<おでいげ>においでおいで

たのしくおしゃべり。そう、おしゃべりは楽しいよ。

な鳴きそ鳴きそ。北原白秋の歌を読む。

2023年11月01日 18時38分09秒 | Weblog

春の鳥な鳴きそ鳴きそあかあかと外の面の草に日の入る夕

北原白秋

この歌を教えられて、北原白秋が大好きになった。高校一年生の国語の授業だった。激しく揺さぶられた。

それでなくてさへわたしは悲しいのだ、泣き顔をしているのだ。夕日があかあかとあかあかと、真っ赤に泣いて、草原を落ちて、沈んで行く。

そこへ春の鳥が鳴く。鳴くとわたしは恋しい人を思い出してしまう。小鳥が好きだった恋人は、しかし、いまはもういない。

それを察して、春の鳥ゆ、どうか泣かないでくれ。お願いだから泣かないでくれ。

この歌の観賞を、大塚先生が、わたしたちがこころの底へ降りて行くまで丁寧に、なさった。わたしたちはじわりじわり泣き出した。

なそは禁止の係、結び。

北原白秋は耽美主義の歌を好んだ。これは若い頃の作品。第一歌集の霧の花におさめられている。

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明日は、高齢者講習。

2023年11月01日 18時31分29秒 | Weblog

明日、11月2日、僕は自動車学校に、免許証更新に必要な高齢者講習を受けに行きます。これに合格しなければ、僕は運転免許を剥奪されてしまいます。

大丈夫かなあ。もうから緊張を覚えています。認知機能検査があります。人の名前やものの名前が思い出せないことが、ちょくちょくあります。老化が進んでいます。

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佐賀市川久保にある禅宗のお寺「妙福寺」を訪ねて来ました。

2023年11月01日 17時51分29秒 | Weblog

川久保にある妙福寺を訪ねて来ました。初めて訪ねたわけではありません。

妙福寺じゃ禅宗(臨済宗)のお寺です。本堂の前に来て、立ったまま合掌礼拝をしました。本堂には入りませんでした。砂場を歩いて六地蔵塔に手を合わせました。

お寺の前には小川が流れ、小さな石橋が掛かっていました。立っている説明板に依れば、本尊は、11世紀後半の作とされる大日如来(座像)。近郷を支配した豪族神代家の分家の墓所らしい。

九州三大歌人の1人である中島哀浪の歌碑には、「柿もぐと木にのぼりたる日和なり はろばろとして背振山見ゆ」の歌が彫られていました。此処は歌人の菩提寺。家はこの近くにあります。

何故訪ねたくなったのか。わたしが15歳の頃に現代国語をお習いした大塚文彦先生が、かって住職をしておられたお寺だからである。先生を探しに行ったのである。あれから60年が流れ去っている。それでも探してみたくなったからである。

不思議だ。過ぎ去った時間が、戻って来ることがある。そして親しげに懐かしげに、たたずむことがある。するとそこで明るさを増して来て、耀くのである。過ぎ去ったときの、その表情よりもまばゆくなって、耀きだして来るのである。

牛の胃袋のようだ。牛の胃袋は時間をあまりおかずに反芻するが、人間の思い出の胃袋は、60年を経ても、それをおいしく反芻ができるのである。

 

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もう、ツワブキが

2023年11月01日 12時50分55秒 | Weblog

もう、ツワブキが咲いていました。

 

秋が深まって来たようだ。

お天気に誘い出されてドライブに。

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