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豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

日中首脳会談 「戦略的互恵関係」の推進で合意!

2009年04月30日 | Weblog

北京訪問で麻生首相と中国の温家宝首相との会談が29日行われた。

    ――中国を公式訪問 北京人民大会堂で温家宝首相と会談した ――

朝鮮が再度、核実験と弾道ミサイル発射に踏み切ると警告した問題で、6カ

国協議再開へ向けて協力することで一致した。麻生首相は温家宝首相に対し

「北朝鮮に大きな影響力を持っている中国が役割を果たしてほしい」と要請。ま

た、温家宝首相は麻生首相が靖国神社の春季例大祭に真榊(まさかき)を奉

納したことを念頭に「靖国問題は国民感情にかかわる為、適切に処理してほし

い」と不快感を示した。それに対し麻生首相は「歴史を直視し、未来を志向する

立場は何ら変更はない」と応答した。・・・今、世界中を震撼させている新型イン

フルエンザについては、世界的規模で感染拡大が懸念されている事にその防

止への情報交換を行い連携を強化することを相互に確認した。経済、環境、国

民交流では、「戦略的互恵関係」を発展させることで合意。又、「日中ハイレベ

ル経済対話」を6月7日に東京で再開する事などを決めた。詳細は以下・・・

●団体旅行に限られている中国から日本への観光ビザ(査証)を個人旅行でも

出来る事を決めた。連動して羽田空港と北京首都空港を結ぶチャーター便を1

0月に開設することを決めた。

●環境面では、中国の黄砂・酸性雨対策の技術協力を盛り込んだ「日中環境・

省エネルギー総合協力プラン」を新たにスタートさせることも確約した。

■「北朝鮮問題」については、中国政府と緊密な協力で、国連安保理で議長声

明を出すことができた。北朝鮮は強く反発しているが、過剰に反応することな

く、抑制的に対応することが重要だと述べた。温家宝首相も、関係各国が大局

的見地から冷静な態度を維持していくことが重要だと述べ6カ国協議は曲折は

あるが、粘り強く自信を持って困難を克服することが重要だと賛同を表した。

■「新型インフル」については、温家宝首相は、日中両国では感染したケース

はないが、防止については大いに重視している。日中両国で協力して対処して

いきたい、と述べた。麻生首相も国民の冷静な対応が大切である。迅速な情報

開示、情報伝達、検疫強化に努力したい、中国とも情報交換、予防対策で協

力していきたい、と答えた。

■「日中関係」については、麻生首相は、日中両国は大局観を持ち、<戦略的

互恵関係>を構築していくべきだ、と開陳した。対する温首相は、関係発展の

為に<政治的な相互信頼>が大切である、両国は今後も尚一層、努力しない

といけない、と同調した。

■「歴史問題」については、温家宝首相は、<歴史問題>は非常に敏感であ

り、特に 靖国問題 は国民感情に関わる為、適切に処理してほしい、と要請し

た。麻生首相は、歴史を直視し、未来を志向する立場は何ら変更はない、と回

答した。

■「食の安全」については、<ギョーザ事件>の早期の真相究明を強く望む、

と中国政府に要請したのに対し温家宝首相も今後、日中当局間の協力を強化

し、一日も早く決着をはかりたい、と答えた。

■「東シナ海ガス田」については、麻生首相は、早期に実務交渉を開始するこ

とが大切だ、指導力を発揮して対応してほしい、としたのに対し温家宝首相も

事務レベルで引き続き意思疎通を図っていきたい、答弁している。

■「核軍縮」については、麻生首相は、オバマ政権が誕生し、ブッシュ政権とは

若干、異なる米政権の変容に対応する事を述べ、核兵器を削減していくために

中国も協力してほしい、と要望したのに対し温家宝首相も中国は核軍縮を積極

的に支持している、と述べ、双方の合意をみた。 ・・・

日本の次期政権との関わりで、日中の今度の合意が、どう変容していくのか、

気になるところである。

 


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