4
雀さんたちは、お互いの見分けをどうしてつけているのだろう?
僕の目には区別が付かない、ちっとも。
オスメスの違い、親子の違いも分からない。
鳴き声だってそう一羽一羽、変わっているわけではない。
今朝も雀さんたちが大勢で、庭先の籾殻のところへ遊びに来ている。
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雀さんたちは、お互いの見分けをどうしてつけているのだろう?
僕の目には区別が付かない、ちっとも。
オスメスの違い、親子の違いも分からない。
鳴き声だってそう一羽一羽、変わっているわけではない。
今朝も雀さんたちが大勢で、庭先の籾殻のところへ遊びに来ている。
3
我が家の北の窓から見える山々の、新緑が美しいなあ。薄緑色の。
車で上れるところまで上って、森や林へ分け入って行けばいいだろうな。
風景が開けるところで、腰を下ろす。小鳥の声を聞く。
そうすれば身心が清々しくなるだろうな。
2
小さな円い椅子に座って移動しながら、畑の草取りを続けようかな。
四月ももうすぐ中旬に差し掛かる。
早い早い。季節の巡りが早い。
そろそろ、トマト苗や胡瓜苗、茄子苗、オクラ苗などの植え付けも始まるだろう。
1
今日は、さて、何をしようかな?
コロナ鬱を抜け出して、何か楽しいことをしようよ。
お天気がいいから、野良着に着替えて外へ出ようかな。
外は風もなさそう。ぽかぽか陽気は気持ちがいいだろう。
ニュース番組は朝から晩まで新型コロナウイルスの脅威について述べている。感染者数が世界中で増加している。NY州の死者数もふくれあがっている。治療に当たる医療従事者も、これだけ長引いてくれば、疲労が重なっていることだろう。先が見えてこない。どの国の経済も冷え込む一途。災害は次の災害を呼び込んで来る。活動自粛を余儀なくされているから、当然と言えば当然か。
世相が暗い。暗い暗い。まったく気が滅入るばかりだ。
☆
人間たちは暗い顔をしているが、雀たちはそうではない。そうでなくていられる。
春の日射しの中、いつものように、庭に下りて来て、堆い籾殻を足で蹴り蹴り、口で啄んで、無心に遊んでいる。