多病息災発達障害者こよりの日常

両手で数えきれない障害と持病を抱えつつ毎日元気に活動中。発達障害の息子たちの子育ても終え、悠々自適の毎日です。

他害について

2016-07-29 15:29:42 | 子どものあれこれ
自閉っ子が園に通っていたとき、まだまだ手がかかる時期に、


自閉っ子を 叩いたり 殴ったりする子がいました。


先生も 気が付かないときに やるので、


最初は 私も 気が付きませんでした。


送迎の 時に場面に出くわして


注意はしたんですが 



聞く気はなし。


しゃべれるお子さんだったので


落ち着かせて 話を 聞くと



「きょうだいに 叩かれてる」こと


「お父さんも 怒ると 叩く」


「かっとなると つい手がでてしまう」



「叩いちゃいけないよって言われると 腹が立つ」とのことでした。




小学校に入って そのお子さんの他害はエスカレートし、


通学団から 外され お母さんの送り迎えに。


でも いつしか お母さんの お迎えもなくなり


きょうだいで 帰ることになったのですが


その きょうだいにも 置いて行かれるようになり


泣きわめく その子を 先生が 見かねて 自宅まで、ということもありました。


やがて 普通級にいた その子は 特別支援級に。


そこで 一番 体格がひ弱で 抵抗する術のなかった 


自閉っ子が いじめの 標的になりました。



時には 大人にまで 手を出すようになり、


私も 叩かれたことがあり、


ある方法で対処してからは 私だけには 手を出さないようになりましたが


自閉っ子への 他害は ひどくなる一方でした。


先生も 手に負えない状態で、


また ある日 自閉っ子は その子に 傷を負わされました。


ちょうど 用事があって 迎えに来た その子のお母さんとばったり。


お母さんに事情を話したら

こともなげに 


「ああ。やられたんなら うちの子にやり返してください。じゃあ。」



さっさと お子さんを連れて 帰っていきました。


私は 自閉っ子が この言葉をそのまま 真に受けたら大変と思い


暴力に 暴力で 応じることの無いよう


自閉っ子のわかる言葉で 伝えました。


その子との お付き合いは 10年以上に及び、


先生方も 支援級の ほかのお子さんのお母さんも 手を尽くしてくださいましたが


自閉っ子や ほかの子への 他害は 治りませんでした。


自閉っ子と同じ年。


今は どうしているのかなあと 思います。


高等部は 別なところへ進学したのですが


親御さんに問題意識が 


なかったし 教育方針が


「叩いて いうことを聞かせる」という風だったので


他害が 続いていないことを 祈るばかりです。


知的には うちの子より高くて 賢かった子。


人なつこくて 機嫌のいい時には いい笑顔を見せてくれた子。


いつまでも忘れられない 記憶です。



















支援者なくとも、自閉っ子は育つ 親子でラクになる34のヒント
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障害者は 安楽死させればいい

2016-07-28 05:46:27 | 日記
相模原の事件。


報道は 見ないようにしていますが


移動の車中で 夫が TVやラジオを付けるし


病院には 新聞が おいてあり それを 読んで話題にする人もいて


いやでも 耳に入ってきます。


新聞を 読んでた 70代くらいのおじいさん。


「こういう(障害者)のはなあ、安楽死させればいいんだわ。


税金使うだけで 何も役に立たんのだし。


役立たずを 成敗したんだから こいつ(犯人)は 英雄だわ。


表彰したっていいくらいだと わしは思うな。」


こういう考えの 人が いることは 以前から知っていたけど、


身近で 言われると ショックが 大きいです。


いま自分を立て直すのに 必死です。












ナチスドイツと障害者「安楽死」計画
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自閉っ子が治っちゃいけないらしい

2016-07-25 06:04:06 | 修業について
「支援者なくとも自閉っ子は育つ」は


支援がなくとも 親が 家庭でできることだけでも


自閉っ子や 兄ちゃんは 治っていきましたよ、ということを


伝えた つもりです。


もちろん 端々に 私の 発達が よくなったことも 書いてあるので


大人でも 子供でも あきらめずに 修行に精出してほしいなあというのが


私のメッセージです。


でも それが 納得できない 気に入らない


「治るなんて 根拠もないのに 口に出すな」という声も


私の ところに 届いています。


予想はしてたんですが やっぱりいますね、こういう方々。



専門家、支援者のいうことしか 信用しない人。


それで うまく発達していってるんなら それはそれで いいんですが


そうでない場合も いっぱい目にしてます。


でも そういう方にとっては


うちの 兄ちゃんや 自閉っ子は


「変な 成功例」なんだそうで


逆に 公言したり 本だしたりして


混乱させて ほしくないんだそうです。


はあ。


これからも 批判いっぱい来るでしょうが


私は 自閉っ子や 兄ちゃんと 修行したことは 間違ってないと思うので


これからも 修行を 勧めていきたいと思います。













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ブログ始めて一年が。

2016-07-23 08:03:15 | 日記
知らないうちに ブログ始めてから 一年が過ぎていました。


当日に 書きたかったのに、気づいたの昨日。


今日は 369日目だそうで。


ああああ。


注意欠如にも困ったもんです。



一年かかって 振り返ると アクセス増えたり


色んな新しい出会いがあって


ここでブログ 始めてよかったです。


あっちこっちで ブログやってましたが 続かなくて 放置したのや


いろいろありましたが


ここが 続いているので また 徒然を 書き綴っていこうと思います。


一年 たったので 自分に ご褒美したいなあ。


もうすぐ 兄ちゃん&自閉っ子のお給料日なので


たぶん また お小遣いくれるはず。



大きな 本屋さん行って 本をあさって 来たいですねえ。


東急ハンズも行きたいなあ。



楽しみです。











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私の人生

2016-07-22 22:36:45 | 修業について
支援者なくとも自閉っ子は育つ、を読んだ方から 感想を いくつかいただいた。



破天荒というか 自由奔放というか 普通のお母さんではないわね、というものや


さぞ ご苦労なさったでしょうというものから(これが けっこう多かったので びっくりした)


自閉っ子に会いたいとか 兄ちゃんに 会いたいとか



どうやって 自閉っ子たちを 育ててて 悲観的にならなかったのか、とか。



私としては 普通の 暮らしをしてきただけなので



別に 苦労したとは 思ってないし


大変な 時期もあるには あったけど


結婚して 家族で 一緒に 暮らしていけば 危機というのは 何度か 訪れるもので


そこで 踏ん張って 自分と家族を守ってきただけのことなので


特別な こととは 思ってないです。



強いていえば「当たり前」のことを ただ こなしてきただけです。


夫の家族の世話とか 同居してるんだから ついでに やってきただけだし


夫が 大事に思ってる家族だから 私も 同じように接してきただけ。



子どもだって 自分が 生んだ子だから 育てるのは 当たり前の事だったし


結婚して 家族を持ったら 誰だって大なり小なり


いろんなことが あるわけで。



いろんなことが あったおかげで 自分なりの修行もできて


私自身の 人生も豊かな ものになったし


出会ってきた人たちには 感謝です。


本を出させてもらった おかげで 新しいご縁が 増えたのもうれしい限り。


この本を 読んだ方が 修行の 意味に気づいてくださって


お役に立てれば うれしいと 思うだけです。


修行をしてみたい、というママさんからの オファーもあって、


夏休み明けには 個人的な 依頼で 面談の予約があります。



団体からの依頼で 決まっている お仕事も二つ。


私自身は 微力な存在ですが


修行を 広めるために 活動していきたいなと思います。




















支援者なくとも、自閉っ子は育つ 親子でラクになる34のヒント
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