“ねじれ”だからこそ慎重審議が要請される。一本の法案も通らないとなる
と国民から総スカンを食らう。国民生活に喫緊に必須な法案まで政局優先で廃
案に追い込こもうものなら与野党を問わず政治の信頼を失う。反対の為の反
対なんだなあ、と国民に透かされて見られると野党でも見放される。特に「みん
なの党」の言動には注目が集まる。折角の支持率上昇でも一気に低落する。
“政治は一寸先は闇”、奢らずに政策毎の慎重審議で臨むべきである。自民党
選出の議会運営委員長の手腕も問われる。特に国民は、その動向を観てい
る。どこに加担しているか、そういう視点から運営委員長の力量を観ている。偏
った運営でもしようものなら、これ又、一気に支持が低落する。衆参両院での
予算案審議の在り方、結果で国民は今後を判断する。“ねじれ国会”の序幕
が、これから始まる。慎重審議を乞う。
―― 少なくとも国民の切実な政策実現順位の1位~5位までが喫緊に実現す
べき懸案である。そういう物差しから各党の提示する政策の審議可否が論じら
れるべきであり国民は注視している ――
※付記:政策実現順位(国民が喫緊に実現してほしい政策の順位)
1位 景気・雇用対策 ・・・43.1%
2位 年金・医療・・・・・・・・13.4%
3位 財政再建 ・・・・・・・・・・9.8%
4位 所得・格差問題 ・・・・・6.2%
5位 行政改革 ・・・・・・・・・・4.0%
6位 教育改革 ・・・・・・・・・・3.8%
7位 外交・防衛問題・・・・・・3.8%
8位 少子化対策 ・・・・・・・・3.8%
9位 政治とカネ・・・・・・・・・・3.7%
10位 環境対策 ・・・・・・・・・1.7%
11位 農林水産振興 ・・・・・1.1%
12位 憲法改正 ・・・・・・・・・0.5%
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます