世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

子供の観た史跡名所「ガーナー森」

2013年03月10日 | Weblog

山下町大通りから那覇大橋に向かって少し歩くと「ガーナー森」(がーなーむい)が見えます。「ガーナー森」は、もとは海中にある小さい丘であったそうです。現在は陸続きになっており近くに鏡原中学校があります。1,404年頃から歴代の冊封使(さっぽうし=さっぷうし)を歓待する為の場所であったとされ、漫湖(まんこ)に浮かぶ景勝の地として有名であったそうです。1,300平方メートル程の小高いこの丘には<ナハキハギ>、<ハマイヌビワ>、<アダン>、<オオバキ>、<ススキ>等の草木が全体に生い茂っています。昭和49年12月2日、那覇市文化財名勝及び天然記念物に指定されています。近くに「沖の宮」と「奥武山競技場」があり交通の激しい処になっています。現在では名勝の地に相応しい景観が薄れています。 (6年 Y)

「ニ中健児の塔」の在る若人の森から漫湖(まんこ)を眺めてと当時の「ガーナー森」は海に突き出た奇岩ではなかったかと思われます。昔は那覇大通りも山下町大通りも海だったとのことですから、ここから漫湖に映る月を眺めながら海辺で宴を催した昔の人を思い浮かべると、さぞかし言い知れぬ風情があったことでしょう。那覇港口にある三重城(みいぐしく)や屋良座森(やらざむい)も同じく宴を催す場所であったそうですから奥武山周辺は大景勝地だったに違いありません。それから那覇は、幾つかの島から出来ていて「浮島」言われたそうですが渡し舟が一幅の絵の様に頭の中に浮かんできます。時代と文化の変遷を今更ながら痛感しました。昔を偲ぶ縁となるものを出来るだけ絶やさない様にしたいものです。 (父 Y)

<学習の手引き> ・・・三重城(みいぐしく)と屋良座森(やらざむい)のあった場所を調べてみましょう。又、その役割はどうだったか調べる事も大切です。「ガーナー森」は植物群落の地としても大事な場所なので、その事も調べるとよいでしょう。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿