世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

アベノミクスは実体経済に程遠い!

2013年05月20日 | Weblog

やれ円安だ、株高だ、と持てる者は浮かれているが一般庶民は物価の上昇で浮かぬ顔の日々である。明暗がくっきりと二分された。大手の輸出産業は収益が倍増しその恩恵を受けているが下請けの部品企業は原材料の輸入で価格が高騰しその分を転嫁できない。総じて原材料の輸入企業は円安で疲弊の一途を辿る。資源の乏しい日本は加工貿易で経済は成り立っている。技術やサービスの分野で世界をリードし国の経済は成り立っているのが実情である。円安、株高で市場の高揚感はあるが実体経済には、未だ結びつかない。本命の「成長戦略」で民間投資を拡大し企業の設備投資(70兆円に倍増)を促して実体経済を盤石にする、その遠望は実現していない。農林水産分野でも生産から販売までの「6次産業化」を推進し10年間で所得を倍増させる目標を掲げているが不透明である。又「戸別所得補償制度」を見直し、「直接支払制度」を創設するが、それへの財源の目途も立っていない。TPPの農業への影響も精査されておらず曖昧模糊としている。法人税軽減も喫緊の課題だが見通しが立たず先送りされた。円安の102円とか株の1万5000円とかで一喜一憂しているが「実体経済」に結びついていない。正念場はこれからである。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿