あれは,あれで良いのかなPART2

世の中の様々なニュースをばっさり斬ってみます。
ブログ界の「おか上彰」を目指し、サボりながらも頑張ります!

統一地方選挙開票シリーズ 東久留米市議選

2007年04月23日 13時19分57秒 | 統一地方選挙
肝心な地元のことを忘れてました(^^;)。
東久留米市議選では、2名落選するところ、民主党現職と共産党現職が落選するというちょっと想定外の結果となりました。

ミニ国政選挙です

東久留米市議は、>その大半が政党公認または推薦を受けているため、さながら「ミニ国政選挙」となります。この点が、地方の市議会議員選挙と大きく違う点です(地方では、実質自民党一党が中心にあり、あとは会派で分かれているという状態です。)。
さて、東久留米市議選で落選した2名について少し分析してみますと、民主党市議は、ベテラン市議が引退し、新たに新人を擁立しました。そこまではよかったのですが、この新人議員にかなり回りが肩入れしたと思われます。このバランスを党内で調整できなかった点があります。
それと、ほかの民主党公認候補に比べ、この落選した候補者はあまり駅前での朝立ちをほとんどしていませんでした。事実、私自身、この候補者のビラをもらったことはこの4年間に1度もありませんでした。
民主党が勝つためには、このような「どぶ板選挙」を地道に行う必要がある、ということを知らしめたといえるでしょう。
一方、共産党についても同様なことがいえます。今回、共産党の議席を1つ増やそうということでかなりがんばっていました。しかし、共産党の場合、基本的に「町内得票数」が決まっているため(浮動票が期待できない)、全体としてのパイは限られています。
とすると、あとはやはり「どぶ板選挙」の有無です。やはり、落選した共産党候補者については、ビラをもらった記憶がありません。
ちなみに、自民党及び公明党は無事全員当選しましたが、よくよく分析してみると、組織におぼれて落選しそうになった候補者もいました。組織力だけで戦うのも良し悪し、ということでしょう。
いずれにせよ、各政党とも東久留米市議選を分析すれば、夏の参院選の戦い方が見えてくると思います。

ただ、東久留米市議選がすばらしいと感じたのは、最下位といっても僅差であり、いわゆる「泡沫候補」がいなかったこと、女性や若手議員がかなりいることです。
一方、自民党系議員の多くは、ビラ配りよりも組織固めに終始していること、公明党と共産党との仁義なき誹謗中傷合戦が繰り広げられていたことなどは、先の行田市同様「非民主的」だなあという印象も持ちました。

御託はともかく、東久留米市の為に全員全力投球でがんばってください。

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統一地方選挙開票シリーズ 行田市長選

2007年04月23日 01時53分23秒 | 統一地方選挙
今度は埼玉県行田市長選挙です。
行田市では,告示日直前になって現職の横田市長が出馬断念表明をしたことから,急遽新たな候補者が名乗りをあげるという長崎市長選挙に似た(事案はまったく違いますが)状況となりましたが,新人の元消防長の工藤正司氏が当選しました。

しかしひどい選挙だった

そもそも,現職が出馬断念をした理由として,「相手陣営からの誹謗中傷に疲れた」と記者会見をしていました。
事実,行田市の選挙では「怪文書」という中傷ビラがまかれるのが選挙の日常茶飯事のことでしたが,今回は各陣営ともこの中傷合戦が激しく,一部では刑事告訴をするまでに発展したくらいです。
そんな前提で,告示前日になり前市議2名が名乗りを上げてきました。しかし,やはり事前の準備不足が大きく響き,政策が浸透し切れなかったといえます。
さらに,選挙期間中も,露骨な誹謗中傷合戦が繰り広げられ,もはや「政策選挙」とは程遠い「非民主的選挙」となってしまったのです。
これには,さすがの有権者も辟易としてしまい,市長選においては棄権投票がかなりありました。
その上,政策争点が見えないという点も,有権者からそっぽを向かれた点でもありました。財政再建としがらみ排除ということを各候補者が主張したものの,逆に言うとオリジナリティあふれる公約も少なく,有権者としての選択肢がなかったという点もあります。
ただ,そのような中,行田市民は元市職員の手腕にかけるという選択肢を選びました。工藤氏の公約には,「徹底した情報公開」と「公共事業の見直し」を掲げている以上,本当に必要な事業か否かを市民目線で再検討し,一部業者が儲かるような事業だけは止めてほしいと願います。市民はそれを求めて投票した,ということを忘れてはいけません。
そして,4年後の選挙からは,「怪文書」や「誹謗中傷」のない,正々堂々と政策を訴える選挙ができる土壌を作りましょう。誹謗中傷ばかりしていたら,他の町からどんどん取り残されてしまうだけです。

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統一地方選挙開票シリーズ 桐生市長選

2007年04月23日 01時33分37秒 | 統一地方選挙
次からは個人的になじみのある町についての話になります。
まずは群馬県桐生市長選挙では,亀山豊文氏が当選しました。
現職の大澤氏の3選を新人で前県議の亀山氏が阻止した形になりました。

これこそ代理戦争の典型例

桐生市では,いわゆる笹川地盤であることから,市長選挙では「笹川vsアンチ笹川」の対決となります。
現職の大沢氏は「アンチ笹川」派でしたが,彼自身も一度,笹川派市長に煮え汁を飲まされた経験がありました。
今回は,またしても笹川派候補に負けたことになります。
ところで,桐生市では,飛び地合併問題,競艇場問題,財政難などかなり問題があります。特に,隣町のみどり市(旧大間々町,笠懸町,東村)と合併が破談になった事情に競艇問題がありました。競艇といえば,笹川氏なので,まさにこの辺が代理戦争の大きなポイントとなっているわけなのです。
桐生市民は,競艇を生かしつつ,みどり市との合併を推進する道を選択したといえます。これにより財政再建が順調に進むか,そもそも合併が可能かなどもふくめ,亀山新市長の手腕が問われることになります。
もちろん,笹川派といっても,どの程度しがらみを断ち切ることができるか,この辺も見所といえるでしょう。

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統一地方選挙開票シリーズ 加美町長選

2007年04月23日 01時19分59秒 | 統一地方選挙
夕張市が再選挙になると思っていましたが,無事選挙は成立しました。
一方で,25%ルールに引っかかってしまい再選挙になった町がありました。
宮城県加美町長選挙では,新人5人が出馬し,いずれも25%の得票数に及ばなかったとして,再選挙となりました。

宮城・加美町長選が再選挙へ 全候補、法定得票に届かず(朝日新聞) - goo ニュース

地縁のしがらみがある地域では難しい

この町では,現職が引退したことにより,新人5名が出馬したものの,争点である「財政再建」はみな同じようなことを言い,もうひとつの争点であった「庁舎建設」も一人を除いてみんな抑制するといったことから,争点がぼける選挙となりました。
加えて,地縁の深い地域だっただけに,誰が誰を応援するかというのがあまり露骨にできないという事情もありました。
結局,「地区投票」となってしまい,ほぼ全員横並びとなってしまったわけです。
この「地区選挙」ですが,いわゆる,「おらが村の代表」という選挙スタイルです。
昭和の大合併の頃の旧村単位での出馬はもちろんのこと,平成の大合併においても今後は出てくるのでは,と思います。よく言えば,「ミニ小選挙区」といえますが,言い方を変えると「地元の有志しか出馬できない」ということになり,本当に志のあるものが出馬しにくい状態になってしまいます。
地方ではまだまだ「地区選挙」の地域が多いですね。これを解消することこそが,「しがらみのない政治」への第一歩ではないでしょうか。

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統一地方選挙開票シリーズ 市川市議選と調布市議選

2007年04月23日 01時05分58秒 | 統一地方選挙
これも箸休めです。
千葉県市川市議選では,プリティ長嶋氏が,東京都調布市議選では,日テレキャスターだった真山氏がそれぞれトップ当選しました。

千葉・市川市議選 プリティ長嶋氏、初当選(朝日新聞) - goo ニュース

これは人気もあったかな?

プリティ長嶋氏も真山氏もダントツのトップ当選でした。
首長選挙と違い,議員選挙の場合,マニフェストの配布ができないなどもあり,まだまだ「政策選挙」というよりも「人物選挙」のイメージが強いです。
したがって,「まじめなタレント」は議員選挙では優位に立てるといえるでしょう。
前述の宅八郎氏の場合も,議員選挙であればひょっとしたらひょっとしたかもしれません。
ただし,あくまでも「まじめなタレント」が前提です。ちゃんとビジョンを示していないタレントは,いくらなんでも議員になんかなれません。そこは有権者もしっかりとチェックしているでしょう。

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統一地方選挙開票シリーズ 渋谷区長選

2007年04月23日 00時56分20秒 | 統一地方選挙
ちょっと箸休めです。
渋谷区長選挙は,現職の桑原敏武氏が当選しました。
なぜ話題にしたかというと,オタク評論家の宅八郎氏も黒川紀章氏の応援を受けて立候補したものの,余裕の最下位というオチだったからです。

タレントだから受かるわけではない

有権者はちゃんと見ています。2匹目の東国原知事を目指したのかもしれませんが,東国原氏は本当にまじめに政策を勉強し,住民に訴えてきました。「無党派タレントだから受かる」というわけではありません。
宅八郎氏が本気で渋谷区長を目指すのであれば,これから4年間地方自治制度や渋谷区のことについてもっと勉強するべきでしょう。その上で,自己のオタク知識と政治との融合をうまく図れるような公約を出せれば,有権者の食いつきも変わってくるかもしれませんね。

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統一地方選挙開票シリーズ 長崎市長選

2007年04月23日 00時41分34秒 | 統一地方選挙
選挙期間中に現職の伊藤一長市長が凶弾に倒れたことに伴い,急遽補充候補を受け付けた市長選挙では,伊藤氏の娘婿である横尾氏が弔い合戦で勝つと思いきや,元市課長の田上氏が当選確実となりました。

長崎市長選、元市課長の田上氏が当選確実に(朝日新聞) - goo ニュース

住民も政策を見るようになった

これまでの雰囲気からすると,弔い合戦は圧倒的優位に立てます。大平総理のハプニング解散直後の選挙結果や永岡議員の際もその妻が当選するなど,たいてい勝つことができます。
ところが,今回は,横尾氏の当選となりませんでした。
やはり,大きな要素として「町の問題を把握しないままの立候補」があったといえます。出馬記者会見において,ほとんど長崎市の諸問題に対し何らかの回答や政策を出すことができなかった点が,有権者としてちょいと物足りなさを感じてしまったのではないでしょうか。
そう考えると,長崎市民は,「感情ではなく政策」をしっかりと見極めて投票したと思われます。
横尾氏としては,本当に急な話で仕方なかったかもしれませんが,本気で市長を目指すのであれば,これから4年間しっかりと長崎市のことを勉強し,次回に臨むことが大切でしょう。

長崎市長選挙では,候補者死亡時の法律上の不備などが大きく指摘されたため,公職選挙法改正のひとつのメルクマールになる選挙といえるでしょう。

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統一地方選挙開票シリーズ 夕張市長選

2007年04月23日 00時04分30秒 | 統一地方選挙
財政再建団体の夕張市長選挙では,地元出身で札幌市の会社社長藤倉氏が当選しました。
あの羽柴氏は次点となりました。また,懸念された4分の1ルールは適用されず,再選挙の心配もなくなりました。

夕張市長選、地元出身の藤倉氏が当確確実に(朝日新聞) - goo ニュース

やはり地元の人が強い

住民としては,よそからきたよく分からない人より,地元のことを知っている出身者を選択したのでしょう。また,政治家が町をだめにしたという認識もあるため,政治家以外の人を選択したという節も見受けられます。そして,何よりも,「まじめに投票した」人がかなり増えたと思われます。
いずれにしても,市長としての権限は大幅に削減されており,給与も初任給程度しか出ません。
そんな中で,いかに財政再建を軌道に乗せるか,それが藤倉市長の使命といえるでしょう。

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