多病息災発達障害者こよりの日常

両手で数えきれない障害と持病を抱えつつ毎日元気に活動中。発達障害の息子たちの子育ても終え、悠々自適の毎日です。

発達のヌケの取戻し

2018-01-09 12:21:15 | 発達のヌケ
先日の コンディショニング講座では、様々な方に会い、


講座の中での実践や 自分の体験を話す事、他の人の質問や


それに対する答えなども 聞けて、いい学びの時間になりました。


講座後も、饗宴に参加し、新幹線に乗れるギリギリの時間まで


皆さんと ご一緒でき 楽しい時間でした。


皆さんにいただいた お土産を、夫に見せたら喜ぶだろうなあ、と


思いつつ、自閉っ子を通して 現在地や 駅への到着時刻などを


連絡していました。


自宅の最寄駅に 着く時刻を連絡しておきましたが、


自閉っ子から「もう着いたよ。お父さんが 行くっていうから」と


予定の30分以上前に ラインが来ました。


これが 今日講座で 学んだ「自発性」「やる気」なのかなあ、と


びっくりしながら「今 まだOO駅だから」と返信。


到着してから 車で待つ二人を見つけ、「ありがとうね」と


いいつつ乗り込みました。


「早く来てくれててうれしかった!おかげで一人で暗い場所で待たなくてよかったわ」と


声をかけて自宅へ。


帰宅して お土産を夫に一つ一つ手渡し。


いつもは 待ちきれずに ガサガサ包みをあけてしまいますが、


今日は「どれから あけようか?」と家族に相談です。


「シウマイは 今日の家に食べた方がいいからそれを食べてからにしたら」と


言ったら 他の物をきちんと片づけて、シウマイが蒸しあがるのを待っていました。


食べながら「これは シューマイではない」と相変わらず言い張るので、


私も 適当に話を合わせて しまいました。


ところが。


後で 洗い物をしながら 聞こえてきた自閉っ子と夫の会話。


「お父さんは シューマイじゃないっていうし、


お母さんもハイハイっていってたけど、お母さんはうそついてる。


あれはシューマイだと思うよ。


田舎には無い物が 都会にはあるし、逆もあるでしょ。


自分が知ってる事だけが 本当だと思ってると損するよ。


お父さんには ちゃんとしててほしいから、


わかってね。」「そうか。わかった。ああいうシューマイも都会にはあるんだな。」


「うん。いつかお父さんとあのシューマイを一緒に買いに行きたいよ。」




聞いてて、涙が出ました。


自分の名前も 話せなかった子。文字の読み書きが


なかなかできなくて、「一生無理でしょう」と宣告された子。


その子が、私の適当さを見逃さずに、一生懸命父親に話をしてる。


夫も、その言葉を受け入れてる。


何かに執拗にこだわっていたら 自分の世界が狭くなる。


これは 自閉っ子が 生きてきた中で、実感してきた事なんだと思います。


だから、父親に 同じことで躓いて欲しくなかったのでしょう。


私より、うんと 大人になりました。


私が 介護をしていたのと、介護あとは家族が減ったので


あまり使わなくなった部屋に 今朝 探し物に入ったら、


家具に「おとうさん」と 自閉っ子の文字が。


多分10歳くらい、睡眠障害が治って、いろんな事に


意欲を持ち出し、出来る事が 増えていった頃です。


「おとうさん」のあと 何が言いたかったのでしょうか。


おとうさんが好き、かなと 私は思ってます。











元刑事が見た発達障害 真剣に共存を考える
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花風社

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (東北在住の元行動障害当事者(仮名))
2018-01-09 18:18:44
ブログの写真の「おとうさん」の文字にほっこりしました(*´꒳`*)


こちらでは初めまして。
先日のコンディショニング講座で、開始1時間前にロビーで一緒にお話できて嬉しかったです。お土産まで頂きありがとうございます。まだ自宅に着いてないので着いたら大事にしたいと思います。
またどこかでお会いできた時はどうぞよろしくお願いします。
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ありがとうございます (こより)
2018-01-10 19:18:39
私もお話出来て楽しかったです。またお目にかかる機会を楽しみにしています。
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