多病息災発達障害者こよりの日常

両手で数えきれない障害と持病を抱えつつ毎日元気に活動中。発達障害の息子たちの子育ても終え、悠々自適の毎日です。

娘さんがいなくてカワイソウ教の人たち

2019-12-11 04:36:08 | 日記
わが家は夫・息子二人・私の4人家族である。


昔は 夫の母や祖母がいたので、男女比に偏りはなかったが、


現在は女性は私一人である。


外で働くのは男性陣で、家事は私が一手に引き受けて・・・はおらず、


外で働き帰宅しては家事に精出す我が家の男性陣。


非常に不公平なのだが、我が家ではこれが平常である。


私が通院その他で遅い時や、宿泊で家を空ける時も、


自分が留守の間の家事を心配する事はない。


むしろ 私がいない時のほうが、男性陣は快適らしい。


男三人で、楽しく過ごしているらしい。


家事能力は性別よりも本人の適性と経験だと思っている。


料理は私よりも長男がうまいし、掃除や片づけの能力は夫の方が上である。


男手女手、と言う言葉も死語に近くなってきたなあ、と私は思うのだが、


「お宅は娘さんがいなくてカワイソウねえ」と言われる事がある。


何の事だか最初はわからなかった。


そのまま聞いていると、いかに息子というものが当てにならないか、


それに比べて娘は素晴らしい、と言う意味のことが延々と続く。


そうした思想を持つ人は少なくなく、


「娘さんがいなくてカワイソウ」教はけっこう普及しているようだ。


熱心に話してくださるが、私は娘を持ったことがないので、


娘のいる生活というものをしたことがない。


比較できないので、黙って聞くだけである。


皆さん口を揃えて、


「男の子なんて、結婚したらお嫁さんのいいなりなんだから」とおっしゃる。


結婚して新しい家庭を持ったら、夫婦でやっていくのが当たり前では、と


思ったが、まあ人それぞれということで。


ご自分の息子がお嫁さんのいう事を聞くのが許せない、と言う方も、


ご自分のご主人には母親の意見よりも妻の自分の意見を尊重してほしいと


お望みのようで、


ご主人には「母親よりも妻の自分」


息子さんには「妻よりも母親の自分」


を尊重してほしいようである。変なの。








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人生相談

2019-12-07 15:29:19 | 日記
ある人から、悩みの相談を受けた。


数年付き合っている恋人がいる。お互い結婚を考え始めた。


いつもはデートを兼ねて外食するのだけど、


恋人が手料理を振る舞うからと言い出し、部屋へ行った。


料理を作ってくれて、二人で夕食。


その料理に入っていた人参の皮がむかれてなかったり、


きのこの石突きが少し入っていたりが気になって、


その人は食べられない部分を残したのだという。


で、後片付けになり、恋人からは料理を残した理由を聞かれた。


その人は正直に理由を話した。


相手の方はむくれて、「もう料理は作らない」といい、


それ以後連絡がないのだという。


「自分はどうしたらいいですか」と聞かれたのだが、


ご本人は 自分に非があるとは思っておらず、人参の皮や


きのこの石突きは「気持ち悪くて食べられない」し、


「食べようとも思わない」そう。


でもその恋人の事は気にいっていて、「結婚はしたい」そうだ。


私が話したのはこんなこと。


料理以外にも、一緒に生活をしていく上で、あなたが


「こんなこと、信じられない!」「受け入れられない!」と思う事が


たくさんでてくると思う。それはどっちが正しいと判断できるものではなくて、


人ぞれぞれ生まれ持った素質や育ってきた環境の中ではぐくまれた物が違う以上、


どんな人とお付き合いをしても避けられない事だと思う。


どこまで受け入れるか、どこに目をつぶるか、という事は


それぞれが判断することなので、私は何をどうするのがいいかはわからない。


結婚生活をするなら、こうした事はいくらでも起きる。


結婚だけでなく、人と人がある程度密に関わるようになれば、


お互いの文化の差から来る衝突は付き物で、


それは正しいか正しくないかではなく、お互い歩み寄って行くしかないと思う。


「人参の皮やきのこの石突きを料理に入れるのは非常識」という考えを、


恋人に強要するのは行きすぎかなと思った。


その後 お二人がどうなったかは、私は知らないけれど、


両方が歩み寄らないと難しいかなあと思った。


ちなみに、料理を振る舞った方が定型発達の男性で、


料理を残したのが発達障害の女性です。私は女性の方と少しお付き合いがありますが、


男性の方とは直接会ったことはありません。


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