政党vs無党派の二大政党制か？

４４道府県議会議員選挙の開票結果も出そろいました。
ここでは，自民党が議席を大幅に減らし，民主党が議席を大幅に増やすという結果になったようです。

２００７統一選　１３都道県知事選　「脱政党」なお分岐点(産経新聞) - goo ニュース

しかし，実体は自民，民主とも敗北！

自民党が地方議会で勝てなかった最大の理由は，「土建屋が動けない」ということ，すなわち組織票が動かなかったというてんです。これまで組織選挙に頼ってきた議員にとっては，これは致命傷となりました。
一方，民主党が議席を伸ばしたのは，組織の力ではありません。無党派任せです。すなわち，民主党が伸ばした議席の大半は，選挙運動を「無所属」で行ってきた方々です。仮に，純粋に「民主党公認」で攻めていった場合，はたしてここまで票を取れたか，かなり怪しいといえるでしょう。
したがって，本当に議席を伸ばしたのは，自民でも民主でもなく「無党派」だったといえます。

今回の選挙結果から見えること，それは「有権者は二大政党に興味はない」ということです。つまり，「脱政党国家」に向かっているといえるでしょう。有権者は党ではなく個人を見て選んでいるといえるでしょう。

いずれにせよ，次は統一地方選挙後半戦，そして参院選補欠選挙があります。いかにお金をかけずに政策をアピールできるのか，そこか今後のキモとなるでしょう。

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