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従来の「教科」にはない{新たな教科}にする、とは?

2007年06月03日 | Weblog

教育再生会議の第二次報告では、「道徳」を「徳育」にし<新

たな教科>にするという。<新たな教科>とは何か、それが分から

ないと<従来の教科>との区別がつかない。そこで「従来の教科」

とは何か、を振り返ってみたい。「道徳」は<教科外活動>で、週1

時間の特設授業、であった。教科ではないので国語、算数(数学)

などの教科の補充に使われ成果を挙げることが出来なかった。そ

こでその充実の為に「新たな教科」とする。それが理由である。そ

の他、授業時間も1割増やして夏休みや朝の15分、土曜を授業に

充てて「学力向上」と<徳育の充実>にあて「規範意識を高める」、

としている。そこで再認識の為に・・・

1.「教科」とは何か、 

2.「教科書」とは何か 

3.「教育課程」とは何か、 

4.「教科書検定制度」とは何か、 

5.「特別教育活動」とは何か

等を紐解いてみることにする。

1.「教科」とは・・・学校の「教育課程」を構成する単位。小・中・高

の各学校で児童(小学生)・生徒(中学生)に学習させようとする文

化遺産を教育目標に合わせて系統的に組織した一定の領域。学

科。「教科」を更に区分した領域が「科目」。歴史的にはヨーロッパ

の七科に始まる。・・

●「用具教科」・・・国語、算数等(数学)

●「内容教科」・・・理科、社会等

●「表現的・構成的教科」・・・音楽、美術等現行制度では「学習指

導要領」によって規定されている。

2.「教科書」とは・・・教科用図書。児童・生徒用図書。学習用教材

として使用される図書。小学校・中学校・高等学校およびこれらに

準ずる学校で教育課程の構成に応じて作成される主たる教材。歴

史を辿るとコメニウスの<世界図絵>(1658年)が最初。日本で

は往来物が先駆。一般に認可・検定・国定等の制度がある。日本

では1886年から検定制、1903年から国定教科書、戦後は検定

制となり小・中・高の各学校では、文部省著作または文部大臣の検

定を経たものが使用を許される(教科書検定制度)。また義務教育

諸学校教科用図書無償法(1902年)と同措置法(1963年)によ

り、義務教育の教科書は無償とされ、同時に教育委員会による広

域採択等も制度化される。

3.「教育課程」とは・・・カリキュラム=CURRICULUMの訳。学校の

教育目標を達成するため、児童・生徒の発達に即して、学芸各分

野から得られえる教材や学習活動を選択・配列した<指導計画>

の体系。教育観、教育の場所の現実的諸条件、児童生徒の発達

水準等により種々の形態をとる。現在の日本の小・中・高等学校の

<教育課程>は「学習指導要領」が基準とされている。

4.「教育検定制度」とは何か・・・既述したので略。

5.「特別教育活動」とは何か・・・特別教育課程。教科外活動。教

科外における生徒の自主的集団活動が教育目的達成に役立つも

のである場合、それを<教育課程>の正規の時間割に組み込ん

だもの。ホームルーム、生徒会など自治活動、クラブ活動、修学旅

行など行事活動を含む。

以上を参考資料として今後の報告の成り行きを見極めたいと思う。

第三次報告が近日中に提言されものと思う。第一次から第三次ま

での報告の整合性を検証し国民の一人として開陳していきたい。

●http://d.hatena.ne.jp/naha36/

■同じ内容でデザインの違うサイト

○http://plaza.rakuten.co.jp/okinawanaha67/

○http://plaza.rakuten.co.jp/okinawanaha/

 


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