<おでいげ>においでおいで

たのしくおしゃべり。そう、おしゃべりは楽しいよ。

おんなの人を恋しがる

2019年01月16日 20時07分27秒 | Weblog

即興詩 「おらあ おんなの人を 恋しがる」         薬王華蔵 

 

おらあ、男だで。しょうもない男だけど、男だで。おんなの人を恋しがる。おんなの人を恋しがらないでいられたら、楽だろうにね。恋しがって恋しがって恋しがる。

そんなに恋しがって恋しがって恋しがるようなおんなの人が、いるものか。いなくてもいいんだ。恋しがってさえいればいいのだ。そういうおんなの人がいるということを、単に夢見ているだけで、いいんだ。

おんなの人はやさしい。とろとろやさしい。おっぱいを差しだしてくれる。

じゃ、それはおんなの人じゃなくて、おっかさんじゃないか。そうかもしれない。おっかさんに抱かれていると、すやすやと眠りにつけた。

なあんだ、だったら、おんなの人じゃないのじゃないか。すやすやと眠りに就きたいだけじゃないか。おんなの人は眠り薬なんかじゃない。眠り薬なんかじゃない。

生き生きとして生きている人がおんなの人なんだ。林檎のように、シャボン玉のように、はち切れて生きている人がおんなの人なんだ。

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ことばで、いい絵を描きたい 安らげる絵を描きたい

2019年01月16日 19時51分55秒 | Weblog

ことばで、いい絵を描きたい。ことばで、いい音楽を奏でたい。ことばで、いい風景を描出したい。ことばで、快感ホルモンの、βエンドロフィンを分泌したい。ことばで、あの人の寂しさを癒してあげたい。ことばで、愛する人の悲しみの濃度を薄くしてあげたい。ことばで、それが一人であってもいいから、安堵を提供してあげたい。本来仏陀がなさっているお仕事を、つまり人々が安心をして生きていいという確証を、その欠片を、誰か一人にでいいから、届けて差し上げたい。

ことばは、人間のことばのようだけど、そうばかりではないのだ。人間を超えた人の、ことばでもあるのだ。利他行をなさっている人たちの、用いる道具でもあるのだ。

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家内は、夕食時になっても、起きて来ない

2019年01月16日 19時45分45秒 | Weblog

家内が寝込んだら、それで全面ストップというのは、いいことじゃない。決していいことじゃない。全面依頼して、自立をしていないってことは、いいことじゃない。第一、だらしがない。赤ちゃんじゃあるまいし。面倒を見てもらってばかりいる。

家内は起きて来ない。夕食時になっても起きて来ない。部屋が真っ暗だ。熱と頭痛と吐き気が続いているらしい。

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いつも何にもしないんだから

2019年01月16日 19時43分24秒 | Weblog

一人では生きて行けないほどに、全面的に寄りかかって、頼り掛かっているのだから、しようがないよ。いつも何にもしないんだから。箸を動かすくらいしかしないんだから、こうなるんだ。

 

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決して仲がいい夫婦をしているわけじゃないんだけど

2019年01月16日 19時41分06秒 | Weblog

決して仲がいい夫婦をしているわけじゃないけれど、寝付かれると困る。しょんぼりとなる。こっちまで元気が出ない。食欲が湧かない。食べても味がしない。困ったもんだ。

 

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女性に寝付かれると家の中が暗い

2019年01月16日 19時31分08秒 | Weblog

女性は太陽だ。女性が病気で寝ていると、家の中は暗い。冷たい。ひっそりとなる。まるで天照大神が天岩戸にお隠れになったようだ。

 

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わたしの番が回って来ても 何もしてやれない

2019年01月16日 17時40分56秒 | Weblog

家内の嘔吐下痢症はまだ快癒しない。お昼からまた吐いてしまった。頭痛の薬も受け付けない。頭痛が止まらないのに、打つべき手段がない。看病も介護も、何もしていない。ときおり声を掛けるばかりで。もちろん、水分の補給はしている。牛乳だとか黒酢だとか、飲むヨーグルトだとか林檎ジュースだとかは買って来て、枕元に差しだした。固形物は喉を通らない。部屋をあたたかくして、彼女はじっとして寝ているばかりだ。元気がない。可哀想に。

自分が病気をしたときには、手厚く看病をして貰っているくせに。わたしの番が回ってくると、何もしない。してやれない。冷たい。

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断食をすると言っておきながら ふふふ

2019年01月16日 17時34分28秒 | Weblog

ふ、断食をすると言っておきながら、食べてしまった。ひょろりと友人が訪ねて来た。山菜おこわご飯を買って、土産にして。「おおい、おるかあ」と大きな声を放ちながら彼は玄関に立つ。いつものことだ。で、さっそく、ぱくぱくぱくついた。腹が減っている分、余計おいしく。「うまいぞうまいぞ」と声に出して。彼の被っている鳥打ち帽が似合っていた。首にはあたたかそうなマフラーも巻いてあった。

耳鼻咽喉科に行って診察を受けて、その帰りだという。おこわ屋さんで、土産を買わないと我が家に立ち寄れなかったものらしい。

 

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我慢が出来なくて うずうずしているのだ、きっと

2019年01月16日 17時28分03秒 | Weblog

玄関に紅梅の小枝2本を飾っている。美しい。これは先日親類の家を訪ねたときに、そこの庭先に咲いていたもの。梅のの古木だ。花のツキがいい。きれいだと褒めたら、手折って貰った。それを持ち帰って来て、玄関の花瓶に挿した。行き帰りには、町並の家々に白梅も蝋梅も見つけた。今年は咲くのが早い。山に入れば、湿地帯には雪柳の蕾がもう膨らんでいるかもしれない。

少々寒くったって、花は咲きたいのだ。我慢が出来なくて、うずうずしているのだ、きっと。

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お手々繋いでみな帰ろう

2019年01月16日 16時55分42秒 | Weblog

もう夕暮れ。まもなく5時。薄ら寒い一日だった。庭の南天が、風に小刻みに揺れている。炬燵に入っていると、うとうとして眠い。でも、眠ってしまうほどではない。却って、少しいらついてしまう。さあて、「お手々繋いで皆帰ろう」の市役所のチャイムが鳴り出したぞ。地上部分が暗くなって行く。帰るのも忘れて遊び呆けている子供は、しかし、ここら辺りには、いない。

 

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