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皆、不動明王の衆生救済の利益を蒙ったのである。それで大いに歓喜をしたのである。信を得て、受領し、その通りに(明王と衆生との)円満一致を実行実践をして、帰りに着いた。
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この老爺はこのようにこの経を読んでみました。求めているところを円満にしてもらえたようで、この老爺も嬉しくなっている。
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この経は、日本で編まれた経典である。「仏説」となっているから、釈迦牟尼世尊が説かれたのである。だから、それを(直感テレパシーで)聞いた人が、この経を書いたのであろう。密教を我が国にもたらした空海の系列の修行者の方だったのだろうか。