究云々の指示は気になる。日本を取巻く環境は安全保障の面で確かに危惧される。非核三原則が済崩しにされないかと懸念される。<刻の持ち込み>は黙認され公然の秘密とされている風評さえ流れている。米国公文書館の地下深く眠る機密文書・資料の発掘、渉猟に命を賭けている御仁もいるとか・・・。その風潮を察知してか久間防衛大臣は非核三原則、専守防衛、シビリアン・コントロールは今後も堅持していく、と明言した。首相・官邸サイドは、どうなのか、「集団的自衛権の行使」を可能にし、連動する関連法規を整備して「恒久法」の成立を目指している。国連軍や米国の後方支援が円滑に機動力を発揮する体勢・体制を確立したいとの思惑である。現在の自衛隊の活動はカンボジアやゴラン高原での国連平和維持活動(PKO)と航空自衛隊のバグダットの空輸活動に当たっている。<イラク復興支援特別措置法>に基づく行動である。インド洋では海上自衛隊が<テロ特措法>によって米国艦船に燃料の補給活動を行っている。その他、インド・スマトラ沖地震の国際救援活動も行っている。この様な対応はその場しのぎの付け焼き的行動と揶揄されてきた。そういう現状から個々の時限立法での対応には限界があるとの認識で一括した恒久法の制定を痛感しその法制化を目指している。・・・この様な動き・動向に対し戦後60有余年、平和裡に経済の発展に邁進できたのは一貫して平和憲法を堅持したからだと識者は現憲法を擁護する。非核三原則、専守防衛、文民統制を世界内外に是認・容認させたからこそ日本は尊敬され平和と安全の保障を砦に世界から承認されたのだ、と・・・。私もその考えに万全の信頼をおく。北朝鮮が核保有国を誇示しそれをカードに自国の生き残りを賭けている現状に日本は右往左往し狼狽してはならない。<眼には眼を>の日本の昨今の風潮に良識ある国民はノーを突きつけないといけない。核の報復は決して最終・最高の手段ではない。周辺国をも巻き込み自他共に破滅の道を選択する事に繋がる。一度、立ち止まって冷静に熟考・熟慮して平和裡に行動を執るべきである。日本の良識は世界の良識に承認され尊敬される国柄となるべきである。喧しい今日、日本の良識が世界の良識の府になる事を切望する。

 


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