あれは,あれで良いのかなPART2

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福知山線事故から2年,「安全第一」は守られているか?

2007年04月26日 01時45分24秒 | 事故
あの痛ましい事故から早2年がたちました。

福知山線事故から2年…冷たい雨の中、献花台に終日列(読売新聞) - goo ニュース

決して忘れてはならないはずなのに・・・

ちょうど私がブログをはじめた頃にあの事故が発生し,当時吠えまくった記憶があります。時に吠えすぎて大失敗までした覚えもあります。
それはさておき,この事故は,本当に痛ましいものでした。しかも,人災とも思える部分も多いことが指摘され,それを踏まえてJR西日本はその後さまざまな改善を行ってきました。それ自体は高く評価してよいと思います。
しかし,JR西日本はこれで完璧といえるでしょうか。おそらく,まだまだ改善の余地があるのではないでしょうか。遺族との交渉活動が難航しているようですが,その理由の一つに「不信感」が上げられていました。
遺族は決してへそ曲がりではありません。誠意を持って対応すればそれなりの反応はします。しかし,ほとんどの遺族が交渉に応じないというのは,やはり「不信感」がぬぐえない点によるでしょう。
何が不信感なのか,正直それは私にも分かりません。ただ,少なくとも「まだ改善の余地がある」ことを示唆しているのではと思います。

一方,その他の企業や役所は,この事故を踏まえて大きく改善したでしょうか。もっといえば,事故を他山の石としたでしょうか。
残念ながら「否」といわざるを得ません。この事故の後にも,人災的事故や偽装,偽造,捏造問題などが相次ぎました。
あの事故の直後,「安全第一,品質第二,生産第三」が話題となりました。しかしながら,多くの企業は依然として「生産第一,品質第二,安全第三」となっています。それが,偽装や捏造の背景といえます。
なぜ,多くの犠牲者が福知山線で起こったのか,この事故から何を学ぶべきなのか,これを機に日本中でもう一度考え直してみる必要があるのではないでしょうか。

ちなみに,こんな日に,福知山線等に置き石をした馬鹿者がいました。一刻も早く逮捕され,厳重に処罰されることを期待します。

あとはマスコミのあり方です。あれから2年たちましたが,残念ながらまだまだ改善された様子はありません。現に,先に三重県での大地震の際に市長がゴルフをしていたという報道については,「なぜゴルフをしていてけしからんのか」という話よりも,「市長のスコア」とか「二次会接待の様子」など,はっきり言ってどうでもいいことばかり垂れ流していました。
2年前に,事故の日にJR社員がボウリングをしていたという報道とほとんど内容が変わっていません。あのときも,ボウリングのスコアや二次会の飲食物などを紹介していました。
報道は,なにも堅苦しいことばかりのぞむわけではありませんが,本来的には「世論形成のキモである」ということを,もう一度思い返してほしいと思います。

とにかく,様々な意味で2年前のことを絶対に忘れてはいけない,そう思います。

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