世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

わが血族 叔父(母の弟)の追憶!

2012年02月27日 | Weblog

母の弟の叔父は船長であった。鹿児島行の大型旅客船の船員で経験を積み、数十年後に晴れて故郷 伊平屋島の船長となった。船名は「伊平屋丸」。120トン余の小型船である。でも当時の離島航路では唯一、無くてはならない客船であった。人命を預かる重大使命を担う貴重な職責である。小中学の頃の私は、そういう叔父を誇らしく思った。・・・余談だが・・・母の兄弟姉妹は皆、出世頭である。私の母だけが普通の典型的な沖縄女性であった。―― 叔父は在職中、一人の事故者も出さず離島航路の安全無事を果たし目出度く引退した。中学卒であったが自力で独学し船長にまでなったのである。5人の子供のうち男2人は、大学まで卒業させた。女2人も高校を卒業させた。天晴れ!というほかはない。そういう叔父も私は尊敬している。退職後、数十年して階段から落ちて寝たきりになり、回復の見込みもなく、あの世へと旅立った。今では叔父の子供たち、私の従兄弟姉妹どうし年に数回、逢って雑談を楽しんでいる。わが血族は、永遠なり!である。
※付記:現在は500トン余の大型フェリーとなっている。少々の強風でも、ゆったりと運行している。

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