あれは,あれで良いのかなPART2

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統一地方選挙開票シリーズ 行田市長選

2007年04月23日 01時53分23秒 | 統一地方選挙
今度は埼玉県行田市長選挙です。
行田市では,告示日直前になって現職の横田市長が出馬断念表明をしたことから,急遽新たな候補者が名乗りをあげるという長崎市長選挙に似た(事案はまったく違いますが)状況となりましたが,新人の元消防長の工藤正司氏が当選しました。

しかしひどい選挙だった

そもそも,現職が出馬断念をした理由として,「相手陣営からの誹謗中傷に疲れた」と記者会見をしていました。
事実,行田市の選挙では「怪文書」という中傷ビラがまかれるのが選挙の日常茶飯事のことでしたが,今回は各陣営ともこの中傷合戦が激しく,一部では刑事告訴をするまでに発展したくらいです。
そんな前提で,告示前日になり前市議2名が名乗りを上げてきました。しかし,やはり事前の準備不足が大きく響き,政策が浸透し切れなかったといえます。
さらに,選挙期間中も,露骨な誹謗中傷合戦が繰り広げられ,もはや「政策選挙」とは程遠い「非民主的選挙」となってしまったのです。
これには,さすがの有権者も辟易としてしまい,市長選においては棄権投票がかなりありました。
その上,政策争点が見えないという点も,有権者からそっぽを向かれた点でもありました。財政再建としがらみ排除ということを各候補者が主張したものの,逆に言うとオリジナリティあふれる公約も少なく,有権者としての選択肢がなかったという点もあります。
ただ,そのような中,行田市民は元市職員の手腕にかけるという選択肢を選びました。工藤氏の公約には,「徹底した情報公開」と「公共事業の見直し」を掲げている以上,本当に必要な事業か否かを市民目線で再検討し,一部業者が儲かるような事業だけは止めてほしいと願います。市民はそれを求めて投票した,ということを忘れてはいけません。
そして,4年後の選挙からは,「怪文書」や「誹謗中傷」のない,正々堂々と政策を訴える選挙ができる土壌を作りましょう。誹謗中傷ばかりしていたら,他の町からどんどん取り残されてしまうだけです。

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4 コメント

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知らなかった… (そらっち)
2007-04-23 08:09:53
お久しぶりです。^^;

私は行田市民ですが、現職が出馬断念していたのは知りませんでした。(爆)
「怪文書」や「誹謗中傷」があった事さえ知りませんでした。
解っているのは、横田元市長は行田市の借金を増加させた人だって事だけです。^^;
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似たようなのはあると思う (てるりん)
2007-04-23 10:12:36
この類で有名になってしまうのはイヤですね。
某市長選も昨日ありましたが、前市長が辞任したというのも実際は県議選立候補者からの嫌がらせがあったらしく、初め新人3人出馬予定だったのが、当事者が県議を落選したらしく(県議選の相手側にも脅していたらしい?)、その人が推薦していた候補者が辞退したという例もあります。県議の結果で市長選も落選するのが見えてたのでしょうね?こういうのに騙されない市民も増えてきたということでしょうか?
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そらっちさま、コメントありがとうございました (おかにゃん)
2007-04-23 12:56:29
こんにちは。
「4月13日の政変」は、遠くまで聞こえてきました。いろんな意味、「恐怖」を覚えたくらいです。
横田市長に限りませんが、歴代市長は「箱物市長」と呼ばれるくらい、何かしら作っています。もちろん、全部が無駄とはいいませんが、中には???なものもあったかと思います。
今度の市長は借金を半額にすると言ってました。はたして実現するかどうか、注目ですね。
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てるりんさま、コメントありがとうございました (おかにゃん)
2007-04-23 12:59:06
こんにちは。
この類の話はよく聞きます。まさに「裏選挙マニュアル」そのまんまですよね(自画自賛
こういう話を聞くと、「政治は現場で起こってるんじゃない、密室で起こってるんだ」と逆青島状態を連想しますよね。
ただ、最近では有権者も賢くなっています。こういう密室政治もまもなく有権者によって解体されるのでは、とちょっとばかり期待もしています。
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