世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

稲盛和夫氏の哲学「人は何のために生きるのか」(6)

2005年06月05日 | Weblog
読解した断章の梗概を以下に連続して提示します。

第六章 「意識体と魂について」

頭を叩くと”痛い”と<脳神経細胞>が捉え肉体に付属する「意識」が感応する。この様に「肉体に付属する意識」(「現意識」・・・筆者の注釈)と「もともとある意識」=(過去世=意識体=魂)があり、更に、その根源に絶対的な「宇宙意識」が在るのではないのか、と稲盛氏は考えておられる。・・・卑近な例を提示されている。交通事故にあった瀕死の状態の人が、もう一つの意識で事故にあった自分を見つめている。病院に運ばれ手術室の台の上に横たわっている自分を看て家族が泣いている。しばらくすると香りにいい花園をフワフワと舞い上がる。気が付くと意識を取り戻した自分がベッドの上にいた。臨死体験である。その他「虫の知らせ」とか「噂をすれば陰とやら」「以心伝心」等々の例を挙げておられる。・・・現意識が体験した事柄や事象を脳細胞が蓄積し記憶として蓄える。けれども1日数十万個の脳細胞は死滅する。すると記憶した個々のある種の記憶は無くなる。ところが個々の記憶は無くなる前に意識の襞に染み込んで永遠に残る。それが「過去世」となって次の世に引き継がれていく、と考えておられる。そう考えないと説明できない事柄が数多あると論述される。科学的には脳細胞の有機物のニューロンを例に説明しておられる。他の例ではコンピュータのハードが「人間の肉体」だとすればソフトが「意識体」だと。その他多々の例。・・・人間の死と共に肉体は朽ち、意識体だけが遊離して宇宙空間に浮遊する。肉体の死後の「意識体」は別の「人間に転生」する、と考えておられる。幾世紀にも渡って意識体が転生していき「人間性が高められ」、神々しい如来のレベルまで到達すると「輪廻転生」はしなくなる、と仏教では解いている、と氏は自己の信仰を述べておられる。自分の心、品格、人格を高める事は自分ひとりの問題ではなく次の世代に対する責任でもある、と力説されて、この断章を結んでいる。・・・


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