鈴木さんに続き、今日は本田カブさんが来院しゃぁはった。
症状は、リヤブレーキが鳴くとのこと。そこたら辺を走ったが、鳴くちゅうどころのもんと違ごてガッガー!!ちゅう音と共にブレーキペダルに震度が伝わってきよる。こんなん、くわてリヤブレーキ踏まれへんわ。ブレーキシューが剥がれて金属同士が擦れとる感じや。オーナーのゆうことには、中古で買うたけどさらっぴんのシューに変えたるらしい。点検もしてもろてるが、異常はなと言われとるみたい。
さっそく、ばらしてみることに。どないなっとるか楽しみや。
ブレーキロッドとトルクロッドを外したら、シャフトを抜く。
カブのシャフトは2重になっとって、内っかわはホイールが取れるが、外っかわのギヤ部分がスイングアームに残りょる。いちいち、チェーンを外さんでも整備でけるの便利。
ホイールを外してブレーキパネルを開けたら・・・・
別に変わったとこあらへん。しいてゆうたら、ブレーキドラムの内っかわにわんに深い筋状の傷があるさかい、こいつが原因の一つか?あとシューに溝が、はすかいに彫ったるさかい、これも原因?
よう分からんさかい、ドラムをペーパーがけして傷を均したのとシューの面取りをして組み付けた。
試走したら、音も振動も消えてたさかい、こんでOKちゅうことで、オーナーの下へ。