多病息災発達障害者こよりの日常

両手で数えきれない障害と持病を抱えつつ毎日元気に活動中。発達障害の息子たちの子育ても終え、悠々自適の毎日です。

わが家の常識は世間の非常識

2017-09-12 14:58:07 | 暮らし
介護と 子育てが終わって、楽隠居の身分である。


世間のお母さんと 接する機会も増えた。


私と 同世代のお母さんでも、まだまだ お子さんに手をかけてらっしゃる方が


けっこういて、私は それに びっくりする。


私は 通院で 遅くなる時が結構あるが、家の事は


心配しない。今どこの病院にいるか 家族のうち


だれか 通じそうなものに連絡して、診察を終えて 薬をもらって


帰宅する。途中で 連絡を入れて、夫に余裕があれば 駅まで 迎えにきてもらう。


途中で 子どもからメールが来ても、他のおうちのような


「早く帰って来て」や「ごはんどうするの」などの 内容ではない。


「夕食の分で調味料が切れそうだから、できたら帰りに買ってこい」だの


「今 野菜切ってるけど、スープがいいか パスタがいいか」


「スープは鳥がらか?トマトがいいか?どっち食いたい」とかである。


たまに 違う用件も入るが、「どこの駅に着くんだ?もしOO駅なら


俺も行って 帰りにOO屋に寄りたい」とかそういうたぐいである。


OO屋では ごほうびと称して 私も何か買ってもらえたりする。


その時の 息子の予算と 機嫌で多少変わるが、うれしいものである。


世間のお母さんは お子さんの 身の回りの品も 恥ずかしくないように


心づもりし、洗濯や 食事、自室の掃除まで なさるそうである。


私は 洗濯はするが、息子達が「シミが取れてない」だの


「まだ 臭いがするが、洗剤は何を使った」とか


言い出したので、私の洗濯方法で 困るものは


別に 洗剤や しみ抜き剤代を いただき、それでも



不満が ある時は 洗濯機の空いてる時間に 自分で好きな方法で


洗っていただくことにした。


長男は 私が 買ったことも無い 値段の張る洗剤を買ってきて


大事なものは 自分で洗っている。


次男は 洗剤代と しみ抜き剤代を 生活費や 私の小遣いとは別に出してくれ、


「こことここに シミがついてるから」と 申告してくれる。


私の目では 見つけられない事も多いからである。


料理は リウマチかつ 緑内障の私が 包丁を持つより


長男が次男を使いつつ 二人でした方が早いので、


かなり以前から 私は 料理をしていない。ごく簡単な、


包丁無しでできるもの限定である。


世間のお母様方は、お子さん方の お世話で忙しいそうなので、


夕方の集まりなどの時は 「お金を置いてきて、OOを買うか OOに行ってきなさいと言った」だの


「冷蔵庫に 料理を作ってきた」だの その連絡にも 忙しい様子である。


私には できない芸当である。


生んだ以上 親であることに 変わりはないが、「卒母」をした私は


「お母さん業」を そんなに長く続けていて


楽しいのだろうか?と 思うが、世間のお母さんは


「私が この子の世話をしなければ」と


洗濯や 料理や 自室の掃除(!)に 時間を割くのだなあ、と


びっくりしたのであった。


子どもの部屋なんか、親であっても 許可なく入るのは 抵抗あるし、


許可があっても 私は せいぜいものの受け渡し(届いた代引き荷物の確認とか)


位、ものの数十秒である。


自室の管理ができないなら 個室は与えなくていいと思うし、


個室を与えたら 掃除は 部屋の使用者の責任だし、向こうが


「頼むから 掃除して」と言われたら 代金もらってもいいくらいだと思うが


世間では 違うおうちも あるようだ。


わが家の 常識は 世間の非常識であるが、我が家はそれで平和なので


いいのである。







受験は母親が9割 灘→東大理Ⅲに3兄弟が合格!
佐藤亮子
朝日新聞出版

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