北の核の脅威、中国の軍拡とその脅威に自己防衛の限界(日本国憲法
の制約、集団的自衛権の行使、非核三原則の堅持)を自覚し、その対処の為
に米国の核の傘の下に有り、庇護され、それが日本の平和が保たれてきた、
と自公民政権は主張し信奉してきて現在に至っている(グァム移転費も米軍基
地負担も思いやり予算もその対価にある)。平和の砦を死守するには、それが
最善である、と堅持してきた。・・・ところが、あれから時代は激変し、世界の趨
勢、時代の情勢は、変動しそれに対応しきれない限界に達した。自公民政権
は未だその捉え方(米国の核の傘の庇護が日本の最善の自己防衛、在り方だ
と信奉している)を喧伝し盲信している。 ―― <日米同盟が基軸> という文
言 ―― 。民主党が主張する国家としての自立性、“主権国家”としての在り方
は“対等な立場”で主張し合うのが 民主主義国家 の有るべき姿だと認識して
対米交渉に臨む姿勢を打ち出している。それは民主主義の成熟度を示すスタ
ンスである、と訴え、政権交代を果たした。日本の世界への貢献の在り方、な
かんずく、外交・安全保障の在り方は“軍事同盟”ではなく、“平和貢献”にあ
る、と世界に範を示す事である。唯一の被爆国としての日本は<軍事力>や
<核の保有>で相手を威嚇し平和が恐怖のバランスで保たれているとの世界
の常識を打破する責務がある。徹底的にその事を主張し平和憲法を守り「非
核三原則」を堅持して世界に核廃絶を訴えていくべきである。それが、唯一の
被爆国としての日本の最大のミッション・使命である。外交・安全保障の在り方
を根本から見直し“軍事同盟”や“核の保有”で世界の平和が保っているとの世
界の常識、認識を変えさせる事である。日本が率先して、“平和貢献”こそが、
世界の平和、安全保障の<要>である、と認識させる事である。それが日本
の平和への貢献の在り方だと世界に再認識させるべきである。そういう意味合
いから今回の民主党の対米交渉は人類存続の在り方とも連動している。
オバマ大統領もブラハ宣言で“核の廃絶”を訴えた。その困難さは、重々、自覚
し自分が存命中は「核廃絶」は難しいだろうと明言した。今回の鳩山首相の対
米交渉は、そういう双方の信頼の構築と理念の基に臨むべきである。最初に
信頼関係を構築し、それから困難な懸案の一つ一つを真剣に話し合い解決し
ていく事である。鳩山連立政権の最初の関門は、固い信頼関係の基に地球規
模での最善の交渉をして日米の国民、世界の民、地球人の平和と安全・安定
に貢献する事である。
※付記:それは「理想論」云々、”現実主義”が北の脅威からの防衛と声高に喧
伝する。そういう出口の見えない神学論争には終止符を打ちたい。理
想論であれ自己の有るべき信念を堅持して訴えていくべきである。日
本は唯一の被爆国としての最大の責務がある。
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