多病息災発達障害者こよりの日常

両手で数えきれない障害と持病を抱えつつ毎日元気に活動中。発達障害の息子たちの子育ても終え、悠々自適の毎日です。

本格的に片づけ中

2023-10-25 16:26:00 | 家事
結婚した時は、夫の祖父母、両親とも健在で、我が家のスペースはきっちり分けられていた。それぞれの世帯のプライベートスペースに、許可なく立ち入る事は無く、何か手伝って欲しいと言われない限り、私も入らない様にしていた。

共有スペースには私物は置かない。掃除はその時手が空いた人がする。掃除好きな夫の母が元気だった時は、家はきちんと片付いていた。時は過ぎ、皆年を重ねて、家事に割ける時間も少なくなっていった。その分私が担う部分が多くなったが、子育てや様々な事情が重なり、三人の女性でこなしていた家事、特に掃除がうまくいかなくなった。

我が家を訪れる人達の中には、おばあさんが元気な時は、いつも片付いていたのに、と眉を顰める人も何人かいた。申し訳ないと思いつつも、並以下の家事能力しかない私はお手上げだった。

家事を衣食住で分けるなら、私が一番好きて得意なのは 衣 の部分である。衣類を購入する時に、自分で手入れできるか、日常着なら、簡単に洗えるか。安くても手入れに特別な洗剤やクリーニングの必要があるなら、コスパを考えて見送る時もある。

洗濯前にほころびや破れ等ないか調べて、補修してから洗う。病気が増えて、長時間針を持てなくなったが、繕い物は私の好きな家事である。

洗濯にさえ気をつければ、衣類はかなり長持ちする。衣類は着る時よりも洗う時にダメージを受ける。我が家のモットーは、「良いものを長く着る」ではなく、「普通の品物を長持ちさせて着る」である。

食の部分は、夫の祖母や母に習ったのを踏襲し、自分なりに加えたレシピもある。あまり上手ではないので、基本手をかけず簡単なメニューである。

普段は麦入りの米飯に、汁物とおかず一品か二品。時間があったり、手間をかける意欲がある時はちょっと豪華。夫も息子達も、米飯派なので、よそのお宅よりは和食が多いと思う。

私が作れるのは、日常のご飯のおかずなので、綺麗な出来栄えとかにはならない。盛り付けも適当だが、皆それで良いようである。綺麗なお弁当、可愛いお弁当をねだられた記憶はない。おにぎりの具やおかずについて要望はあったが、夫も息子達も詰め方にはこだわらないのでありがたかった。

洗濯も補修も、保管の時の手入れも苦にならなかった。料理はいわゆる田舎料理で、塩味噌醤油の味付けなので、茶色のおかずばかりである。しかし生来苦手な片づけと掃除は、指導してくれた夫の祖母と母亡き後は、何をどうしたら良いのか分からず、次第に散らかり放題になった。時々思いついて片づけていたが、四世代で暮らしていたので物が多く、死蔵スペースも増えた。

視界に入れないようにしていたが、一念発起して、プロの手を借りることにした。夫は片づけには賛成だが、家事全般得意な祖母と母に育てられた人なので、人の手を借りる、しかも有料?と渋い顔だった。

自分一人ではただ迷うだけで捗らない片づけも、人がいてくれるとどんどん進む。ゴミはここへ、必要ない物はここへ、指示してもらうと私もスイッチが入る。

まだ二回来てもらっただけなのだが、大量の不用品とゴミを持ち帰ってもらい、スペースも広くなるし、気分もスッキリである。

「ご自分で必要な物を収納して、そこからはみ出した物を処分していけると、もっと捗りますよ」とアドバイスを受けた。

本当に使えない物はゴミとして捨てて、必要だと思う物をわかりやすく収納するようにした。長年かかってあちこちに押し込んだ死蔵品の処分にはまだ時間がかかりそうだが、毎日ゴミを集め、使えそうだけれど私には管理しきれない物を紙袋や段ボールに詰めては夫が休みの時にリサイクルショップに持ち込んでいる。

大した値段にはならないが、ゴミにするよりは誰かの手に渡った方が良いと思っている。時には思わぬ高価格になったりする。そんな時は夫とランチをしたり、スーパーで普段よりちょっと良い物を買ったりする。

そのうち捨てよう、そのうちに処分しようと家の中に置くうちにそれが定着してまた散らかるんですよ、今決めないと、とプロに言われて、考えを改めて毎日少しずつでも片づけをして、家から不用品を減らす努力をしている。

片づけを始めてから、お金や物の流れがスムーズになり、臨時収入が増えた。金額は数十円から多い時は万単位。

お金持ちの家はスッキリしていて、お金に困る人の家は物でごちゃごちゃしていると聞いた。全部がそうと言いきれないが、片づけを始めてから明らかに臨時収入が増えたので、これからもコツコツ片づけを続けて、気持ち良く年末年始を迎えようと思う。

高額本が欲しい。

2023-10-23 13:02:00 | 自分への投資
欲しい本があるが、買うのを躊躇している。あまり万人受けしなさそうな歴史の本で、発行部数が少ないせいか、一冊一万数千円する。

本にはお金を惜しまない私だが、一冊一万円超えるとやはり悩む。中古なら三割から四割安だが、人に受けない本を執筆して、販売まで漕ぎ着けた筆者の為に、新刊書店で購入して差し上げたいと思う。

そこで今月から本の為の貯金を始めた。買い物の時に付いたポイントや、クーポンを使って浮いた分を、無かったものと考えて、その分貯金する。

10ポイント付いたら10円、100円値引きクーポンを使ったら100円、10%オフのクーポンを使ったら、値引き分を貯金である。

細かいお金も、塵も積もればなんとやら、で、今日までに何と二千円を超えた。これから年末にかけて、買い物や支払いの回数も増えるので、もっと早いペースで貯金が増えそうである。すでに消費税分はクリアしたので、後は本体分を貯めればいい。

来月いっぱい頑張ってみて、足りない金額はお小遣いから出して買うことにした。

お金がら貯まるのも楽しみ、本が買える日が近づくのも楽しみである。



入院中の構ってちゃん

2023-10-18 16:42:00 | その他
入院するといろいろ制限がある。持ち物の数にも制限がある。多額の現金の持ち込みも禁止である。医療費の支払いは退院時だから、入院中は自販機や売店での買い物くらい。病状によっては病棟から出ることも許可か付き添い付きである。

女性はメイク禁止、着る物は病院の指定病衣、自分のパジャマを着る人もいるが、どの人も見た感じ大差ない。こうなるとあとは持って生まれたものが大きい。

すっぴんにパジャマでも、上品な女性は雰囲気が違う。もろに性格と育ちが出るのが面白かった。逆にニコニコして明るい感じの人がスタッフには横柄だったりもした。

男性でやたらスタッフを呼びつけては、何か言いつける人がいた。声が大きいので、別の部屋の私にも丸聞こえである。

スマホの充電をしろ、喉が渇いた、お茶買ってこい、家族に電話しろ、などなど。おうちでは何か言えばご家族がなんとかしてくれてたんだろう。お仕事場でも部下にあれこれさせてたんだろうな。

ここは病院。患者は平等でも、スタッフが優先するのは病状が重い人。この男性、外では何か肩書きがありそうだが、それが通じないのでイライラしてて、みんなにあしらわれてちょっと気の毒になった。

ご家族が面会に来るのは週一回、自分の言うことを聞いてくれる人がいないので、それが大きなストレスなんだろう。

「俺は誰々だぞ!」でなんでも思い通りになった世界から真逆の世界に来て、大変だったろうなあ。

スタッフにお茶買ってこいと言っても、今は無理ですが後からならとスルーされて、「買ってこないと水道の水飲むぞ!」と叫んでいたのが聞こえて、思わず吹き出しました。「どうぞ〜」と言われて無言になったあの人、今頃おうちや職場でわがまましているのでしょうか。


久々に入院した話 番外編

2023-10-07 21:12:00 | 忘れ物
退院してしばらく経ったが、なかなか支払いが終わらずにいた。やっと届いた請求書を持ち、支払いを済ませてホッとした。

たくさんの主治医に入退院の報告をして、入院していた日々も過去となったある日、とある保険会社から郵便が届いた。

私は持病がたくさんあり、入院経験もある。若い時に加入していた生命保険は、更新の時に見直した。結果これだけの持病と手術や入院の経験がある方は、別の保険に加入し直しですねと言われ、保険料の高さで加入を諦めた。

お手軽な保険ですよと知り合いにお願いされて加入していた保険があったが、経済事情が悪化した時に解約した。解約しても払い戻しはありませんよ、保障を低くして、引き続き加入した方が良いですよと何度か言われたが、毎月の出費を抑えるのが優先で、それ以外の選択肢は無かった。

もう一つ入っていた保険があったが、引き落としが少額だったのと、やはり誰かに勧められて入ったらしく、誰に連絡したらよいのか記憶がない。手元に保険証券もない。解約せずにずるずる時間が経っていた。

今回郵便が届き、契約内容がはっきりした。契約を勧めてくれた人が誰かも判明した。手続きをすれば入院日数に応じていくらかの金額が下りるとあった。

記載された電話番号に連絡してみたが、私が加入した当時の担当者はすでに退職しており、新しい担当者は私の事を何も知らない。私も加入当時の記憶があやふやである。

とりあえず手続きに必要な書類を送ってもらう。これは電話した翌々日に届いた。公立と違って民間は早いなあと驚いた。

「ご記入後、同封の封筒に入れて返送ください。」
申告書、保険金請求書、何枚かの書類と記入例が添えられている。それは良いが、添付書類を見て血の気が引いた。

病院の領収書と入院中の診療明細書のコピー。

あああ。

支払いした後、領収書どこに入れたっけ?診療明細書、退院する時に受け取ったけど、他の書類や紙類が膨大で、こちらも行方不明。

以前も違う保険の手続きをした経験があるが、その時は領収書や診療明細書なんて要らなかった記憶が。

よくよく書類を読んだら、「診断書は有料でしょ、発行に時間かかるし、何度も病院行くのも面倒でしょ。病院の領収書と診療明細書のコピーでいいよ(大意)」

あー。がっくり。診断書もらってくればいいと思って、他の書類が必要になるとは予想してなかった。

保険も進歩してて、良い時代ですが、私はしなくていい苦労を何日かして、書類見つけてコピーして、先日保険会社に送りました。

あー疲れた。要らないと思った物が、いつ必要になるかわからないので困ったものです。書類の整理と保管方法を、これから考えないといけません。

無くしたら再発行というやり方で何度も乗り切ってきましたが、今回それが通じない事態に慌てふためきました。今後の人生の課題です。

振り返れば忘れ物と失くし物ばかりの人生、多分食事に費やした時間よりも、探し物に費やした時間の方が長いはず。

とっくに人生の後半戦に入ってますが、少しでも失くし物が減らせますように。



久々に入院した話 最終話

2023-10-07 20:18:00 | 病気あれこれ
無事退院して、荷物の整理やら留守中に溜まった家事を片づけていた。翌日からかかりつけ医をはしごして、退院の報告と今後の療養の相談に忙しかった。

後から送ると言った支払い伝票は、数日待っても届かない。入院する時に退院時に支払いをすること、後日払いたい時は事務課で手続きをすること、一定期間支払いがない時は保証人に連絡が行くとしつこく確認されたのに、こんなのでいいんですかあ?と問い合わせの電話をしたくなった。

支払い金額もわからないので、不安である。我が家から病院は離れているし、平日の昼間しか窓口は開いていない。毎日ポストを見ても病院からの郵便物は来ない。

郵便事故でも起きたかも、と思ったその日に郵便が届いた。金額を確かめ、夫に報告したら、目を回していた。無理も無い。夫は成人してから入院の経験がない。夫の家族は何度か入院したが、支払いはほとんど夫の父がしたので、夫にとっては久々の経験である。

前回私が入院した時は、日数が短かったので、支払いも今回に比べたら少額だった。前回と比べて負担が大きかったのは、医療費より食事代その他。食事の患者負担の計算方式が変わり、外食するよりは安いけれど、一食当たりの金額は予想よりも多かった。

明細をチェックしたら、その他にもあれこれ支払い項目があった。非課税世帯や後期高齢者、その他社会的弱者には請求されない項目も、私に対しては請求される。

夫も非正規とはいえ仕事に出ているし、息子達も社会人として働いているので、こうした負担が払えるのはありがたい事である。

夫と息子達が相談し、支払い分の現金を渡してくれた。振り込みしても良いとあったが、夫が休日に病院まで送ってくれると言うので、お願いした。

病院の支払い窓口に出向き、無事に支払いを済ませたが、レンタル病衣の請求書がまだ来ない。以前は病衣の利用料も一括で請求が来たが、今は病院から独立して民間業者が請け負っている。

業者の受付カウンターまで行き、先月退院したが、まだ請求書が届きませんがと尋ねてみた。カウンターのお姉さんは私の名前や利用歴を聞く事もせずに、事務処理は済んでるはずだから、そのうちに請求書が届きます。と言ってすました顔である。

私は専業主婦だし、家族が平日に休みだったりするからこうして病院に来たり銀行で振り込みしたりもできるけれど、介護や子育てで外出が難しい人や、家族全員フルタイムで働く人はこうした時に大変だろうなあと思った。

病院の請求書も病衣の請求書も、普通郵便なので土日祝日は郵便業務はお休み。事務処理も時間がかかり、郵便業務も平日のみで、予想外に遅れて届いた。

数日後にレンタル病衣の支払いを済ませてホッとしたが、使用の都度支払いができたら便利だと思った。自販機でお金かプリペイドカードを入れて、サイズを押したら受け取る仕組み。どこか実用化してくれたら良いなあ。