時間を断ち、情報を一切シャットアウトし、一人、幽玄の世界に浸る衝動に駈られるのは強ち私一人ではあるまい。情報過多にドップリと漬かった日々を送っている現代人には必要、最小限の心のケアなのではなかろうか・・・。――心の安らぎと癒しが清新な心を取り戻す!!――・・・かつて数十年前、仕事で沖縄 八重山に赴任したことがある。あの雄大な大自然に鎮座した陸と海との見事な調和、自然の造形美が醸しだす不思議な光景は今でも私の脳裏に鮮やかに浮かび上がる。裏石垣への道すがら飛び込んでくる絶景は大陸的な雰囲気さえ感じさせる。見渡す限り山間(やまあい)の麓まで続く田畑は、今では沖縄本島には見られない田舎の原風景となって郷愁を誘う。かつての想い出を想像反芻するだけで身の震えを覚える。今年の夏あたり、ふらりと一人旅にでも出かけようか、と決意をする心境になる。裏石垣の<野底マーペー>には数回、登頂した事があるがそこから見渡す眼下の光景は筆舌に尽くしがたい程、形容しがたい光と風と海・陸との見事なハーモニー・調和に言葉を失う。神の贅沢な造形に又もや身震いする。そこに選ばれた祖先伝来の八重山の民は選民として大いなる誇りを誇示し謳歌してもいいのではなかろうか、と直言したい程だ!その事をかつての同僚・親友に伝える旅にしようかと今からワクワクしている。Z.TやK.Mなどの友人と酌み交わす酒の味に舌鼓をうちながら四方山話に時空を超えて思いっきり時を浪費したい。現代人の心のケア、命の洗濯だ!! 心意気の合う首里の親友も連れ添って馳せ参じ様かと思う。全てにチャレンジャーで好奇心旺盛な彼のこと、かつての滞在地、西表舟浮きの宿舎を訪問するのもこれ又、旧交を温める機会になろう。空虚な心に郷愁を駆り立てられながら今夏の旅を待つ事にしよう!!
付記:八重山西表島白浜港から定期船「じゃじゃ馬」or「舟浮き丸」に乗って10分程で舟浮港に着く。原初の手付かずの自然が丸ごと堪能できる。超お勧めの避暑地・避寒地、行楽地であり近代的モダンな宿舎も整い都会の憂鬱を癒し傷心で疲弊した旅人の心を慰めてくれるであろう。稀にみる旅宿のスポットである。いらっしゃい舟浮きへ、貴方を歓待します。・・・
舟浮には立派な学校がありますね。
生徒は何人くらいいるのかな?って単純な疑問をもちました。
白浜から観光船「ちむどんどん号」が出ていました。
3年前には無かったと思います。
なんでも、舟浮の人の経営と聞きました。
内離れや、写真の水落の滝にも行くそうです。
私はカヌーで行きましたが・・・
なんか、寂しいですね。
でも地元の人の事を考えれば、複雑です。
木炭浜で拾った桜貝や珍しい貝類は、私の宝物になっています。
途中、いたる所、白いユリが満開でしたよ。
太郎さんがおられた頃の舟浮はどんな所でしたか?
黒真珠の養殖はその頃からあったのでしょうか?
トンネルの向こうを少し歩いた所の左側に小さな畑があって、片隅にイリオモテヤマネコを監視するのか、鶏が2羽、寂しそうにいました。
監視カメラがありましたから、オトリなんでしょうね。
壕の中のコウモリは健在でした。
ではまた。
沖縄 太郎より
様変わりしています。
ツアー客に遭遇しびっくりしました。
船着場正面にレストラン兼みやげ物やが出来ていました。
トンネルを抜けた道筋の木々には、木々の名前がぶら下がっていました。
団体客を避けて裏の浜へ行っておにぎりをほうばっていると、くだんの団体さんが、がやがやとやってきてしましました。
浜の右手のほうにみやげ物やさんらしきものがあり(私は見えないこと、にしていましたが^^::)
昔と少しづつ変わってきてしまっているようです。
案内犬のプーは健在でした。
何処かから現れ、今回も浜からへと案内してくれました。
舟浮へ行かれる人、早く行ってください。