世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

心の歌 「鐘の鳴る丘」と“みかんの花咲く丘”

2011年12月01日 | Weblog
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何時、聴いても心が洗われる歌である。“鐘の鳴る丘”は、昭和22年の連続ラジオ放送劇「鐘の鳴る丘」=“とんがり帽子”の主題歌である。作詞:菊田一夫、作曲:古関裕而の名コンビによる不朽の名詞・名曲である。打ちひしがれた終戦直後の荒れ荒(すさ)んだ人心に一抹の灯を灯してくれた歌謡である。12歳の頃の川田正子のあの あどけない 透き通る様な歌声が歌詞にぴったりと合って老若男女を虜にした。食糧不足で栄養失調の児が続出するご時世である。大人も骨皮の児も心の救いが、この“とんがり帽子”=「鐘の鳴る丘」であった。今でも口ずさむこの歌は心の支えとなって永久に忘れられない“心の歌”となっている。・・・「みかんの花咲く丘」も歌詞が曲とぴったりと符合してあの当時の世相を和らげる不朽の名詞・名曲となっている。やはり12歳の頃の川田正子の歌であり美声が醸し出すソフトな歌声には心が洗われる。でも残念な事に川田正子さんは、既にあの世の人となった。これ等の歌を口ずさむ度に彼女の全盛期の頃が思い出され遣るせない気持ちになる。“世は歌につれ歌は世につれ”、とは先人が遺してくれた言葉だが、言い得て妙である。名詞・名曲と歌い手が、ピッタリと符合し息が合うと人心を捉え不朽の名作となって人々の心に何時までも残る。正に、この“鐘の鳴る丘”と“みかんの花咲く丘”が、そうである。私の“一生の心の歌”である。世知辛い世の中、この<心の歌>で荒れすさんだ心を救いたいものである。

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