恒例の全島”獅子舞フェスティバル”が沖縄県うるま市で盛大に挙行される。原型・元は旧具志川市で行われていて県内外で好評を博した伝統行事でる。今年は10月の9日(日)に行われる。他府県と違って南方系が色濃く残る異文化様態を体験できる絶好の機会である。とくと堪能されたし。・・・
●場所:安慶名闘牛場で開かれる。雨天時は具志川総合体育館で催される。
▲「兼個段獅子舞」は300年の歴史がある。顔貌がイケメンで人気がある。本物の動物そっくりに歩き方が素早く動作も速いのが特徴。
▲「饒辺平和めをと獅子」は恒久平和を祈願し戦後、誕生した夫婦獅子である。激情した雄獅子を慈しむ妻の雌獅子の掛け合いが見もの。
▲「勝連南風原獅子舞」は270年の伝統を誇り村の魔除けとして君臨。1,917年に現在の形式になった。魔物のワクヤーを獅子が仁王立ちになり威嚇する。
▲「首里末吉町獅子舞」は4頭の獅子が空手を演じながら激情する。2頭の子獅子と1頭の青年獅子、1頭の交流獅子でチームを組み1,990年に那覇市の無形民俗文化財に指定され伝統を踏襲し現在に至る。
▲「東風平町友寄獅子舞」は静動を表現した”マチリ”型で寝技で足で体を掻いたり尻を噛む等、荒野のライオンさながらに自然の仕草で生き生きと演じる。
▲「新里獅子舞」は300年の歴史を刻む雌雄の獅子。疫病が蔓延すると、この2頭が追い払う。演舞は旧暦6月の豊年祭の大綱引きにも勇壮に演じられる。
△「うるま市石川エンサー」は、かつての石川村で”前ン渠”<めーんだかり>、”後ン渠”<くしんだかり>と分かれていたのが1,920年に合体。静と動の織り成す踊りが特徴。2,003年に有志の尽力で実現、復活した。
●主催:うるま市教育委員会 共催は沖縄タイムス
■出演:兼個段獅子舞(旧具志川)饒辺平和めをと獅子(旧与那城町)勝連南風原獅子舞(旧勝連町)首里末吉町獅子舞(那覇市)東風平町友寄獅子舞(東風平町)新里獅子舞(旧上野村<宮古島市>)
■問合わせ:うるま市教育委員会文化課文化振興係電話:098-978-7245
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