手の平からはプラーナが出入りしている。10本の指の一本一本からも出入りしている。
プラーナは気とも呼ばれる。電気と同じで、じんじんする。
プラーナは、宇宙中に流れている。エネルギーである。力強いパワーである。形はない。
物質であって物質ではない。癒す力を持つ。
これを意図的に発射させることで、治癒能力が発揮される。
プラーナのコントロールをする操縦席が大脳の中にある。いわゆる第8感である。心身の健康を調整してくれる。
これを使っても消えることはない。次々と補充されて来る。プラーナは無尽蔵である。使用料金はいらない。
他者に役立てることもできる。誰もがこれをできる。その気があれば、そうなる。
蓋を閉じてしまって、プラーナの活用がうまく行かないでいる人のために役立てることもできる。
修理をしてあげたら、またその人は自分でこれを使うことができるようになる。
プラーナという清らかなエネルギーを尽きることなく提供している宇宙の善意に感謝したい。
トイレまで、腰をつの字に曲げて、歩いて行った。行けた。杖をつかずに。
痛みもさほど感じないで。ここまで回復したようだ。有り難い。
体のあちらこちらがこうして故障する。故障するけど、修理もする。
いわゆる自己治癒能力が目覚めて来る。これに救助される。有り難いことである。
体さんありがとうを言いたくなる。
いま午後11時半になるところ。あと30分ほどで明日になる。
１
お風呂が沸きましたよ。
はーい。入りまーす。
２
７時半。
外は暗くなっている。
３
寝る前にお風呂に入れる。あたたまれる。
これはいいなあ。
４
一日を閉じる。
老爺ははやばやと一日を閉じて布団の中に潜り込む。
５
お布団の中に入って、一日にあったことを考える。
音楽を聞く。坐して仏教書を読む。夜が更ける。
１２
テレビニュースではこの頃しきりに家庭内暴力の事件が取りざたされている。新型コロナウイルス防止のために家庭内で過ごす時間が増えたからだという説がある。夫婦間で親子間で暴力が横行しているようだ。
会社の中にだってこれが起きている。友人間でも虐めがある。戦争はよくない。二度と起こしてはならないと口々にそう言っているのに。
互いを傷つけ合っている。是は悲しいことだ。
１１
どうして触れ合えないんだろう？
どうして手を差し延べられないんだろうね。
どうしてわれわれは労り合えないんだろうか？
どうして一方的に相手を責めるんだろう？
その逆方向、憎しみの方へ進んで行って、互いを苦しめ合っているんだろう？
そんなケースのことが案じられてきた。
１０
じゃ、そうしているのだろうか？
互いをハッピーにし合っているのだろうか？
毎日の生活の中で、ハッピーホルモンが、向かい合う二人の間に機能し合っているのだろうか？
そういう疑問が残る。
簡単にハッピーになれる方法があるのに、それを採用していないとすれば？
どこに問題があるんだろうね。
９
もしもこれで人間たちの寂しさがなくなってしまうのだとすれば、観世音菩薩様も地蔵菩薩様も虚空蔵菩薩様も、あっちへ引っ越してもらってていいことになるだろうね。ね、ね、ね。
触れ合ってハグし合って手を差し延べ合って労り合って暮らして行けたら、ハッピーハッピーだもんね。
オキシトシンのホルモン濃度が高まると、なんと、免疫力までアップするんだって。いいことばかりじゃん。
８
人間はハッピーな方がいい。すべからくハッピーな方がいい。いいに決まっている。ハッピーホルモン、オキシトシンやああい！
苦しんでいる十郎お爺さんの腰痛だってあっさり治るかもしれないぞ。
７
この十郎お爺さんの場合はハッピーホルモンじゃなくて、「寂しさホルモン」だけがあふれているのかも。これじゃつまらないねえ。でも仕方がない。このわたしは愛される人間の魅力に乏しい。
ふ、終わりの段がよくないね。このブログはハッピーな終わり方じゃないね。
６
しかしなあ、このお爺さんが撫でているのは猫のAちゃんだけだなあ。人間に触ってなんかいない。まして、女性には。（ほんとうは異性にも触るべきなんだよね、生物学的にも）
女性からもついぞ触られたことがない。だからかな、この欲求不満の寂しさは。
もてない男はつらいよ。皺皺だものね。よぼよぼ、よれよれだものね。
