年に一度、「織り姫」と「ひこ星」が天の川を渡って出会うというのが“七夕
伝説”である。 “織り姫”の仕事は「機織り」で、“ひこ星”の仕事は「牛飼い」で
ある。“笹飾り”の風習は「江戸時代」から始まっている。もう遠い昔のお話なの
か、と感慨深かげに今日の日を迎えた?・・・
―“笹の葉さらさら 軒端に揺れる お星さま きらきら 金銀 すなこ”
“五色の短冊 私も書いた お星さま きらきら 空から見てる”―
だった、かな? 定かではないが、そう記憶している!?・・・
今時の子供たちは、今日の“たなばた”を、どう迎えているのか、どう思ってい
るのか、少々、気になる。理屈抜きに、伝説やおとぎ話、風習や伝統の類は無
条件に受け入れてもらいたいものである。先人の知恵と努力で築いた日本とい
う風土に合った慣習・風習等々は文化遺産として大事に育てたい。それが、こ
の国を愛する礎になると思うからであるし、そうなれば本望であるし継承に値す
る。今日に生きる私達日本人の責務でもある。“七夕伝説”は中国が発祥の地
であるが日本に輸入されて定着した。神仏混合の例の如く日本人は外国もの
でも柔軟に受け入れて日本独特のものにしてきた。日本文化の特徴・特色であ
る。さて、理屈は、そのくらいにして、今日の“たなばた”を、どう意義づけ、迎え
るか、大変、気になる。マスコミも新聞報道も参院選一点張りで、“たなばた”が
置き去りにされている。日本の伝統文化の疲弊を感じる。感性豊かな子供の
心を育てるには、そういう伝統を重んじ、祭りごと等々を盛んにするしか方途は
ないと思うが如何なものだろうか。・・・もっと私達は、そういう“祭りごと”や<伝
統文化>に関心を持つべきである。
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