腰痛が来た。
大事をとって寝ている。安静にしている。こうしていると痛みが遠退く。
トイレまで行けない。這って行けば行けないこともなさそうだが、間に合いそうにない。
尿瓶の助けを受ける。
ざまあない。
でも、耐えるしかない。
腰痛が来た。
大事をとって寝ている。安静にしている。こうしていると痛みが遠退く。
トイレまで行けない。這って行けば行けないこともなさそうだが、間に合いそうにない。
尿瓶の助けを受ける。
ざまあない。
でも、耐えるしかない。
9
それを知っているようなムカデの歩みだ。遅遅たる歩みだ。
草むらでしばらく立ち止まっている。大空を仰いでいる。
6
1000の1000乗光年の距離、お浄土までの距離が、一度にゼロになるときが来る。
7
慌てることはないのだ。必ず行き着くぞ! 百足の足でもお浄土へ必ず行き着くぞ!
3
春の百足が庭の中を進む。そっちじゃないそっちじゃない。
4
仏陀の国は横方向ではないぞ。縦方向なんだぞ。
1
仏陀の国、お浄土まで1000の1000乗光年の距離がある。
そこを百足(むかで)がのそのそのそと歩む。
11
大層なことを書いた。口幅ったいことを書いた。身が縮む。遣れないことを書いてしまった。お詫びをしなければならない。
これはわたしのは観念論である。児戯である。理屈を捏ねているだけである。
☆
10cmずつ進んで行く。仏陀の側へ10cmずつ進んで行くのは今生の我がよろこびである。
12
読者の方は読者の方でお考えになって下さると思う。法華経は考えるヒントを与えているように思う。「苦しみを苦しみとしないで済む方法」をあれこれ教えているような気がする。