あれは,あれで良いのかなPART2

世の中の様々なニュースをばっさり斬ってみます。
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結局事故だったのね,ダイアナさん

2006年12月11日 01時18分00秒 | 外交・海外情報
1997年にフランスで起こったダイアナ元妃の死亡事故は,その後いろいろな憶測を呼びましたが,イギリスの検証チームはこのほどダイアナ氏の死亡原因はやはり事故であったと発表しました。

ダイアナ元妃は事故死=英調査報告、情報機関の謀殺説を否定(時事通信) - goo ニュース

なんか玉虫色だけれどもなあ

イギリスでは折しも元ロシアスパイの殺害事件が発生していることから,スパイ活動について敏感になっている部分があるでしょう。
また,今回の発表は別にフランス警察が行ったものではなく,フランス警察の捜査資料を踏まえてイギリスの元警視総監らによる検証チームが発表したものであることから,果たして客観的中立性が保たれた検証結果なのか,疑問の余地がないわけではありません。
しかし,発生から9年経過しており,もはや証拠も少なくなっていること,仮に国家的諜報活動の一環であったとしたら,政権と王室の体制が大きく変わらない限り明るみに出ることはないであろうということなどからすれば,もはや「事故でした」ということですべてを終わりにするのはやむを得ないのかもしれません。

ただ,イギリスと仲の悪いフランス警察は今でも少しずつ捜査を続けています。今後は,このフランス警察がどんな発表をするのか,少なからず期待したいと思います。

しかし,元ロシアスパイの事件といい,ダイアナ氏の件といい,事の真偽はともかく,国家規模で暗殺を行っているとしたら,一体民主主義って何だろう,って言いたくなります。
特に,ロシアでは,数年前のチェチェン人による学校テロは,実はロシア政府の自作自演で,チェチェンに侵攻するための口実を作りたかったためではないか等の憶測が飛び交い始めているなど,国家的諜報活動はもはや1個人の暗殺ではなく,国単位での問題にまでなりつつあります(もちろん,真偽不明ですが。)。
もっといえば,そもそも1931年の満州事変だって,日本の関東軍の自作自演だったわけですから,国家って一歩間違えると,「国策のために手段は選ばず」ということもやりかねないのかもしれません。

今の日本では,それを防ぐために憲法がしっかり存在しているのですが,なんか本当に大丈夫かなあ,っていう気にもなります。
憲法改正の議論は,9条問題以外にもこうした国家権力の暴走を抑制するための規定の見直しなどが行われていないか,よーくチェックしておく必要があるでしょうね。

以上,ダイアナさんの話から大きくそれてしまいましたが,ちょっとした雑感でした。

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コメント (4)
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