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もう夕暮れ。まもなく5時。薄ら寒い一日だった。庭の南天が、風に小刻みに揺れている。炬燵に入っていると、うとうとして眠い。でも、眠ってしまうほどではない。却って、少しいらついてしまう。さあて、「お手々繋いで皆帰ろう」の市役所のチャイムが鳴り出したぞ。地上部分が暗くなって行く。帰るのも忘れて遊び呆けている子供は、しかし、ここら辺りには、いない。
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もう夕暮れ。まもなく5時。薄ら寒い一日だった。庭の南天が、風に小刻みに揺れている。炬燵に入っていると、うとうとして眠い。でも、眠ってしまうほどではない。却って、少しいらついてしまう。さあて、「お手々繋いで皆帰ろう」の市役所のチャイムが鳴り出したぞ。地上部分が暗くなって行く。帰るのも忘れて遊び呆けている子供は、しかし、ここら辺りには、いない。
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