久々に患者が来院しゃぁはった。
今回は、「目玉おやじ」さんの家族でCB125Kさんのフロントホイール。「目玉おやじ」さんとこで療養したはったんやけど、この度うちへ転院してきゃぁはった。
リムの仮組み治療までしてくれたはるんで、後は振り取り治療だけや。2~3泊してもらおうっと。
見た目は、治癒してるようやけど、スポークがゆるゆるや。
こいつを振取台に据え付けて作業すんやけど、この台はチャリだけと違て単車用も兼ねとる。
チャリはシャフトを付けたまんま、かますんやけど、単車は両端から円錐形のアダプターを使て固定する。
リムの両っ側と手前に振りの目安になる部
品が付いとるさかい、こいつに接触したらニップルを工具で締めてく。
最初は、概ね均等にニップルを締めてく。へてから、振り(横振り)と天振り(縦振り)を見もってスポークを張って行くだけや。
おおかた締めたら、ここたら辺でセンターゲージ(これはチャリ用)を使てリムのセンターを出す。
リムは片一方に寄っとるんかして、左右の隙間がちゃう。隙間のすけない方のスポークを締めて、偏りを直す。今回は1.5mm程寄せることになる。
こんで左右の隙間が均等になったさかい、よっしゃぁ。
また、振取台に乗せて最後の仕上げや。
出来ぐわいをダイヤルゲージで計測したら、左右の振り、天振りどっちゃも0.5mmほど。ちょっと振りがげらいのはリムの一部が変形しとるみたいで、こいつのせぇのようや。さらからか、衝撃が原因か分からんけど、この部分以外は、振り0.1mm、天0.2mm程やと思うさかい、こんで堪忍してもらお。