多病息災発達障害者こよりの日常

両手で数えきれない障害と持病を抱えつつ毎日元気に活動中。発達障害の息子たちの子育ても終え、悠々自適の毎日です。

夫、総合病院で検査をする

2023-06-25 06:13:00 | 
夫は70歳である。年齢の割には健康状態は良い。血圧がやや高めであるが、これは遺伝的なものなので心配ないと私は思うが、夫のかかりつけ医はデータや平均値に基づいた判断しかしないので、夫はそれを鵜呑みにして医師の言うことに全幅の信頼を寄せている。

いざ、という時にかかりつけ医がいると役に立ちそうなので、夫の通院も許しているが、そのかかりつけ医から、検査を勧められた夫。先日総合病院まで出かけました。

検査のお知らせ、と書かれた用紙。原本からコピー、そのコピーから再度コピーを繰り返し、文字が滲んでしまった用紙には、
「朝8時には来院願います」とあった。

夫は普段開業医にしか行っていない。数年前にちょっとした病気にかかり、総合病院に行った事はあるが、多分夫の記憶からは消えている。

8時ちょうどに着けばいいなあと夫の顔には書いてある。いつもの病院なら、駐車場から数歩歩けば入り口で、ドアを開けてスリッパ履いたらもう受付、受付の向こうは診察室であるが、総合病院はその数十倍の広さだ。受付、外来、検査室がどれだけ離れているか、患者がどれだけの人数いるか、夫の頭には多分無い。

我が家から総合病院まで、10キロ以上ある。8時に着くには渋滞も考えたら7時に出ても間に合わないような気がするが、夫に話しても気の無い返事が来るだけである。

その日は私も他の病院にかかると知り、夫は「お前を駅前で降ろしてから、俺は病院に行くわ」と夫は呑気なことを言う。

・・・嫌ーな予感。

当日の朝はあいにくの雨。雨の日は道が混むので、出発を早くしようと夫に持ち掛けたが、何の根拠も無いのに大丈夫だと言う。

私が何を言っても聞いてくれないので、夫に任せて私は私で策を練ることにした。

さて出発。時間は7時を回っている。我が家を出てしばらくは山道で、地元民しか走らないのでスイスイ車は走る。当たり前なのだが、夫は渋滞なんかする訳ないだろ、お前はバカだなあと言う。

私を駅で降ろすつもりの夫の顔がやや曇ってきた。天気は雨である。普段駅まで自転車や徒歩で向かう人が、車を使うので、交通量が多い。当然スピードは落ち、信号待ちの時間も増えた。

夫は時計を覗いてはため息である。駅で私を降ろすこと自体夫には大きなタイムロスなので、駅はもういいから、総合病院まで先に行った方がいいと言ったが、予定変更はしたくない夫は、ますますイライラしている。

このままだとどう考えても8時には間に合わないから、病院に遅れるかもと電話入れようと言ったが、夫は急げば間に合うと言う。

時間に間に合っても、総合病院の駐車場も混んでるはずだし、受付するにも人がいっぱいだから、念のため病院に連絡しようと渋る夫を説得し、電話をかけた。

道路が渋滞しているので、到着が少し遅れます、と話し、夫には慌てなくても大丈夫だからと話した。

駅近くまで来たが、やはり駅に向かう道は大混雑なので、駅までは行かずに降ろしてもらった。夫は駅まで行くと言ってくれたが、歩けるから大丈夫だと車を降りた。

夕方帰宅して、息子達にもこの事を話したら、雨の日はただでさえ道が混むし、ましてや駅に行く道が空いてる筈ないよ、お父さんが通勤に使う道はいつでもスイスイだけど、国道や県道はめちゃくちゃ混むからなあ、と。

夫は遅れたとは言えなんとか病院まで行けたものの、駐車場で待たされ、受付でまた待たされ、検査室まで行った後「他の方を先にご案内しましたので、しばらくお待ちください」でまた待たされたとか。検査より待ち時間が辛かった様子。

検査の結果が出るまで、10日ほど。良い結果が出ることを祈るだけ。